出典: pds.exblog.jp
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格安スマートフォン「フリーテル」ブランドの端末を製造・販売するプラスワン・マーケティングが、4日東京地裁に民事再生法の適用を申請したと発表しました。
フリーテルは不適切な広告表示などで最近は顧客離れが進み、今年11月には楽天に通信サービス事業を売却するなど、業績の悪化が噂されていたようです・・・
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なかなか聞きなじみのないブランド名ですが、フリーテルは主にandroidなどのスマートホンの端末を作っている端末ブランドです。
作っている会社は『プラスワン・マーケティング』という会社だそうですが経営不信が続いているようですね・・・
「民事再生」という言葉自体は聞いた事あるけど、意味は分からないという方もいると思われます・
民事再生とは、経営が上手くいかなくなり、このまま放っておくと倒産が待っているような会社が、それを申請することで、もし再生できるなら再生して経営方針や業務内容にメスをいれ再度立ち直らせようとする会社に民事再生を行ってもら事ができます。
簡単に言うと、合法的かつ潰れる前に、借金の大半をチャラにしてもらって借金を極限まで減らし会社を再生させることが出来る会社を救済する方法の1つです。
帝国データバンクによると、プラスワン・マーケティングの負債額はおよそ26億円だそうです。
同社はSIMフリーのスマートフォン「フリーテル」を扱うほか、SIMカードによる通信サービス「フリーテル SIM」を提供していました。
ヨドバシカメラなどの大手家電店との取引のほか、首都圏を中心に40の独自店舗網を展開、2017年3月期には年収入高約100億5800万円を計上するなど最近まではうまくいっていたようです。
そう言えば、少し前までは家電量販店の目立つ場所にフリーテルが良く見られましたが、最近はほとんど見なくなりましたね・・・
そのきっかけの1つが、過去に「フリーテルはドコモ回線なので安心・高速通信。『業界最速』の通信速度だからシェアNo.1!」と記載した広告宣伝を展開し、これが2017年4月に消費者庁が「優良誤認」に当たると判断されてしまったんですね。
そして、景品表示法違反にあたるとして、再発防止を求める措置命令を受けました・・
これを受けてユーザー離れが進んでしまったのが原因の1つと言われています。
また、他社との競合も激化し、広告宣伝費が重荷となり、多額の赤字を計上する結果になってしまったようです・・・
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現在、プラスワンのスポンサー候補として、人材派遣やITサービスのMAYA SYSTEMが名乗りを上げ、今後業績を改善し、再生する為の具体的な協議を進めているそうです。
ただ、今後の事業の引き受けや顧客のサポート体制はどうなるのか心配される方もおられるかと思いますが、フリーテルの通信サービスの契約者は既に楽天へ移行しており、「契約者には安心してサービスを使ってもらえる」そうです。
18年1月にはフリーテルと楽天ブランドを統合すようですね・・・
しかし、今回の申し立てにより、「とりかえ~る」「特別買取サービス」「PREMIUM端末補償」「フリーテル Coin」の利用受付は停止だそうです。
つい最近まで何百億と打ち上げを上げていた会社が、半年1年後には他の会社の力を借りなければ倒産寸前って怖いですよね・・・
ユーザーもたくさんいたでしょうし、早く再生してもらいたいなと思います。
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