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妊娠中絶の費用やリスク後悔心の痛み「赤ちゃんのカケラ」はどう処理されるのか…命の在り方・・・

妊娠中絶の費用リスク後悔心の痛み「赤ちゃんのカケラ」はどう処理されるのか…命の在り方・・・
2018/02/27 UPDATE
 
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妊娠中絶の費用リスク後悔心の痛み「赤ちゃんのカケラ」はどう処理されるのか…命の在り方・・・

中絶とは?

何らかの理由で妊娠を継続できなくなったときに
病院で人工的に流産させることです。
中絶は母体保護法という法律により
条件が定められており
いつ・誰でも自由に行うことはできません。

行える期間は妊娠21週6日まで

倫理面や母体への影響を考慮し
妊娠21週6日までと
母体保護法で決められています。
妊娠22週以降はどんな理由があっても
中絶が認められず
妊娠を継続することになります。

正当な理由なく中絶できない

中絶は妊婦さんの身体的または
経済的な理由で妊娠・出産が困難な場合か
性的暴力や脅迫によって妊娠してしまった場合のみに
実施できると定められています。
病院では、この条件に合致しているか確認するため
医師から中絶したい理由を聞かれることになります。
ただし、詳しい状況までは話す
必要がないので、安心してくださいね。

たとえば、赤ちゃんに染色体異常がある可能性が高く
重い障害が残るかもしれないことが
羊水検査などで判明した場合
染色体異常そのものを理由に
中絶することはできません。
ただし、妊娠の継続や出産が
妊婦さんの身体的もしくは経済的な
負担を大きくすると判断されると
中絶が認められます。

未成年は親の同意書が必要

母体保護法では
女性本人と配偶者(パートナー)の
同意が得られなければ
病院は中絶を行えないとしています。
病院から渡された同意書にふたりとも署名・捺印し
手術当日までに提出しなければなりません。
ただし、相手の男性がわからない場合や
意思確認ができない場合は
女性の同意だけで手術を行えます。

未成年の中絶については
母体保護法で年齢制限や保護者の同意に
関する規定はされていません。
法的には、未成年の女性は親の同意なしで
中絶を行えるようになっています。
しかし、ほとんどの病院は母体へのリスクや
費用面を考慮し、親など保護者の同意を求めています。
また、女性だけでなくパートナーも
未成年だった場合、パートナーの保護者の
同意も必要になるようです。

中期中絶は死産届と火葬が必要

妊娠12週以降の中絶は
「中期中絶」と呼ばれ
「死産」として扱われます。
死産の場合、「死産届」を市区町村の役所に
提出しなければなりません。
死産届の提出期限は手術した日から7日以内と
決まっているので注意しましょう。
なお、死産届をした赤ちゃんは戸籍には残りません。

死産届が受理されると
火葬許可証が発行されるため
亡くなった赤ちゃんを火葬してもらい
納骨する流れです。

中期中絶は母体の負担が大きく
手術後に体調が回復するまで
時間がかかることが考えられます。
したがって、事務手続きなどはできる限り
パートナーや家族にお願いすると良いでしょう。

中絶の方法は?手術か薬?

日本国内では
中絶の方法は手術しか認められていません。
海外では、妊娠中絶薬を使って
人工的に流産させる方法が
フランスやアメリカなどで認められていますが
日本では行えません。
妊娠中絶薬は痙攣(けいれん)や
大量出血など重い副作用が起こる可能性があり
母体に深刻な健康被害をもたらしかねないからです。
妊娠中絶薬が認められている国でも
医師の厳重な管理下で
服用するように決められています。

日本では妊娠中絶薬が認可されていないため
海外から個人輸入して服用することも禁止です。
また、妊娠した本人を含め
指定医以外の人が中絶した場合、
「堕胎罪」として罰せられることがあります。
人には言いにくい事情があって
誰にも知られずに妊娠中絶薬で
中絶したいという女性もいるかもしれませんが
まずは中絶の指定医に相談するようにしてください。

中絶にかかるおおよその費用

妊娠初期の場合は8万円~15万円程度
妊娠中期であれば20万円=50万円ほどの費用がかかります。
これ以外に初診料や検査料等が
別途必要になる場合もあり
術後の状態や入院日数、クリニックの施設によって
費用も変わります。

中絶は、基本的には健康保険適用外で
全額自己負担です。
一部母体の生命を脅かすと判断された場合等は
健康保険が適用されることもあります。

看護師見習いが体験した中絶の現場

不妊治療に頭を悩ませる人もいれば
望まない妊娠から中絶を選ぶ人もいます。

産婦人科病院で看護師見習いを
経験した沖田×華(おきたばっか)さんが
現場の裏側を描いたエッセイコミック
「透明なゆりかご~産婦人科院 看護師見習い日記」
がネットで話題になっています。

1997年、看護学校に通っていた
17歳の沖田さんは母親の勧めで
産婦人科の見習い看護師として働くことになります。

見習い看護師としての沖田さんの仕事の一つは、
中絶した後の
「命だったカケラ」を集めることでした。

1990年代の日本人の
死因1位はガン(悪性新生物)ではあるものの
実はそれを超える人口妊娠中絶数があったという話も。

事実上の1位が中絶だったという驚きの結果です。

しかし仕事をする中で
沖田さんの中絶に対する考え方が
変わっていったといいます。

最初は中絶する女性に対して
軽蔑とか、そういう気持ちのほうが強かったです。
最初から作らなきゃいいのに、って。
その患者さんが悪いんだという目で見ていました。

でも、患者さんの色んな事情を知るうちに
そんな簡単な問題じゃない
これは女性だけの問題じゃないんだ
って気づくようになりましたね。
男の人にもぜひ読んでほしいですね。
自分が今付き合っている彼女や
自分の娘が予期せぬ妊娠をしてしまうことって
誰にでも起こりうることじゃないですか。

もちろん責任が取れないのに妊娠してしまった
事実を攻めたい気持ちもあるでしょうけど
女だけを責めたり怒ったりする前に
この本を読んでほしい。
と話す沖田さん。
女性はもちろん男性も
一度読んでみてはいかがでしょうか?

ネットの反応

・20年前の日本人の死因1位は中絶って・・・

・絵は下手だけど内容は本当に凄い

・視点が偏ってないのが素晴らしい。

・17歳でしかもアルバイトがそんな仕事するんだね。かなり衝撃的

「男性にこそ読んでほしい」
という意見は当然なのかもしれませんね。

コメント

1
  • 1. まとめいく訪問者
    2021-02-07 17:05:28 [通報]
    それで、結局「赤ちゃんのカケラ」は、どう処理されるのですか?どこに廃棄されるのか。
    0
    0
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