震災直後には何処の企業も対策本部を設け、帰宅難民の安全確保と帰宅社員の通勤確保の危機管理システムを打ち出しています。
しかしその企業の地震対策本部が発表している基本計画はやはり社員の出社が条件です。
そのおかげで被災地の道路の復旧、電気・ガスの復旧、水道の復旧とライフラインの復旧に取り組む企業社員の他に尽くす精神に感謝しています。
震災直後には何処の企業も対策本部を設け、帰宅難民の安全確保と帰宅社員の通勤確保の危機管理システムを打ち出しています。
しかしその企業の地震対策本部が発表している基本計画はやはり社員の出社が条件です。
そのおかげで被災地の道路の復旧、電気・ガスの復旧、水道の復旧とライフラインの復旧に取り組む企業社員の他に尽くす精神に感謝しています。
今と東日本大震災当時とは比べ物にならないくらいにテクノロジーが進化し、在宅で働く環境が整備されています。
クラウドの普及で“雲の上”にデータを格納することで、いつでも、どこでも、同じような環境で業務を遂行することが可能になったからです。
だからこそ、自宅であっても“通常業務”を行うのだ。
そんな時代になっても、会社の上司は地震被害で交通機関がマヒしていても出勤を命令します。
時代に逆行している日本ですが人情の厚い国でもあります。
私たちは社会で生活していく限り、何らかの仕事につかざるを得ません。
またつくことは即生活安定につながります。
そして社会的使命を果たすことが大きな生きがいにもなります。
結果として最後に求められるのがやはり、家族の情愛だと思います。
テレビドラマではありませんが、仕事で成功して裕福になり、名誉も地位も得たが、家に戻れば家族の関係は冷え切っている。
そんな家庭も少なくありません。
その状態では心からの幸福を味わえる家庭とは言えないと思います。
東日本大震災、大阪地震など通勤時間や勤務時間、退社時間にかかる災害では、自宅が心配なサラリーマンの心情も理解できます。
交通機関不能になった状況では徒歩で出社、退社、バスやタクシー待合行列情景は日本だけではないでしょうか?
運転不能になっている交通機関の駅舎に集まるサラリーマンは企業の通勤ロボットとなっています。
外国のサラリーマンなら自宅で交通機能が回復するまでじっくりと待っているはずです。
地震や台風被害の時間帯にもよりますが、勤務時間に影響する災害であっては、社員には必ず平常勤務が通達されます。
平常勤務は利用可能な公共の交通機関に集中するので、駅や待合室、バスストップ、タクシー乗降場は我先にと詰めかけ、人で身動き取れなくなります。
でもこの強制のような企業からの通勤指示が災害早期復旧の原動力になっていることは理解することです。
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