『踊る!さんま御殿!!』の制作費は1000万円。
『しゃべくり007』(日テレ系)も1000万円。番宣絡みの芸能人が格安でゲスト出演する。
「『行列のできる法律相談所』(日テレ系)の弁護士軍団のギャラは一人10万~20万円。広告枠が軒並み埋まる日テレの一人勝ち状態で、出稿希望のスポンサーの “行列” ができている」
同じく元気なのがテレ東だ。素人を巻き込んだ低コスト番組作りは “お家芸”。
「『YOUは何しに日本へ?』と『家、ついて行ってイイですか?』は200万~300万円。ディレクターとハンディカメラ1台でほぼ成立する。
空港や駅でアポなし取材するデ ィレクターは日当1万円 歩合という薄給だ」(
『モヤモヤさまぁ~ず2』などの散歩番組も重宝されている。
「散歩番組はスタジオセットが不要で、ロケは1日足らず。200万~300万円の低予算で制作できる」
テレ東唯一の例外が『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』で1000万円。
「水を抜く業者代は基本的に番組負担。一回の放送で全国数カ所をロケするため高額だが、今のテレ東は出稿に勢いがあるので4月からレギュラー化」
コスト削減中の各局が “最後の切り札” として制作するのがクイズ番組だ。一定の視聴率が見込め、イメージがよくスポンサー受けも抜群で、制作費も安価だ。
『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』は1000万円。
往年の『めちゃイケ』『みなさん』を彷彿させる「怪物娯楽番組」の再来を視聴者は期待しているがーー。
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