出典: 7net.omni7.jp
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2001年に「ドメスティック・バイオレンス防止法」が施行されてから
15年半という歳月が過ぎた。
「配偶者間の暴力は犯罪である」と明言した法律ができたことで、
行政や警察の対応は変わった。
「警察は民事不介入」などと言われ、泣き寝入りを強いられてきた被害者が、
堂々と助けを求められるようになったのだ。
ドメスティック・バイオレンスという言葉は、日本の社会にも浸透し、
2015年、全国の警察が把握したDV被害も6万3000件超と過去最多を記録した。
これもDV防止法後の変化のひとつといえるのではないか。
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法律ができたことによって、幾分か被害は表面化されたが、変わらないこともある。
「私さえ我慢すればいい」と、理不尽な暴力にひたすら耐えてしまう被害者の心理と、
警察など援助する側の人々も含めた世間の理解不足である。
「夫が怖くてたまらない」の著者で、友人がDVの被害者であったことをきっかけに、
この問題の取材を続けている梶山寿子氏は次のように語る。
DVの被害者は、一刻も早く地獄の状況から抜け出そうと必死に助けを求めている
イメージを持つかもしれないが、実はそうではない。
「DVという言葉は知っている。でも、わたしの場合はDVじゃない」。
そう思い込もうとしている人が少なくないのだという。
さらに複雑なのは、近年話題の言葉である”モラハラ”のケースである。
梶山氏は
このことを多くの人に知ってほしいと言う。
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ここで「加害者の言動の共通点」を4点ほど紹介する。
自分のパートナー(男女を問わない)にこうした兆候があれば、注意してほしい。
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一方、被害者は「なぜ逃げないのか?」と言われることも多い。
逃げないのではなく、「逃げられない」のである。
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暴力をふるう配偶者と、最終的にはどのような道を選択するのか。
驚くべき調査の実態が明かされた。
命を脅かすほどの暴力や暴言。
ひとりでも多くの被害者が救済されるためにも、国民ひとりひとりが
もっとDVの実態を知る必要があるだろう。
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