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ノネコとノラネコの違いって?ノネコが生まれた理由が悲惨すぎる……

2018/04/19 UPDATE
 
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ノネコとノラネコという二つの言葉があることを知っていますか?

ノネコ、という生物がいます。

ノネコというのは野生化したネコのことです。

人の手を借りなくても自給自足をして、生きています。

つまり、他の生物を食すことで生きているのです。

彼らは元々人間たちのペットだったという過去があります。

ノネコを生み出したのは人間なのです。

ノネコとノラネコの違いって?

ノラネコは野良の猫と書く通り、飼い主がいない猫のことです。

ノネコとの違いは、彼らが人の手を借りて共生しているという部分にあります。

ノラネコは人の生活圏に生息し、食事などもある程度人間に依存しています。

自分で食料を獲得する術が、ノネコとは違うのです。

今、ノネコが生態系を脅かしている

ノネコとノラネコはどちらも同じ猫です。

しかしノネコは自ら野山での生活を選びました。

さらに母猫1匹につき、50匹以上の子猫が生まれるため、

生殖範囲は圧倒的スピードで加速していきます。

その数が増えればどうなるか。

もちろんブラックバスに代表される、外来種が既存の生態系を脅かすことになりますね。

ノネコもその例に漏れませんでした。

奄美大島のノネコ問題

奄美大島は九州の南にある自然豊かな島です。

観光名所として有名で、一部沖縄の文化も入ってきているそうです。

この島出身の著名人として有名な方は西郷隆盛、平田輝、西平せれななどが挙げられますね。

奄美大島にはおよそ600~1200匹のノネコが生息していると言われています。

これは他の生態系を脅かす多さです。

猫が多いことで有名ながらも、その問題が浮き彫りになっていたのですね。

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(ここで改ページします)

ついに人の手が入ることに

国の特別天然記念物、アマミノクロウサギや

ケナガネズミといった貴重な動物の命を奪っているのです。

また奄美大島を世界遺産登録したいという動きもあり、

それを達成するために対策を取らなければなりませんでした。

奄美大島の対策

環境庁は奄美大島のノネコの駆除をする方針を決めました。

研究によると、ノネコが1年間に捕食するアマミノクロウサギは40匹前後と言われています。

これでは絶滅しかねません。

また数が多すぎることと、捕獲したところで引き取り手が見つからない可能性から安楽死を検討しているそうです。

こちらの内容については、ここで詳細をお話ししています。

まとめ

自分のペットは可愛いと思って買うでしょう。

しかし動物の命を扱うことには責任が伴い、

たとえ嫌なことがあってもちゃんと飼わなければなりません。

こういった元々飼い猫だったノネコを生み出さないこと。

きちんと責任をとって最後まで飼うこと。

1人1人がそれを心がけましょう。

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