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【泣ける】本当にあった猫の恩返し!! 切なくて温かい話まとめ

猫の泣ける話もりだくさん!
2016/08/05 UPDATE
 
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【心温まる話】本当にあった猫の恩返し

5年ぐらい前に近所の小学生達が猫の死体見つけたと騒いでいた。放っておくのは可哀想だから、墓を作ってやろうと俺が穴を掘って埋めてやったんだ。

その日の夜、不思議な夢を見た。昼間埋めてやった猫と似たような毛の色をした猫が、くわえていた白い箱の様な物を俺の枕元に置いて消えて行った。

その時はタダの夢だと思っていた。

ちょうどその日高校入試で、学校へ行きカバンを開けて驚いた。夢の中で猫が置いていった白い箱が入ってたんだ。


中にはその猫の毛をまとめて作った様なストラップらしき物が入っていた。最初は少し気味悪く思ったが、そのストラップを握ってみると、不思議な安心感を覚え、緊張感がなくなったんだ。

まぁ残念ながら、その入試は落ちてしまったんだが、その日の夜また猫が夢に現れた。

しきりに俺に向かって頭を下げてるんだ。どうやら謝っているようで、俺が「お前は悪くない、気にしなくていいぞ」と言ったら、一回鳴いて消えていった。

その後、2次募集で無事に受かり、高校に入る事ができた。

しばらくして、猫の夢の事を忘れた頃、バイトをしようと、面接予約をしたんだ。そして、面接の日の朝また猫の夢をみた。以前と同様に、白い箱を俺の枕元に置いて消えて行く、という内容だった。

バイトの面接に出かける前、気になってカバンの中を見てみると、同じ箱が入っていた。開けてみると、またストラップが入っていたが、入試の時の物とデサインが違った。

せっかくだしと携帯に付けて、面接に行った。

特に緊張する事もなく、無事に面接が終り、2週間後内定をもらった。内定もらったその日、猫の霊だろうか、それらしきものを見た。

寝転がっている俺の上に乗り、気持ち良さそうに寝ていた。

その顔は凄く満足そうで、それを見た時、こいつのおかげで内定もらえたんだなと思い、寝ている猫に向かって

「ありがとうな」

と、一言礼を言うと、ゆっくり目を開けて、俺の顔を見たあと、一回鳴いて消えて行った。

その後、大きな行事の際にはその猫が現れ、一回鳴いて消えて行くようになった。その声聞くと自然と緊張感が抜けていき、失敗なくこなす事が出来るんだ。

ちなみに、一緒に墓を作った当時の小学生達も、大きな行事前は俺と同じ夢を見て、成功すると横なり上なりで満足気に寝ているそうだ。

あの時墓を作った場所には立派なキンモクセイが生えていて、ちょうど猫の墓を作ってやった時に花を咲かせて、周囲にとてもいい匂いを漂わせている。

これは猫の恩返しってやつだろうか。毎年キンモクセイが咲く頃が楽しみで仕方ない。

書き忘れたけどそのストラップ、良い事があるたび小さくなって、今はなくなっちゃてるんだ。

隣りに住んでる当時の小学生(現在高校1年)も、同じもの持ってたんだけど、志望校に受かった日になくなっちゃったらしいんだ。

まぁ何かの代償なしに良い事はないって事かな?

そいつの友達は新しいのもらったって言ってたらしいから、もしかしたらまた、新しいのもらえるかも。
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白猫に命を救われた話

俺が幼稚園児のときの話。

俺の幼稚園にはお迎えのバスなんてリッチなものは存在せず、毎日自宅から歩いて幼稚園に通っていたんだ。

幼稚園に行く道は二本。近い道と遠い道。俺はほぼ毎日近い道を通って幼稚園を行き来してた。

ちなみに遠い道には俺の行き着けの駄菓子屋があって、そこの駄菓子屋には真っ白で緑の目をした綺麗な猫がいた。

俺は実のところ猫が苦手なんだが、そこの家の猫は好きで、駄菓子屋に行ったときにはいつも猫を眺めていた。


駄菓子屋のばあさんは触っていいよとか言うんだけど、俺は猫苦手だし第一その猫、なんかこう、触っちゃいけない高貴な雰囲気を漂わせてて触れなかった。ただ、綺麗だなぁって見つめてた。

ある日、いつものように近いほうの道を通って家に帰ろうとしたら、いつもは駄菓子屋のばあさんのひざの上にいるあの白い猫が外に出てるんだよ。

あれ、珍しいなぁとか思ってると、いつもは置物のように微動だにしない猫が、白くて長い尻尾を俺に向けてひらひら動かすんだよ。

こっち来てもいいぞと言われたような気がして、俺すごく嬉しくなって猫のそばに駆け寄ったんだ。

そしてはじめてその白猫を触った。猫は目を閉じてじっと大人しくして俺になでられてた。すごく温かくて心地よかったのを覚えてる。

猫触ったついでに駄菓子屋よってばあさんとだべって、そのまま遠い道から帰宅した。

家についたら親と祖母が真っ青な顔して俺に駆け寄るんだよ。どうしたのって聞いたら、その日、俺がいつも通ってる道に、刃物もった変質者が現れて警察来て大騒ぎになったとか言ってるの。

しかも、その変質者が現れた時間がちょうど俺の帰宅時間。

親たち超あわてちゃって、俺のこと探し回ってたらしい。その話聞いたときはもう、背筋がゾッとした。

あの駄菓子屋はもうないけど、いまだにどんな猫見てもなんかおやつあげちゃうぜ。
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年老いた野良猫

通勤で通る小さな公園に毎朝、老いた野良猫(三毛)がいた。

俺は必ずポケットに煮干を入れて通勤するようになった。毎朝煮干あげて、頭をなでてから通勤した。

ある朝、冷たくなってるそいつを見つけた。そこいらに埋めて犬とかに掘り返されても可哀想だから、会社に電話して半休をもらい、電車で4駅の俺のじいさんがやってる寺に運んだ。

あとはじいさんがそいつを骨にし、無縁仏の墓に入れてくれた。

次の日、通勤でそいつのいた公園を通り、あああいつはもういないのか…と思いながらも、いつもあいつのいたベンチのしたにポケットの煮干を置いた。

翌朝も、その翌朝も煮干を置いた。

不思議なことに、毎日置いた煮干がなくなることに気付いた。他の野良猫が食べに来てるんだな、と思っていた。

ある日、急な残業で退社が23時をまわってしまった。真っ暗なあの公園を通ると…あのベンチにあいつ(三毛)がいた。

ベンチのうえでちょこんと座り、後ろ足を伸ばして毛繕いしていた。まさかと思い、見つめているとそいつはベンチの下にいき、朝俺が置いた煮干を旨そうに食べた。

そしてまたベンチに登り、前足で顔を洗う。近寄ろうとしたとき、俺の方を見たそいつはビクッと動きを止め、なんとすうっと透明になって消えた。

ぼうぜんとベンチの下を覗いたりしたがいない。あの鼻の横に鼻くそみたいな黒い模様のある三毛を間違うことはないと思う。

俺が思うに猫という気ままな生き物は、死んだ後も気ままに現世や天国を行き来しているんじゃないかと。

じいさんが言ってたが、ちゃんと経をあげて弔ってやったから、悪い方には行ってないだろうよ、とのこと。

いい方に行ったあいつは、俺の置いた煮干を食いにたまにこっちに来てるのかも。

今でも毎朝、煮干を置いてるが、夜に見に行くのは止めておいてやってる。

猫は自由だからな。
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動物の命を粗末に扱った人間の末路をご覧下さい

かなり前に聞いた話で要点しか覚えてないが叔父が体験した話を書く。

自分の叔父は地元で大工をしていて、その日は改築作業を依頼され仕事仲間達と作業をしてました。

その家の近所の家では猫を一匹飼っており、妊娠してたそうです。そして作業が始まってから数日後、猫が出産しました。無事に4~5匹程産まれたそうですが、出産をした後日、叔父達が飼い主のお婆さんに

「あの子猫達は元気か?」

と聞いたところ飼い主の婆さんは


「いや、捨てた」

と答えたそうです。驚いた叔父はなぜ?と聞いたところ

「うるさいしエサ代がもったいないから、あの後ビニール袋に詰めて川に捨てた」

と淡々と話したそうです。

里親探すなりすれば良いのに…何も産まれたばかりの子猫を捨てなくても…と、叔父達はひどく落胆し、悶々とした気分でその日は作業していたそうです。

それから数日後、今度は飼い主の婆さんが行方不明になりました。

元々小さい村なので情報が回るのが早く、すぐに捜索隊や警察で探しまわったのですが、数日後、川で水死体となって発見されたそうです。

川釣りをする人なら分かるかもしれませんが、流れの関係で流木やゴミ等が溜まる所が川によっては出来るのですが、死体はそこで発見され、そしてその死体のすぐ近くに子猫の死体が詰まったビニール袋も浮いていたそうです。

この話を終えた後叔父は、

「俺は宇宙人だとか幽霊のたぐいは信じていないが、動物の呪いって奴だけは、もしかしたら本当にあるのかもしれないな」

と話していたのがとても印象的でした。
長乱文失礼しました。

家族を守ってくれている猫のハナちゃん

5年前の話です。

我が家は庭に建て増しをして家を広くしました。うちは祖母、両親、兄、妹、私と大人数だったので、部屋が増えてうれしかったのですが、それから我が家はめちゃくちゃになりました。


父はお酒をほとんど呑まない人でしたが、理由もないのに酒量が増え、暴力はふるわなかったものの大声で怒鳴るようになりました。

兄はそんな父がイヤで、就職が決まっていたので、会社の寮に入って家を出て行きました。続いて祖母、妹が家で事故死しました。

妹の遺体を見つけたのは母で、突然のことで辛かったせいか、変な拝み屋のところに通いつめるようになり、家事をほとんどしなくなりました。

家が広くなってから3ヶ月でこれだけのことが起きました。


428:本当にあった怖い名無し:2005/10/27(木)15:56:21ID:mCldIhro0
私はというとずっと夢だ、幻覚症状だと自分に言い聞かせてごまかしていたことがありました。

家を広くしてから知らない3人家族を家のあちこちで見るようになったのです。最初に見たのは庭ででした。父親らしき男、母親らしき女、子供らしき男の子。

格好は古い感じで、3人で記念写真のように立っていて、口だけがニヤニヤと笑っていて、ばかにされてるような感じでした。いつも私が気づくと2、3秒経ってから消えます。

そんな中、野良猫が庭に迷い込んできました。

うちは動物を飼ったことがなかったのですが、私が学校に行く時と帰ってくる時、必ず玄関にいて待っているその猫がかわいくてしょうがなくなり、父と母の機嫌のいい時に説得し、うちで飼うことにしました。

鼻のところにほくろのような模様があったので「ハナちゃん」と名づけ、ハナちゃんの存在は安らげない家の中で唯一の慰めでした。

ハナちゃんが一緒にいる時は、なぜかあの家族を見ることもありませんでした。
2ヶ月くらい経った頃、ハナちゃんは急に死にました。

朝いつも1番に起きるハナちゃんが起きてこないので、部屋を探すとハナちゃんは冷たくなっていました。獣医さんは心臓麻痺かな、と言ってました。

私はここ3ヶ月に起きたこと、心のより所だったハナちゃんがいなくなってしまったことで、精神のバランスを崩したのか、全てがどうでもよくなり、感情を表に出すことなく、毎日を過ごすようになりました。

ある夜、ふっと目を開けると、あの3人家族がベッドの脇に立って、私を見下ろしてました。ニヤニヤと笑っていました。

今考えると恐ろしいのですが、その時はもう、勝手にしてよ・・・と思っていました。その次の瞬間でした。

ものすごい剣幕で怒っている猫の大きな顔が浮かび上がり、父親らしき男に噛みつきました。家族は驚愕の表情で消えました。

私もこの時はほんとうに恐ろしかったのですが、穏やかに変わった猫の顔を見た瞬間「ハナちゃん!!」と叫びました。鼻の横の模様がはっきり見えたのです。


430:本当にあった怖い名無し:2005/10/27(木)15:57:40ID:mCldIhro0
朝起きると珍しく母が先に起きていました。寝ていたら布団の上から猫の足のような感触でつつかれ、起きてしまったのだそうです。

私は抑えていた感情が一気にあふれ、大泣きしました。

母と起きてきた父を前にして、酒を呑んで怒鳴るのは止めて、拝み屋に行くのも止めて、こんなんじゃ、おばあちゃんと妹があの世にいけないと、とにかく泣き叫びました。

さすがに両親もわかってくれたらしく、父は家のお酒を全部捨てて病院に通い、母は拝み屋に行かなくなり家事をするようになりました。

そんな時、兄から連絡がありました。子猫を飼ってくれないかというのです。

寮に住み着いた猫がいて、毎晩駅からの帰り道の途中で自分を待っている、かわいくて放っておけない、自分は寮だから面倒みてくれないか、という話でした。

ハナちゃんには申しわけなかったのですが、うちで飼うことにしました。


431:本当にあった怖い名無し:2005/10/27(木)15:58:58ID:mCldIhro0
学校から帰った夕方、1人で家にいた時です。台所でテレビを見ていると寝ていた子猫が急に起きて廊下に飛び出ていきました。

同時に廊下でバタバタバタ!と玄関に向かって走る音が聞こえました。驚いて廊下に出ると、子猫が毛を逆立てて玄関に向かって怒っていました。

近づくと「フィギャアアア!!」と猫の怒鳴り声と「うわあーっ!!」と男の声が響きました。猫の声は子猫のものではありませんでした。

あの家族を見ることは全くなくなりました。兄は猫が気になるらしく、よく家に帰ってくるようになりました。

父も母もおかしなところはなくなり、家族で1ヶ月に1度は祖母と妹のお墓参りに行きます。

我が家では猫はうちの守り神、と思うようになったせいか、今は7匹の猫がいます。子猫も大きくなりボスとして健在です。

猫に命を救われた男

この間風邪をこじらせ、会社を早退した。

一晩寝たら治ると思ってたが、次の日目が覚めたら体が動かなかった。枕もとのポカリ飲むのがやっとで、マジで這う事も出来ない。

鞄の中で携帯が鳴ってても、そこまでたどり着けない。そのうち、目の前が真っ白になってきて、あーこれヤバいと思いつつ意識が飛んだ。


そしたら思いっきり鼻を噛まれて目が覚めた。忘れてたんだが俺は一人暮らしで、猫(メス・推定5歳)と住んでいる。

不規則な仕事なんでこいつのメシと水は、三日分くらいストック出来る自動給餌(きゅうじ)機を使ってるんだが、起こしに来たって事はメシが無くなったって事だ。それにトイレ掃除もしてない。

これはいかん、と思って死に物狂いで布団から這い出した。時々ふっと意識が途切れたが、その度猫に噛まれて覚醒。

何とか部屋の真ん中まで来たところでまた携帯が鳴った。必死で出たら会社の同僚だった。何か言ってるが、全然頭に入ってこない。

とにかく体が動かない事を伝えた所で本当に意識が飛んだ。
次にハッキリ目が覚めたら病院にいた。

医者の話を聞いて驚いたんだが、俺は過労と栄養失調から風邪がこじれて肺炎になりかけていたらしい。ついでに、早退した次の日と思ってたら、既に三日経っていた。

熱で意識がぶっ飛んでいたらしい。同僚が来て救急車を呼んでくれなかったら、本当に死んでいたそうだ。

付き添っていてくれた同僚に礼を言った後、猫の世話を頼んだ。迷惑だとは思うが、メシと水とトイレの始末してもらえば後は何とかなるから。

そう言ったら、同僚がちょっと変な顔をした。

「いや、猫いなかったぞ?つーか、猫の物なんか無かったぞ」

覚えてないが救急車で運ばれる前、俺はずーっと猫の事を言い続けていたそうだ。だから世話をしようとしてくれたそうだが、猫もいなければ給餌機もトイレも見当たらなかったらしい。

「仕方ないから、コンビニで猫缶買って開けてきたけどさ」

そんな訳無いだろ、と言い掛けてゾッとした。何で忘れてたのか分からんが、猫はもういなかった。

3月の頭に車に轢かれて死んで、あいつの使っていたも物全部処分した。その事言ったら、今度は同僚が青くなった。

俺が電話に出た後ろで、猫がでかい声で鳴いていたそうだ。

俺は今朝退院した所だが、連休に入ったら墓参りに行く事にした。

帰ってきたシロ

シロが貰われていったのは春になったばかりの頃でした。

家で飼っていた三毛猫が5匹の子供を産み、唯一のオスの白猫だけが一番始めに貰い手がついたのです。

シロが貰われていってしばらくの間、親猫はいなくなった小猫を探して鳴いて家中を探しまわっていたものです。


まもなく夏になろうとするある雨の夜・・・・・・。

私は遅くまで机に向かっていました。家族はもう休んでおり、家の中は静かでした。

「・・・・・ちゃん、・・・・・・ゆきちゃん・・・」 
   
小さな細い声で名前を呼ばれて、私ははっと顔を上げました。部屋のドアを開けて廊下を見ましたが家の中は相変わらず寝静まっています。

その時、何故そう思ったのかは分からないのですが、「帰ってきた」と思ったのです。

何かが、私を必要としている・・・そう思った私は部屋の雨戸を開けて外を見ました。すると、私の部屋の窓の下に一匹のガリガリに痩せた灰色の猫が倒れていました。

私は急いで玄関から表に出ると、その猫を見に行きました。猫は今にも死んでしまうのではないかと思うほど弱っていました。

それからの私は大忙しでした。
バスタオルに猫を包み家の中に上げて牛乳を温めて猫に与えると・・・
猫は弱々しくも小さく鳴いて毛繕いを始めたのです。

翌朝、猫を両親に見せると汚い猫を家に上げたので叱られましたが私は、この猫を飼うんだと言い張りました。どうせ、家には親猫と小猫の合わせて5匹いるのです。

私は絶対に、この猫はシロだと言いましたが、父はそんなはずはないと言います。何しろ、シロの貰われていった先は、車でも30分以上かかるところだから生まれて半年も経っていない猫が帰ってくるわけはないと言うのです。

もっともではあります。しかし、元気になった猫をお風呂に入れてシャンプーすると、灰色の猫は美しい白猫でした。
ところが、まもなく、私の留守中に白の貰い手の人が訪ねてきたのです。

その人が言うには、いただいた猫がいなくなってしまったので代わりの猫が欲しいとのこと。応対した母は、白猫のことは黙っていたそうです。それから猫もあげませんでした。

他の猫と仲良くじゃれて、母猫に甘える白猫がやはりシロに思えて不憫だったのでしょう。

反対した父でさえ、その頃には「白猫が帰ってきた」なんていう話を近所の人や、仕事仲間にしていたぐらいですから。

その後、シロはおじいさんになって死ぬまで我が家で暮らしました。

彼は猫のくせに水が大好きで、夏の午後、庭の水まきを始めるとどこにいても飛んできます。そして、大騒ぎしながらホースの先にじゃれて、ずぶぬれになる遊びが大好きでした。

助けた御礼のつもりか、よく鳥を獲ってきて私に見せに来ました。私が困って

「生の鳥は食べられないんですけど・・」

と言ったら、生きたネズミの赤ん坊をくわえてきたことがあります。案外彼らには、人の言葉が通じているのかもしれないですね。

私はといえば、もちろん、その猫はシロだったと思っています。あの雨の夜、私の名前を呼んだあの声は何だったのかはわかりませんが・・・・・・。

でも誰かが私を呼んだことは、紛れもない事実です。
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