人形といえば、女の子が持っているイメージで、
可愛らしいものを想像しますよね。
しかしその一方で「呪いの人形」
なんてものもあり、しばしばホラー映画の
題材にされたりもしますので、
人形は可愛いだけでなく、
恐ろしい要素も持っています。
よく、魂が宿るなんて言われたりもしますよね。
そこで今回は、なんと29体もの人形と暮らしていた
ある男性の衝撃的なお話をご紹介したいと思います!!
これは、ロシアで生活していたある男性のお話です。
彼はなんと29体もの人形に囲まれて
生活を送っていたそうですが、
それだけであれば、
「少し変わった趣味のある男性」
そう思えますよね。
しかし・・・それだけではなかったのです・・・
その人形にはある秘密が隠されていました。
2011年11月、ロシア中西部の都市にある
アナトリー・モスクヴィンの自宅を警察が訪れました。
アナトリーは作家兼研究者であり、
墓地の専門家として広く知られた存在でした。
その時警察は調査中の案件について参考意見を得るために
自宅を訪問したそうです。
しかし、彼のアパート室の内を見た警察は
その異様な光景に驚いてしまったそうです・・・
彼の部屋は本やカラフルな子供服が散乱し、
おもちゃでいっぱいの本棚で覆われていました。
独身男性の家になぜこんなものがあるのだろうと
警察官は不信感を抱きました。
そして、さらにある部屋に踏み入ったところ
衣装を着てソファや椅子、床に座っている
等身大サイズの人形たちが・・・
しかもその数はなんと29体!!
人形たちは口で説明できないような
気味の悪い姿をしていました。
警察官は寒気がしながらも人形に違和感を感じ
奇妙な姿に興味をひかれたそうです。
そして人形に近づいて至近距離からじっくり見たところ、
とんでもなく恐ろしい事実に気づいてしまいました・・
なんと・・・その人形は・・・
ミイラ化した人間の子供の遺体
そのものだったというのです!
アナトリーは即刻逮捕され、
彼のとんでもなくおぞましい秘密は
ロシア国内に知れ渡りました。
男性は、10年以上にわたり、埋められたばかりの
女の子の遺体を墓地から盗み出し、
ミイラ加工を施していたそうです。
死体防腐処理に失敗した場合は
再び遺体を元の墓場に戻していたんだとか・・・
アナトリーは犯行を認め、
これまでに掘り返した遺体の数はなんと150体以上におよび、
ミイラ加工に成功した29体を
自宅で保管していたことを自白しました。
気が狂っているとしか思えませんね・・・
まさに身の毛もよだつ行為です。
しかも、男性の気味悪行為はそれだけではありません!
ミイラにロウ製のマスクを装着させて、
顔をマニュキアでペイントしていました。
ミイラに可愛い衣服を着せて、
お茶会や誕生日パーティーまで催していたそうです・・・
アナトリーはさらに、より臨場感を持たせるため、
ミイラの数体に会話装置を取り付けていました。
彼の主張によると、人形たちに対して
性的な感情があるわけではなく、
永遠の命をプレゼントしようとしただけだそうです。
主張する論点がすでにおかしいとしか思えませんが、
ここまでくるとなんだか悲しくなってしまいますね・・・
しかし、これには驚きの原因があったのです。
出典: rr.img.naver.jp
決して許されてはならない彼の行動ですが、
こうなってしまったのにも理由があるようです。
それは彼の思春期の暗い思い出にありました・・・
13歳の時に彼の親しい友人だった
11歳のナタリアが亡くなってしまいます。
葬儀に参列したアナトリーは
少女の遺体にお別れのキスをするように強要されたそうです。
多感な時期に経験したショッキングなこの出来事が
強烈な印象として彼の心の奥深くに焼きつき、
このような猟奇的な趣味のきっかけとなったのではと
考えられています。
彼は診断の結果妄想型統合失調症を患っていることがわかり、
裁判を受けられる精神状態ではないと認定されます。
そのまま現在も精神病院に措置入院となっているそうです。
このように世界中が震撼したおぞましい事件でしたが、
ミイラにされた少女達が今度こそ
安らかな永遠の眠りにつくことができることを願うばかりです・・
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