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【夏を目前に】お化けよりも人間の方が怖い!! 震えが止まらない実話厳選公開!!【PART6】

読後感は、人それぞれです。
2016/07/12 UPDATE
 
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トラウマになるほどの恐怖!
読み始めると止まらない厳選実話【PART6】はじまりです!!

十九の春

母方の祖母は、もうすぐ十九になる私に
「わたしは十九の春だったからねぇ」
と自分が十九で結婚した当時のことを今でも嬉しそうに語ってくれる。
老後にこんな風に自分の結婚を幸せそうに語れる人になるのが私の夢だ。
そんな祖父母の末娘である私の母は、嫁いだ先の農家で舅や姑から虐げられて、
私達姉弟を妊娠中も農作業をさせられ切迫流産。
夫からは暴力を振るわれ勝手に借金をこさえられ、遺産相続に巻き込まれと
絵に描いたように不幸な結婚生活を送っている。
個人的に後味悪かったのは、ある日父の暴れっぷりに耐えかねて
「お母さん、何であんなのと結婚したの?」と尋ねた時に
「あんたができたせいだよ」
と睨まれたことだ。お気に入り詳細を見る
五十近い今でも結構な美人なのに、すっかりやつれてしまった母が不憫でならない。

余談だが、母は今でも自分の胸の大きさをかなり気にしている。

看護師さんから聞いた話

自殺で思い出した、看護師さんから聞いた話。前にどこかにも書いたんだけど。

ある若い女の子が白血病を宣告された。貧血ということでごまかしてきたけど、
彼女はうすうす気付いていたらしく、「やっぱり…でも、私頑張るから」と前向きに受け入れた。
しかしその日の夕方、彼女は病院の屋上から飛び降りてしまった。
数人の医師看護師が窓をかすめて落ちていった影に気付いて、すぐに彼女に駆け寄った。
この話をしてくれた看護師さんも急を聞いて処置に駆けつけた。
その時、自殺を図った子はまだ意識があった。

「なんで?!わたし、何したの?!なんで?!なんでこんなこと?!
痛いぃ、嫌だ、死にたくないぃ、死にたくないぃ、お母さぁん!!!」
屋上で夕暮れの街を眺めているうちに発作的に飛び降りてしまったらしい。
告知を受けたばかりなので家族に付き添うように指導していたんだけど、
彼女が元気なので安心してつい家に帰ってしまったらしい。
やがて意識も無くなり、心肺停止。心臓マッサージをするとゴポゴポと血が溢れてくるような
状態で、手の施しようがなかったという。
家族的にも付き添っていれば、と後味悪いだろうし、仕事とはいえ血まみれ状態での
「死にたくない」って断末魔の悲鳴を聞くのはきっついなぁと思う…
病院坂の首縊りの家 [ 石坂浩二 ]
2000円
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ドラッグストア

ドラッグストアを襲い、客として居合わせた男一人を人質にとって
夜の田舎道を車で逃亡中の二人。
主犯格Aは発砲するつもりは無かったのだが、
少し頭の足りない共犯Bが考えナシに
客と店員に発砲してしまい、客の男は死んだ。
AはBに怒りを覚えつつ、凶悪犯となってしまったため人質を捕らえて逃げている。
小さな町の留守宅に侵入して車を隠し、パトカーをやりすごす。
家の中から外を警戒しつつ、人質の身分証明書を確認すると裕福なヤッピーで
休暇で田舎に遊びにきていた男ということがわかる。
会話をしているうちに、間抜けな事にBがAの本名を口走ってしまう。
「警察にはなにも喋らないから」と言う人質も、
Aも、内心「これで人質を生きて逃がすことはできなくなった」と思う。
そしてAはあっさりとBをナイフで刺し殺す。
人質は「犯人については何も喋らない、ドラッグストアの殺人だけなら第二級殺人だが
自分を殺せば第一級殺人(死刑)になる」、と必死でAに訴える。
「君は(身分証を見たので)私の住所も家族も知ってしまった。私が証言したら
君は私の家族も狙うかもしれない。家族をそんな危険な目に合わせたくない」
人質の男の訴える口調は誠実に聞こえる。
男の質問にAが『自分のもっとも恐れることは目が見えなくなることだ』と答える
のを聞いて、「私にとって家族を失うのはその苦痛と同じ事なんだ」
そして、君は自分の魂の救済のために、私を解放するべきだ、と言う。
まだ君の魂には人を信じることによって救済され、本物の人生を送る望みがある、と。
365:2/2:2007/01/11(木) 00:46:37 ID:rK4z6GvC0

Aは鼻で笑っているが、クリスチャンで牧師のように語る男の話に
徐々に心が傾いていく。
人質の男は、自分の信心を証明する、と言う。
自分の縄を解き、表の道まで歩かせてくれたら逃げずに戻ってくる、と。
Aは当然拒否するが、男の信心の話に心が動き、疑心暗鬼ながら男を庭に出す。
男が外にいる間は、Aも銃を離れたテーブルの上に置いたままにしておく。
人質の男が道路近くまで歩いて行った時、突然ヘッドライトが差した。
逃亡犯を探すパトカーが近付いてくる。
人質の男は咄嗟に茂みに飛び込んで身を隠し、
パトカーが行ってしまうと家に戻ってくる。
男が外にいる間は、Aも銃を離れたテーブルの上に置いたままにしておく。
人質の男が道路近くまで歩いて行った時、突然ヘッドライトが差した。
逃亡犯を探すパトカーが近付いてくる。
人質の男は咄嗟に茂みに飛び込んで身を隠し、
パトカーが行ってしまうと家に戻ってくる。
男は戻ってくるというAの信心を、Aは解放している間
銃を取らないという人質の信心をお互いが認めた。
家にあった酒で乾杯をした途端、人質の男が酒の入ったグラスをAに投げ付け、
顔面を蹴りあっというまにAを椅子に縛り付ける。
「待て、俺はあんたを解放するつもりだったんだ、本気で」
と訴えるAに男は「それは分かっている」と言う。お気に入り詳細を見る
「私も警察にはなにも言わない。君を裏切るつもりならさっき警察の車を止めていたさ」
ドラッグストアで殺された客は、一緒に休暇に来ていた男の親友だった。
男がナイフを取ったのを見て、Aは目が見えなくなるのが一番恐ろしいと言った
自分の言葉を思い出す。
妙な笑いを顔に貼付けた男が近付いて来る。
                          終わり。

ベンチに座っている老人

無職だった頃に公園を散歩していたら、
ギターを抱えてベンチに座っている老人を見かけた。
暇だから声をかけてみたところ、こんなことを話してくれた。
定年退職直後に事故で右足が利かなくなり、
そのせいで奥さんと熟年離婚してしまった。
退職金もほとんどが慰謝料として持っていかれ、
わずかに残ったお金をはたいて、昔憧れていたギターを買った。
今はもう弾き方も忘れ、ただ抱えているしかできないが、
それでも今はこうしていることが幸せなのだという。
就職も決まって忙しくなったため、それからしばらく公園に
行かなかったのだが、ある時ふと思い出してその公園を訪れた。
しかしいつものベンチにその老人はいない。
通りかかった人に聞いたところ、ある冬の日の朝、
ベンチに腰掛けたまま、ギターを愛おしそうに抱えて死んでいたそうだ。お気に入り詳細を見る
家族のために頑張ってきたはずなのに、孤独な最期を迎えた
老人が悲しすぎると思ったと同時に、もし無職のままだったら
俺も将来そうなっちまうのかな、と思った。

JR福知山線脱線事故のドキュメンタリ

実話な。
2005年のJR福知山線脱線事故のドキュメンタリを、
ナショナルジオグラフィックでやってたんだ。
まぁ、外国製作らしいクサい演出もあったんだけど、
生存者や、生存者家族のインタビューが多くて、見る価値がある番組だったと思う。
滋賀県に、長谷貴將(はせたかのぶ)さんっていう、
救急医療のスペシャリストのお医者さんが居た。
ニュースで事故を知って、レスキュー隊だけじゃ現場に手が足りてないだろうって、
自発的にチーム率いて、二時間掛けて大阪まで行ったそうな。
一両目、足が下敷きになっちゃって激痛に苦しんでる男性のとこに長谷医師が行って、現場気温40℃を超える中でまず
「済生会、滋賀県病院の、長谷貴將といいます」って自己紹介したんだって。
「普通に病院に行っても、まず自己紹介するようなお医者さんには
会ったことがありませんでした(笑)」って、そこのインタビューだけ何だか和んだ。
痛くて痛くて、早く瓦礫どけて助けてくれー!ってなってる男性に、
長谷医師がクラッシュ症候群の危険を昏々と説明して、
「服を切らせて頂きますね」とか丁寧な物腰を崩さなかったので、感激したって言ってた。
688:2/4:2013/02/09(土) 07:39:27.47 ID:PhNnl7KwO

一両目から運び出された他の女性がほんとに重篤だったんだけど、
長谷医師と、一緒に来たチームのアキトミ医師の二人も、
必死に救命活動しながら病院まで付き添って行って、その女性も助かった。
障害が残ったけれども笑顔が戻った女性と、女性の母親と、
アキトミ医師の3ショットの映像は素晴らしかった。
しかも、その女性をヘリで送り届けた後でも、
チームは現場に戻って来てまた何人も助けてんだよ。
もう生きた人間は居ないんじゃないか、って、
粗方のレスキューが引き揚げた後の、地獄の現場で。
一両目、運転手の死体の傍で7時間耐え続けてた大学生もその一人。
クラッシュ症候群って、現場での救急医療が何より大事なんだよな。
もし長谷医師のチームが来なかったら、死者が増えてた。
こんな医者が居るのか!って本当に感動して番組を見終えた。
…までは良かった。
突如黒くなる画面。
「This film is dedicated to Dr.Takanobu Hase.
He died in 2006.」
この番組を長谷貴將医師に捧げます。彼は2006年に亡くなりました。お気に入り詳細を見る
689:3/4:2013/02/09(土) 07:44:06.56 ID:PhNnl7KwO

はぁ!?死んだ!?
信じられなくて、色々調べた。
最初は、忙しいから不摂生とかして病死されたとか、
事故死とか色々楽観的なこと考えてたよ。
でも現実は最悪だった。自殺だ。事故から1年ちょいしか経たない内に、自ら命を絶ったんだ。
以下、当時のニュース記事からコピペだけど。
・救命活動が全国に知られ、病院側の指示で講演や会議への参加などが増えた。
・病院は〈広告塔〉として、講演や研修活動に取り組むよう指示した
・病院側は長谷さんの赴任前から提示していた 「(救命救急センターに)2人の部下を置く」という条件を実現させなかった
・このため、多忙を極めた上、同僚から中傷を受けるなどして、うつ状態に追い込まれていた
・講演や会議などの対外活動が増えると、やっかみとも取れる不評が院内から噴出。同僚医師からは「それでも救急医か」 「こいつの言うことは聞かなくていい」などと罵倒された
690:4/4:2013/02/09(土) 07:46:16.31 ID:PhNnl7KwO

・亡くなる前日には、長谷さんが準備に心血を注いできた、
済生会主催の学会で英国人医師を招請する企画をめぐり、事務担当者と対立。
それまで企画を支援してきた病院幹部からも「一晩頭を冷やせ」と
冷淡な態度で突き放されたことで決定的に追いつめられた
遺品の中から見つかった長谷さんの手帳には、
スケジュールがびっしり書き込まれていたという。
長谷医師は、脱線事故の現場を振り返って
「自分が死んでもいいと思っていた。とにかく被害者を助けたかった」と話していた。
本当は長谷医師は、公演や会議なんか置いておいて、
いつでも現場に居たかったんじゃないだろうか。
東日本大震災の時にこんな人が居てくれたら、と思い、でももう居ない死んだんだ、
という思考の反復を今でも繰り返して、後味悪い気分を味わっている。

2月11日、またナショジオで福知山線の番組やるらしいから、カキコ。お気に入り詳細を見る
692:本当にあった怖い名無し:2013/02/09(土) 08:48:40.95 ID:DZwBOzTh0

うちの近所に済生会あるけど地元の人はあんま行かなくなったしな
看護士の対応見ると病院の質がよくわかる
しかし長谷医師は残念だね
違う病院だったらまた違ったのかもね

孤独死

自分が中学生の時にうちのマンションの隣の一軒家に住む
お爺さんが病死の為、孤独死した事があった
しばらく空家として放置されてたんだが
簡単なリフォームが施された後、ある家族が越してきた
母子家庭の親子でその家の一人息子は自分と同い年で自分のいたクラスに転入してきた
中学時代はその子とはあまり親交が無くてたまに会話する程度の間柄だった
頭が良くなかった自分とその転校生は県内でも
最低ランクの高校を受験し、合格後またクラスが同じになった
高校入学後からそいつからの自分に対する
ひどいイジメが始まり暴力やお金、物を巻き上げられる事が続いた
破れた制服や自分の私物が部屋から激減し出した事が原因で
自分の母親にイジメの件が知られてしまった
700:本当にあった怖い名無し:2013/02/09(土) 12:16:06.85 ID:2Gd2ZBPO0

父親が病死していたため母子家庭だった
自分の家は母親が父親代わりとしてかなり男勝りな性格で
「よし、お母さんが今度ちょっと話しつけてくるわw」みたいな感じで相談に乗ってもらっていた
ある日学校から帰ると家にその日仕事は休みのはずの
母の姿は無く晩御飯の用意も何もされていなかったので
自分でカップラーメンを作って食べた後にそのまま眠くて自分の部屋で寝てしまった
夜遅くにドアが開く音で目が覚めて家に誰か
入ってきた音がしたので母親が帰ってきたんだろうと思い
そのまま声もかけずに再度眠りについてしまい、目が覚めるともう翌朝になっていた
母親はちゃんと家にいて朝ご飯を作ってくれていて、
「昨晩は晩御飯作って無くて御免ね」と謝られた
いつもどおりに会話して学校へ行くと何故か
いつもちょっかいかけてくるA(例のイジメの張本人)は大人しくて
何もしてこずに、どちらかというと避けられて無視されてるような感じだった
何故かその日を境にあれだけ酷かったイジメはピタッと治まり
そのまま高校卒業までの3年間全くイジメられず
卒業する事が出来た(イジメは殆どAからのもので他の生徒からはイジメられていたわけではなかった)
母親には直接尋ねたわけではないのだが、
直感的に何かしらの対処をAの家族に対してしてくれた事は想像できた
701:本当にあった怖い名無し:2013/02/09(土) 12:24:21.93 ID:2Gd2ZBPO0

そうした母親への感謝も忘れかけていた頃に、
母親も病死してしまい自分は20代で独りぼっちになってしまった
とはいえもう就職もしており生活に困るわけではなかったので以前同様の暮らしを一人で続けていた
そんなある日、高校の同窓会の案内が来て出席したのだが
自分が会場に顔を出した瞬間、会場の雰囲気が変わった
ちょっと居心地悪い同窓会だったがまあ一年生の時イジメられてたし、
あまり活発でなかった自分は歓迎されて
なかったのかもしれないなあという感じで納得していた
703:本当にあった怖い名無し:2013/02/09(土) 12:52:00.97 ID:2Gd2ZBPO0

Aも出席していたんだが席も離れていたため会話する事も無く、
結局自分は一次会のみで退散することにした
そのまま眠る事が出来ないまま街をうろついて
早朝のファミレスで飯を食べていると同窓会帰りのBとCが入店してきた
同じテーブルで一緒に食事をしていたんだが当然、BとCはひどく酔っ払っていた
B、C「お前、イジメられてたけど、よく同窓会来る気になったな、Aには会いたくなかっただろ?」
自分「いやいや、イジメなんて一時だけだったし向こうが急に相手にしてこなくなったのでもう気にしてないよ」
B、C「お前の話題で2次会以降盛り上がりまくりだったぞwお前というかお前の母ちゃんの話だけどw」
自分「何!?」
709:本当にあった怖い名無し:2013/02/09(土) 13:08:55.69 ID:2Gd2ZBPO0

B、C「お前がイジメられなくなったのは母ちゃんのおかげだぞ、ていうかお前の代わりに母ちゃんがイジメられたようなもんかw」
どういった事か説明してくれと頼み込んで説明をBとCから聞く事が出来た
やはり自分がイジメられていた時期に母親が相手の家に文句を言いに行っていたようだ
いつもならAの家は母子家庭なので無職のAの母親が居る筈なんだが、
一時期母親が失踪していたようで
別れた父親がAの家に転がり込んでいた時期があったらしい
そのタイミングでAの父親が自分の母親をAの家で強姦、
その最中にAが帰宅して一部始終を見ていたらしい
A本人は手を出さなかったらしいが、
その日遅くまで何時間もAの父親に犯されていたそうだ
夜遅くにやっと自分の母親は解放されてその場で
今この場で起こった事を他人や警察に言わない事、
そうすれば息子にイジメを止めさせるし、
文句はないだろという風に脅されてその条件を飲んでしまったらしい
どうやらこの事実は噂として当時の学校の生徒の一部は
聞いていたようなんだがヤバイ話だという事で
学校中には広まらず信憑性のない噂だとして忘れられていたんだが、
今回の同窓会の2次会で詳しくAが教えてくれたとの事
710:本当にあった怖い名無し:2013/02/09(土) 13:21:18.93 ID:2Gd2ZBPO0

Aの父親はチンピラ崩れらしくその短い時期にだけ
たまたま家に住み着いていたらしくその後行方不明に、
Aは東京で働いているので2次会後もう東京へと帰る電車に乗っただろうとの事
Aの母親は未だにその一軒家に住んではいるがとっくに離婚はしているとの事で、
当然元旦那の行方は知らない
イジメが無くなってそれなりに楽しい高校生活が
送れていたものだと自分では思っていたんだが
まさか自分の知らないところでこのような悲しい出来事が起こっていたとは…
思い返せば、明るくなった自分とは裏腹に母親は
自室にこもる事が多くなっていたような気がする
Aは東京の飲食業で水商売をしているという事までは
教えてもらったのだが詳細な勤め先までは分からない
実家にも高校卒業後、殆ど帰って来ていないようだし話を聞きたくても直ぐにはどうにもならない

もうすぐ母親の3周忌があるのでそれを終えたら何かしらの行動を起こそうと思う

終わりです
劇場版 稲川怪談 かたりべ [ 稲川淳二 ]
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