1958年11月27日東京出身 83年に宇都宮隆、木根尚登とTM NETWORK(後にTMN)を結成し、
84年に「金曜日のライオン」でデビューする。
93年にtrfをプロデュースし、音楽プロデューサーとして才能を開花させ、
その後、安室奈美恵、篠原涼子、華原朋美らの曲を手がけ大ヒットを連発。
小室ファミリーとして一時代を築く。
95年には現在の妻のKEIKOがボーカルを務めるglobeに参加し、大ヒット曲を連発する。
プライベートでは歌手・華原朋美との熱愛が話題になるも、01年には元歌手のAsamiと結婚、02年に離婚。
その後、KEIKOと再婚した。08年に、自身の楽曲の著作権に関する詐欺事件を起こし逮捕、有罪判決を受ける。
11年にKEIKOがくも膜下出血で倒れてからは、献身的に介護を続ける姿が話題となっていた。
1
CAN YOU CELEBRATE?
安室奈美恵
229.6万枚
97/02/19
2
DEPARTURES
globe
228.8万枚
96/01/01
3
WOW WAR TONIGHT
~時には起こせよムーヴメント
H Jungle With t
213.5万枚
95/03/15
4
恋しさと せつなさと 心強さと
篠原涼子 with t.komuro
202.1万枚
94/07/21
5
CRAZY GONNA CRAZY
trf
158.7万枚
95/01/01
6
I’m proud
華原朋美
139.0万枚
96/03/06
7
Don’t wanna cry
安室奈美恵
139.0万枚
96/03/13
8
masquerade
trf
138.9万枚
95/02/01
9
survival dAnce
~no no cry more~
trf
137.6万枚
94/05/25
10
Chase the Chance
安室奈美恵
136.2万枚
95/12/04
11
FACE
globe
132.3万枚
97/01/15
12
Can’t Stop Fallin’in Love
globe
131.6万枚
96/10/30
13
BOY MEETS GIRL
trf
128.5万枚
94/06/22
14
GOING GOING HOME
H Jungle With t
126.0万枚
95/07/19
15
YOU ARE THE ONE
TK PRESENTS
こねっと
122.5万枚
97/01/01
16
You’re my sunshine
安室奈美恵
109.9万枚
96/06/05
17
a walk in the park
安室奈美恵
106.7万枚
96/11/27
18
OVERNIGHT SENSATION
~時代はあなたに委ねてる~
trf
106.3万枚
95/03/08
19
Hate tell a lie
華原朋美
105.9万枚
97/04/23
20
I BELIEVE
華原朋美
102.8万枚
95/10/11
(08/11/10付現在)
「何を今更…」と言われるかもしれないが、あえて強調しておこう。
小室哲哉は偉大な音楽家である。
1970年代半ばより裏方として音楽シーンで活動を開始。
84年、自らのバンド、TM NETWORKでデビュー以後、プロデューサー、コンポーザーとしても頭角を現し、数多くのミリオンセラーを世に送り出してきた。これが俗に言う“小室ファミリー”で、有名どころは安室奈美恵、華原朋美、観月ありさ、篠原涼子、trf、hitomi、内田有紀、H Jungle with t、dos等だが、一説には小室氏が手掛けたアーティストは100組を超えると言われている。
以下はウィキペディアからの抜粋である。
「1996年4月15日にはオリコンシングルチャートにおいてプロデュース曲がトップ5を独占した。1996年は安室奈美恵のアルバムも300万枚を超えるなど、この年だけでプロデュース曲の総売上枚数は1,500万枚以上を記録した。
さらに1996年から2年連続で高額納税者番付において全国4位を記録、1997年の納税額は11億7000万円で推定所得は約23億円だった」。売上枚数や納税額がすなわちその音楽性の優秀さではないであろうが、ここまでの実績があれば数字とその才能とが無縁だとは言えないであろう。
今も驚異に感じるのはその量産体制だ。
スペースの都合で流石にその全てを挙げられないが、95年から5年間くらいまでの仕事量は特に尋常ではない。この間、毎月3~6曲をプロデュースしているのだ。
この辺りのワーカホリック的動きを粗製乱造と揶揄する人がいるのも事実だが、仮に(あくまでも“仮に”だが)質の低い作品を乱発していたとしても、それが5年間も続くはずもなく、その流行作家としての手腕は群を抜いていたことは間違いない。
昭和の大作曲家、大作詞家と比べてもその実績は決して劣るものではないし、それどころか、歴代作曲家売上ランキングでは筒美京平氏に次いで2位と、大袈裟ではなく、近代の日本芸能史に名を残す音楽家と言ってもいいのである。
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