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先天的に子宮を持たない妻が子供を出産!?その驚きの方法とは…??

2018/05/21 UPDATE
 
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出産のための新たな技術

少子化が進む現代では、結婚せず子供を産まない若者たちの問題が盛んに取り沙汰されます。

しかし、中には「産まない」のではなく「産めない」人もいます。

何らかの病気などの事情により、妊娠や出産のできない女性。

妊娠させる力のない男性。

彼ら彼女らは思い悩み、不妊治療を行うこともあります。

今回ご紹介するのは、妊娠・出産のための新たな技術を用いられた、とあるカップルのエピソード。

北欧に住む30代のマリン・ステンベリは、夫であるクラス・ニルソンとの間の子供を望んでいました。

ですが病気のため、それが叶わなかったのです。

そこで彼女が選んだ手段とは……。

ロキタンスキー症候群

マリン・ステンベリは、「ロキタンスキー症候群」という先天的な病気を有していました。

それは何と、子宮と膣が存在しないという疾患です。

子宮という臓器は非常に繊細であり、現代の医学でも人工的に生み出すことはできません。

当然、マリンの妊娠・出産は絶望的と思われたのですが……。

子宮移植プロジェクト

マリンは夫であるクラス・ニルソンの勧めにより、ヨーテボリ大学の子宮移植プロジェクトに参加することを決めました。

生体ドナーから子宮を移植し、妊娠を試みるというこの技術は、先端的であり画期的でもあるものでした。

(ここで改ページします)

子宮の移植

ドナーとなったのは、エヴァ・ローゼンという60代の女性。

マリン、クラスとも交流のあるエヴァは、子宮の提供に同意。

手術から43日経過した後、マリンはついに月経を経験。1年後には待望の妊娠となったのです。

出産へ

帝王切開での出産とはなりましたが、子供は無事に誕生。

こうしてマリンとクラスは我が子を授かったのでした。

その後、同じく子宮移植手術を受けた女性らのうち3名が妊娠・出産。

マリンとクラスの子供はヴィンセントと名付けられ、元気に育っています。

子宮移植手術は新しい医療技術であり、まだまだ難しいものでしょう。

ですが、こうした手術の成功は不妊に悩む人々にとっての希望となるのではないでしょうか。

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