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エアコンを売ったお客が理不尽クレームつけられた‥‥が娘をお嫁にもらった!?

2018/06/11 UPDATE
 
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家電量販店で働いている俺

ある日、凄い形相で

店内に入ってきた一人の男性客

あたりをきょろきょろ見回している。

(クレームか?)と思っていた矢先

男性客が俺のほうめがけてズンズンやってきた

客「このエアコンお前の担当で買ったんだぞ! 

こっちはきちんと要望を伝えたのに何だこのザマは! 

新築の家が台無しだ、建て替え代を払え!」

俺「申し訳御座いませんお客様! 

すぐにでも室外機の付け替え作業を

行いまして対応させて頂きます! 本当に申し訳御座いません!」

(ここで改ページします)

(いやいやオッサンあんたが言ってるの

2台目のエアコンだよな? 

俺が売ったの2台目で、

今回問題が起きてるのは

別のスタッフが売った1台目だよな? 

あーでもウチの人間がやった事だから

怒るのももっともだし頭下げねーと問題でかくなるし

建て替え代とか無理に決まってんだろ

精々が店長に

相談して大幅値引きか工事費返還が良い所だよ

あー早く帰ってアニメ見てーー。)

結局、取り外し&付け直し工事。

「今度は間違いのないように」

という名目で販売員の俺も工事に同行。




(ここで改ページします)

家に着くと

客の勘違いだった事が判明して客の奥さんブチギレ。

夫婦そろって土下座される。

その後リピーターに。

しばらくして

客の娘「あの‥

1人暮らしをしたいので家電を見繕ってほしいんですが…」

提示された予算内で商品を紹介。

しかし引越しシーズンなので数点が在庫切れ。

他店の知り合いと連絡を取り合い

ギブ&テイクで交渉成立。値引きして販売終了。

客の娘「ありがとうございます。

親切に対応してくださって助かりました」

その後、何事もなく引越し&家電の搬入終了。

3年後、客の娘が1人暮らしするエリア(他県)に転勤。


(ここで改ページします)



ある時、

客の娘「部屋のエアコンが壊れたので、

新しいものに買い替えたいんですけど‥‥あれっ?」

俺「はいエアコンですね。

お客様のお部屋は何畳でしょうか?

娘「ええっと……あの、私のこと、覚えていらっしゃいますか?」


俺『……えっと…。」もちろん忘れてた。

その後、家が近所だったので

スーパーやらレンタルビデオ屋やらで

お互い立ち話するように。

(ここで改ページします)



娘「俺さん俺さん。

冷蔵庫の調子が悪いので見て貰えませんか?」


俺「構いませんよ、今からお伺いしても大丈夫ですか?」


娘「空気清浄機を買ったんですけど、

何処に置けば良いんでしょうか…?」


俺「はいはい空気清浄機ですね。今行きますよー」


娘「ストーブが動かないんです。

新品なのに……何故でしょうか?」


俺「去年の灯油そのまま使ったでしょ? 

ちょっと清掃してみよか」


説明好きな俺をお礼といい手作り料理で誘う娘。

何も考えずにホイホイついていく馬鹿な俺。


そんな関係が1年ちょっと続いた頃に

娘から更なる一手が放たれた。

(ここで改ページします)


娘「私の料理、いかがですか?」


俺「うん、今日も美味いよ。

俺ずっとレトルトだから助かるわ」


娘「本当ですか? 練習して良かったです」


俺「おかげで俺ちょっと太ったかも」


娘「あはは。…………あの、俺さん」


俺「はい?」


娘「これから……その、

毎日お料理、おっ、お作りしましょうか?」


俺「え、いやいや悪いよさすがに。……でも良いの?」


娘「はい。その代わり……

……えっと、私の彼氏になってくれませんか!?」

(ここで改ページします)

結果、おつきあいすることに

2、3年くらいイチャイチャして、

結婚しようという事になった。

俺と娘、各々の実家に挨拶をするべく帰郷。


先に娘の実家で許可を…と思い娘宅へ。


(あれ、この道どこかで見たことが……? )


(あれ、この家どこかで見たことが……? )


(ぎゃあああああああこの室外機はまさか!!??  )


バンッと玄関が開き、


「俺の娘に手を出した奴はどこのどいつだぁああ!」



(ここで改ページします)


しかめ面&竹刀片手に出てきた義父(客)と

それを必死で止めようとする義母(客の奥さん)

お互いしばらく硬直


義父客「ああああああのその節は

大変に申し訳ないことを貴方の顔にドロを塗るような」


娘「ちょ! お父さん土下座やめて! 立ってホラ立って!」


俺「いやあのそんな別に昔の事ですし忘れてましたし! 

やめてくださいちょっと!」

義母さん困惑しっ放し

非常に気まずい雰囲気の中、

結婚の意志を伝えると、

義父はテンパって話にならなくなっていた。

その横で義母は泣いて娘を

抱きしめていたのをよく覚えている。

混乱する義父の「少し考えさせて欲しい」の一言でお開きに。

(ここで改ページします)


気持ち切り替えて


俺の家族に話を通すとレッツ宴会。


家族を呼べ親戚を呼べ


今夜は宴じゃ居酒屋を貸し切れ!


潰れ果てた俺に翌日、電話が。


義父から

「娘を宜しくお願いします」と一言だけ告げられた。


どうも途中から娘が居なくなったと思ったら、

電話で親を説き伏せていたらしい。


ただ、

義父も最初から結婚に反対する積もりは無かったらしく、

話は比較的スムーズだったとか。

今ではこの大騒動話は義父との酒のつまみだ。

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