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創業65年クリーニング屋の閉店あいさつ文が胸を打つとネットで話題に…うるっとくる。。

創業65年クリーニング屋の閉店あいさつ文が胸を打つとネットで話題に…うるっとくる。。
2018/10/30 UPDATE
 
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店主の古江勇雄さんは今から65年前、

鹿児島から鈍行列車を乗り継いで上京し、

クリーニング店に住み込みで働きました。

22年前に自分の店を構え、

今年3月末に閉店。

これまでの思いを込めて

貼り出したあいさつ文が、

ネット上で注目を集めています。

古江勇雄さんの右手小指の「アイロンだこ」

「長年のアイロンを」



今月中旬にツイッター投稿された画像。

そこに写っているのは、

都内のクリーニング店の

シャッターに貼られた文章です。

これには胸を打つ。

と話題になっています。

 御礼

 第一クリーニング商会先代であるおじの元に 

 鹿児島から一人、電車を乗りつぎ出て参りました。

 十五歳の時です。

 無器用なもので 

 他の事は何ひとつ出来ません。

 只々、この仕事をひたすらに続けてきました。

 人生は、あっという間ですね。

 今年で八十歳になります。

 この辺りで長年の相棒のアイロン

 を置こうと思います。

 お陰様でまだまだ元気でありますので 

 残りの人生 家内と二人、

 楽しんでいこうと思います。

 長きに渡り当店を御利用頂き、

 ありがとうございました。

 心より御礼申し上げます。

 第一クリーニング商会 古江勇雄

 平成三十年 三月 三十一日



貼り出したのは、東京都中野区にある

「第一クリーニング商会」。

今から22年前、店主の古江勇雄さん(79)が、

母の兄が営んでいた店を

引き継ぐかたちでオープンさせたそうです。

当時の事を、店主の古江勇雄さんは

このように語っています。




「私が地元の高校に入学したとき、

弟2人は3歳と1歳でした。

家計が苦しかったこともあり、

1カ月で辞めて、

母の兄を頼って上京してきました」

母親からは「長旅だから急行に乗りなさい」

とお金をもらいましたが、

3日かけて鈍行で上京。

浮いたお金はそのまま母に返したそうです。




勇雄さんの妻・順子さん(77)は、

勇雄さんの母親からこの時の話を聞かされたそうです。




「『あのお金でお米を買ったの。

 お米があればなんとかなる時代。本当に助かった』

と、とても感謝していたとの事です。

洗濯業 仕事が趣味でした


古江勇雄さんは仕事が趣味だったそう。

妻の順子さんは

「働くだけの人生、仕事が趣味、

と言ったらいいんですかね。

お店は日曜休みでしたが、

その日じゃないと受け取れないという

お得意さんのところに、

原付きで配達してましたよ」

と語っています。



ここ最近では、仕事が趣味 

と言える人ってどれくらい

いるのでしょうか?

天職に巡り会えるなんて

本当に羨ましいですよね。

娘が語る古江勇雄さんの仕事ぶり


開店当初から店を手伝っている、

古江勇雄さんの長女、綱島身知子さんは、

古江勇雄さんの仕事ぶりについて、

こう振り返りました。

「お客さんによって好みの仕上がりが違いますし、

 その日の気候によって使う量も違います。

 お父さんがバッとのりを手でつかんで、

 アイロンで仕上げる姿は、

 やっぱり職人だなと思いました」



父親の仕事をしている姿を見て

育った綱島身知子さん。

きっと憧れる存在だったでしょうね。

仕事を頑張る父親の姿は

誰にとってもかっこいいものです。

閉店を決めた理由


閉店を決めたのは今から2年前だったそう。

クリーニング店の作業場は、40度を超える

過酷な場所だそうです。

その作業場で倒れることが

多々あった古江勇雄さん。

体力の限界を感じていたそうです。

家族のみなさんも心配ですよね…。

古江勇雄さんは、

 「やるだけやったから、未練とか後悔はないよ。

 決めたタイミングで

 ちょうど組合の役員が回ってきてたから、

 その任期中は続けようと。

 それで任期が切れる3月で閉めました」

と語っています。

常連客に閉店を知らせると、

鹿児島出身ということで

焼酎を持ってきてくれる人が相次ぎ、

中には大きな花束をくれた人もいたそうです。

そんな常連客や、お店を訪れて来てくれた人

に向けて、挨拶状を書くことにしたそうです。

家族、そして孫も集まり

みんなで考えた文章だったそうです。
 

閉店後に撮影した家族写真

ネット上でも話題に!!

まとめ



本当、素晴らしいですよね。

ここまで自分の仕事に誇りを持ち

全うする事は簡単な事では

ありません。

これからの人生、ご家族、

そして奥様と素敵な人生を

歩んでいってほしいです。

長い間お疲れさまでした。

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