新宿・歌舞伎町で
“ぼったくりキャバクラ”に遭遇した。
客引きに「1人1時間4千円」と
連れて行かれた店の請求額は3人で
「1時間36万円」。
過去には支払いを拒んだ客が
従業員から暴行を受け
最悪の場合、死亡するという
悲惨な事件も起きている。
新宿・歌舞伎町で
“ぼったくりキャバクラ”に遭遇した。
客引きに「1人1時間4千円」と
連れて行かれた店の請求額は3人で
「1時間36万円」。
過去には支払いを拒んだ客が
従業員から暴行を受け
最悪の場合、死亡するという
悲惨な事件も起きている。
歌舞伎町の居酒屋で知人2人と飲食した後
「もう一軒行こうか」と歩いていると
と男性が声を掛けてきた。
まあキャバクラでもいいかと思いついていくと
30人くらいのホステスが一斉に立ち上がった。
店内には大きな水槽があり、豪華な雰囲気だった。
おつまみなどのフードが提供され
飲み放題とされるシャンパンが注がれた。
乾杯後
とホステスたちもどんどんグラスを空けていく。
他の客たちも続々と来店し、盛況だった。
他愛もない会話をしてあっという間に1時間
延長は断り、店を出ることに。
会計へと臨んだ。
ボーイが示した請求書に
記載されていた金額は36万円。
内訳は1人あたり
セット料金1万円、チャージ料7万円、
飲み放題だと聞いていた
シャンパンも数万円に上っていた。
ぼったくりをめぐっては
睡眠導入剤を飲まされ路上に放置されたり
支払いを拒んで従業員から暴行を受けたりして
死亡するという痛ましい事件も起きている。
不安もあったが、やはり
「納得いかない」という思いが強く
できるだけ値引き交渉をしてみることにした。
「1人4千円と聞いていましたが…」
ボーイ「いえ、こちらになります。女の子も結構、飲んでますしね」
「そういう話ではなかったんですが」
ボーイ「4千円とは誰が?」
「キャッチ(客引き)の人ですね」
ボーイ「私どもはそういう話は聞いていません」
「いえ、話が違うのでこの額は支払えません」
ボーイ「そうですか。ではその案内したスタッフに確認してきます」
ボーイ「案内したスタッフが他のお客さんを迎えに行ってまして、電話つながったんですけど、テーブルチャージはいただかないとお伝えしたみたいですね。でも、うちはキャバクラとは違って時間制ではないので、閉店までいても値段が変わらないというシステムでやらせてもらっているんです。で、ご紹介したのはお知り合いの方ですか?」
「違います」
ボーイ「そうなると、うちとして女の子を付ける人数
とかでやらせてもらっているので
難しくなってしまうんですが」
「ですが、さすがにこの金額は払えないので…。
そのキャッチの方の顔を覚えてますから
その方を交えて話しましょう」
ボーイ「分かりました。責任者にちょっと確認してきます」
《さらに数分後》
ボーイ「うちとしても初めてのお客さまと
こじれるのは嫌なので
ただシャンパンだったり
フードとか出させてもらっているので
最低でももう少しいただかないといけないと」
「4千円は無理ということですか」
ボーイ「それは絶対に無理ですね」
「そうするといくらなら良いのかということですが、例えば1万円とか」
ボーイ「うーん、責任者に確認してきます」
《10秒ほど後》
ボーイ「責任者に伺ったところ、1万であれば何とかやらせていただけるかなということでした」
「それ以上は無理ですか?もう少し4千円に近づけてもらえないか」
ボーイ「もちろん無理ですねー。だって本来はチャージ料をいただいて…」
「ですからその話は聞いていないんですが」
ボーイ「ウチもご予約という形で受けて
本来ならお一人さま12万円とかで
やらせてもらってるんですけど
そこはいただかない代わりに1万円であればなんとか
と言っているんです。
実際クラブなんで女の子も時給とか高いんですよ」
「では倍の8千円で」
ボーイ「無理です。無理です」
「そうですか。分かりました」
「あきらめて」
というよりは
「逆にそんなに割引してくれるんだ」
という錯覚に陥っていた。
計3万円を支払い店を出た。
そもそも『キャバクラ』といわれて
入ったのかもしれないけど
店側が『クラブ』と主張していたら
クラブなんだからいくら請求されても仕方ない
「キャッチが嘘をついていたのだったら
あの店はいわゆるぼったくりなんだろうけど
遊び方を知らない客も客。
知らないキャッチについていくなんて…
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