サッカーW杯で、日本代表がセネガルと2-2で引き分けた25日未明、大阪・道頓堀の戎橋には試合後、約500人のサポーターが殺到。ニッポンコールが起こり、一斉に橋の上で飛び跳ねたために、橋が揺れ、各所で悲鳴があがる騒動に発展した。
橋を管轄する大阪市建設局は、橋の設計上、500人が一斉に飛び跳ねる行為までは想定しておらず、安全が確約できないとして、危険行為を控えるよう注意喚起した。
戎橋には、試合終了後の午前2時すぎ、試合を見届けた若者が続々と集まり、橋の上でニッポンコールを合唱しながら、飛び跳ねた。橋が不気味に上下に揺れはじめ、各所で悲鳴があがり、地震が起こったのかと不安がる人も。危険な状態となった。
大阪市建設局によると、戎橋は大正時代にかけられた橋を約10年前に現在のものに架け替えた。大阪ミナミの観光名所で、同局は500人程度の人が集まっても十分な耐性があるが、500人が一斉に飛び跳ねる行為までは、設計上、想定されていないと説明。同局は「橋の上で大勢で飛び跳ねる危険な行為は、控えていただきたい」とした。
25日未明は、午前3時すぎに、警察が制止するまで、川へのダイブ行為も続き、約20人が飛び込んだ。川の両岸にはスマホを構えた群衆が集まり、ダイブのたびに大きな声があがった。
大阪市環境局の担当者は「飛び込む人の健康」という観点から、次のようにアドバイスしていた。
「道頓堀川の水質は、大阪市内で見るとそれほど悪くないほうですが、そのまま飲んで良いレベルではありません。
大勢が飛び込むと、下水が整備される前に沈殿した有害物質が上にあがってくるおそれもあります。飛び込むのはやめたほうがいいですよ」
結論的には、飛び込みそのものには「法的な問題はない」ということだった。ただ、むやみに飛び込めば、ケガをしたり、他人に迷惑をかけてしまう可能性はある。
もし今年、阪神が日本シリーズを制すれば、より大きなお祭り騒ぎになるのは間違いないだろう。タイガースファンとしては、阪神の制覇を願うと同時に、勝利に喜ぶファンたちがケガをしないよう、心から祈りたいと語る。
平成26年の大みそかの夜、大阪・ミナミ。約6600人が結集した道頓堀川沿いに、新年に向けたカウントダウンの大合唱がこだました。
年が明けた瞬間、水面からの高さが5メートル以上ある戎橋から、数人が道頓堀川にダイブ。大阪府警によると、こうしたお祭り騒ぎは約20分間続き、男女計63人が道頓堀川に飛び込んだ。
飛び込んだ人は直後に川岸をよじ登るなどし、自力で川から脱出。厳しい寒さに堪えられなかったのか、近くのコンビニにバスタオルなどを買い求める姿も目立ったという。
だが、年明けから約10分が経過したころ、ある女性から1本の通報が寄せられる。
「(飛び込んだ)男性が上がってこない」
戎橋の西約50メートルにある道頓堀橋から飛び込んだ男性が、沈んだまま浮かび上がってこなかったのだ。
道頓堀の橋の飛び込みはとても危険。
死の危険性や、病気になる恐れがあるということがある事実。
サッカーや野球のスポーツでの歓喜やネタで飛びこむ人達がいるが、全力で止めて行かないといけない可能性があります。
不幸が起こってからは遅いので本当に冷静さを保って欲しいと思います。