絶交した友人が29歳で亡くなっていることを知った。結婚しマンション購入した直後に病気発覚て…

先日、数年前に縁を切った友人が亡くなってることを知った。

この友人はバイト先の先輩として出会った、同い年の女性。
友人の自宅がバイト先から徒歩10分圏内にあったこともあり、
よくバイト帰りに友人宅で遊んでいたんだ。

私がバイトを辞めた後も暫くは頻繁に遊ぶくらい、仲がよかった。


そんな友人と絶縁を決めたのは
お世話になった元バイト先の上司が転勤することになった時。

私はなんか障害を抱えてるのか怠け者なのか分からないけど、
それまで仕事がまるっきし続かなかったんだ。




働き始めて大体1～4ヶ月くらいで体調崩して突然出勤しなくなる悪癖があって、
その時も毎日毎日体調を崩してた。

出勤してしまえば、体調は緩和する。


別に嫌な職場でもなかった。でも酷い時は
あと2駅でバイト先の最寄り駅に着くって時に強烈な吐き気に襲われ、
1駅前のホームに飛び降りた瞬間吐いてしまったこともあった。

そのまま何本か電車を見送って、
もう出勤時間に間に合わないと確定した時に休む連絡→数分後回復。
なんてこともあった、急性腸炎にもなった。



そんな状態なので出勤率は20％前後で、自主退職という名のクビにしようと上が動き始めた。

それを知った上司が上を止め、親身に私の話を聞いてくれ、
上を説得してなんとかバイトを続けられることになった。



この辺の話は色んな形の噂話として、バイト先の全員が知ってた。中には

「（上司）さんは（私）ちゃんのことが好きだから贔屓してる！」

なんて陰口を叩かれたりもしたけど、私が普通に出勤してくるとなったら収まった。


それで上司のお陰で今は仕事を続けられることになった。

本題に戻すけど、そんな上司の栄転と友人が幹事になって
送別会をすることを友人から聞いた。

私ももちろん参加すると答えたら、友人から

「日程が決まったら連絡するね！」

と言われ、何回か日程を確認するも調整中と言われてまた

「日程が決まったらうち（友人）から連絡するね！」

と友人から言われたから待ってた。すると突然

「送別会、次の土曜に決まった！」
と木曜の夜に連絡があり、その日は外せなかった予定が入ってたから断念。


後日、送別会に参加した別の上司Aから
・送別会は遅くとも10日ほど前には決まってたこと
・連絡が取れる全員（送別会に参加できなかった退職者含）
の寄せ書きを集めて、贈り物を上司にしてた
・友人が「（私）さんも誘ったけど、（うち）から断られた」と話してたこと
を聞いた。

送別会に参加した元バイト仲間の中には、私を非難してた人もいたらしい。
でも私がそんな不義理をするなんて思えなかった上司Aは、
事情を知りたくて食事に誘ってくれたらしい。


結果として確かに友人は私を誘ったけど、私は誘いを断った。
友人は嘘はついてはいない。


そういえばSNSで繋がってた元バイト仲間にコメントを入れた時は、
なんだかよそよそしかったりトゲがあったりした。


とか上手く表現出来ないんだけど、なんだか色々合点がいって納得してしまった。
「あ、仲がよかったと思ってたのは私だけで、あの子は私のこと好きじゃないんだな」
て。


仲良く遊んでいた時も、たまに違和感があったんだけど、そういうことかって。
その後年末まで友人から数回連絡があったけど、返事することはなかった。

盆暮れに友人が帰省する際、鍵を預かって猫のお世話をしてたんだけど、その年は年末ギリギリに

「毎度のことだけど29日～5日まで頼める？鍵はいつものところ」

とLINEがあった。スルーして引き受けたと勝手な解釈をされたらたまらないから、旅行するからと断った。
だけど

「何日まで？5千円渡すから！」

等しつこく食い下がられたから

「私を都合良く扱い過ぎ。私はあんたの奴隷じゃない」

と返したら、間髪入れず「すまん」て返事が入って終わった。

それ以降お互い連絡を取ってなかったけど、友人が結婚したことは
「友人さんの結婚パーティー参加しないとね？」
と後輩が探りを入れてきたから知ってる。

後輩曰く、バイト仲間は誰も参加しなくて行くか迷ってたらしい。

そんな友人が亡くなってると、久々に連絡を取った元バイト仲間が教えてくれた。
享年29歳。癌だったらしい。


友人は生前

「普段の行いが悪いから癌になるんだ。
癌になるのは自業自得！癌で亡くなる人はそんな人なんだ」
と言ってた。


友人が言った「普段の行い」とは不摂生のことではなく、言動のこと。




死者に鞭打つなんてダメだと分かっていても、偲ぶ気持ちが微塵も湧かなかった。



むしろ結婚して生活が一旦落ち着き、新築分譲マンションを買った途端に癌が発覚したなんて。

幸福の絶頂で明るい未来を夢見て歩き始めた矢先
まさか自身が嘲笑して蔑んでいた癌になり、20代の若さで亡くなってしまうとは。
なんて気味が良いのかしらと思ってしまう私がいる。

ご冥福をお祈りする気になれない。