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ある日、めでたく就職が決まったマシュさん。
喜んで両親に報告。
すると、やはりとても喜び、お祝いをしてくれると言うのです。
そして父親が、お祝いに対してある提案をしてくれたのですが、それはどんな提案だったのでしょうか。
「就職祝いにケーキを買ってあげようか？」と父親の提案に、マシュさんは大喜びで「買って～」と、嬉しい気持ちを父親に向かって叫びました。
すると父親は「文字は何がいい？」と、たずねてきました。
ケーキに飾るチョコレートプレートに、何かお祝いの文字を、入れてくれるという事なのでしょう。
マシュさんは、突然の質問に良い言葉も考え付かず、あまり深い考えもなく「なんでもいい」と答えたのです。
「就職おめでとう！」など、適当にふさわしいお祝いの言葉を、選んでくれるであろうと、期待をしていたのです。
早速ケーキを買って帰って来た父親の周りに、マシュさんと母親は、ワクワクしながら集まりました。
そして、そのチョコレートプレートに、書かれていた文字を見た二人は、「えっ！！」お母さんも、マシュさんも驚きを隠すことが出来ず、おもわず声を出してしまいました。
そのプレートに書かれてあった文字は「なんでもいい」だったのです。
父・就職祝いにケーキ買ってあげようか
マシュ・買って～
父・文字、何がいい？
マシュ・なんでもいい
父・了解
マシュ・何にした？
父・なんでもいい
マシュ・そういう意味じゃあ・・
母・爆笑！！
・まさか、そのまま文字にするとは
・無茶苦茶シュールなケーキ
・いろんな意味で、めっちゃいいお父さん
・「なんでもいい」って書いた店員さんの、気持ちが知りたい
・スイーツ店で書いてもらったのならば、きっと店員さんは、いろいろ
察しがついている
父親が、マシュさんの言葉通りにして、誕生した「なんでもいい時に使えるケーキ」。
お父さんとしても、ちょっと恥ずかしかったけれど、息子の為にと真面目な思いで店員さんに頼んで書いてもらったのでしょう。
お父さんの愛が詰まったシュールなケーキになったようです。
あたたかな家族愛が目に見えるようです。
きっと本当に気まじめな、優しいお父さん。
マシュさんも、心の中では「えっ！」と思いながらお父さんの愛に、温かく包まれたことでしょう。
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