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彼のサークルのBBQで。彼『この女の根性叩きなおしてやって下さいよ、先輩~』彼先輩『^^』私「もうやめて、やめて!」 → 結果…

彼のサークルのBBQで。彼『この女の根性叩きなおしてやって下さいよ、先輩~』彼先輩『^^』私「もうやめて、やめて!」 → 結果…
2018/05/14 UPDATE
 
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彼のサークルのBBQで。彼『この女の根性叩きなおしてやって下さいよ、先輩~』彼先輩『^^』私「もうやめて、やめて!」 → 結果…



元彼が、私の前と友達の前とじゃ

全然態度が違う人だった。


当時お互い大学生。別々の大学。

元彼はいわゆる

体育会系バリバリのサークルに入っていて

先輩も友達もものすごく

男尊女卑な旧態依然とした

雰囲気の人たちだった。

元彼は私と二人きりの時は

ベッタベタに優しくて

ちょっと鬱陶しいくらい

甘えてくる人だったし、自分でも

「尽くすタイプ」と

自称してたくらい甘甘なタイプだった。

でも先輩や友達の前に出ると、

態度が180℃コロっと変わる。

サークルの空気が

「男は女に尽くさせてナンボ」

「女は女中と思え」

「釣った魚に餌はやるな」が

不文律で、彼氏もその手前、

女に冷たくあたる男を

演じなければならなかった…らしい。

(ここで改ページします)



付き合って

一年半くらい経ったあたりで、

元彼が私とつきあってることが

サークル先輩たちにバレた。

先輩たちに「顔見せにつれて来い」

「どんな女か見てやる」と言われ

断れずに私を飲み会に連れ出した元彼。

この時点で私は、

普通のサークルの飲み会だと思っていた。


集合場所は居酒屋の前だったけど、

店には入らずそこから

先輩の部屋へ直行。

着いてすぐ、

なぜか先輩の部屋の掃除と

脂のこびりついたガス台や

シンクの掃除を言いつけられる。

驚いてポカンつぃてると、

元彼が耳元で

「ゴメン、

俺の顔をたててちょっとだけガマンして」

と囁く。

ムカついたけどここで

キレるのも大人げないし、

彼に恥かかせちゃいけないかと思い

買ったばっかの

白のワンピースで汚部屋を掃除した。

特にトイレが

思い出したくない位ひどかった…。

その後は、

途中から参加した誰かの

彼女と一緒におさんどん。

グラスがちょっとでも空くと

「こっち注ぎに来いよー!」

とあっちこっちから怒鳴り声が上がる。

すぐに行かないと舌打ち。

ひどい時は

「気がきかねーな!」と小突かれる。

しりもさわられる。

ムネも掴まれる(痛かった)。

19時から深夜2時までそれが続き、

その間、水分補給すらできなかった。

元彼はヘラヘラして先輩と一緒になって

「もっと動けよー!」と私を野次ってた。

(ここで改ページします)



帰り道、元彼は

平謝りだったけど

私はもう口をきく元気もなく

無言で彼を振りきって帰った。

元彼は「ほんとごめんな。

疲れただろうから俺んちで休んでいきなよ」

「俺も無理して周囲に合わせたから疲れちゃった。

○ちゃん(私)に癒して欲しいでちゅ」

とさかんに言っていた。呆れた。

その後しばらく距離を置いたけど、

元彼に謝りまくられて

また会うようになった。

ただ「もうサークルの集まりには行かないし、

今度同じことがあったら別れる」

とは言っておいてあった。

それから二ヶ月もしないうち、

ドライブに行こうと

誘われて集合場所に行った。

そこには例のサークルの面々が…。

やられた、と思ったけど

彼が私の腕をがっちり掴んで離さない。

「今日一日だけの辛抱だから。ね?ね?」

と囁いてくる。

そのまま先輩の車に押し込まれ、

なぜか彼は助手席。

私は後部座席でセクハラ先輩に

両脇を固められ、

ずーっと腕や腿をさわられまくる。

(ここで改ページします)



元彼は助手席で

私のないことないこと悪口三昧。

なぜか私は金遣いが荒い、

遊び女のクズってことにされていた。

学生なのにフリーターということにされ、

浮気癖があることにもなっていた。

もちろん全部大嘘。

元彼は道中ずっと

「その遊び女の根性

叩きなおしてやって下さいよ、先輩~」

などと言っていた。

殺意が湧いた。

現場に着いてBBQが始まった。

女は私を入れて三人。

みんな到着した時点でぐったりしていた。

BBQの間、もちろん男は何もしない。

荷物も持たない。火も起こさない

(鉄板はレンタル)

ビールが缶だから

お酌せずに済むのだけが救いだった。

買出しは私が来る前、

他の二人の女の子がやらされたらしい。

こういう場だと

しいたげられた者同士

仲良くなるのかもしれないけど

私たちはお互い口もきかず、

目も合わせずただ黙々と働いた。

いまだにあの二人の名前も知らない。

あまりにもただの苦行で、

友情が芽生える心の余裕もなかった。

(ここで改ページします)



ところで私は高所恐怖症。

元彼もそれを知っていた。

酔っ払った元彼、

何を思ったか私を

崖のところまで引っ張っていき、

何度も何度も突き落とす真似をする。

もちろん柵はあるけど、

下は切り立った崖で、

柵はボロボロに老朽化してるし

元彼の手元が狂って本当に押されたら、

落ちて大怪我する高さ。

うずくまって

「もうやめて、やめて」

と言うと、軽くだけど笑いながら蹴られた。


「ごめんなさいは?ごめんなさいは?」

と酔っ払いたちから野次が飛んで

「ごめんなさい」と言うしかなかった。

エスカレーターに乗るのも

膝がガクガクするくらい

高いところが駄目なので

このままここに

立たされ続けていたら

気絶してそれこそ落ちると思った。


その後、崖の前から

離してもらえたけど、

恐怖で胃がおかしくなって吐いた。

元彼とサークルの人たちに

「ゲロ子」って渾名をつけられて

その日、帰宅できるまで

ずーっと私は「ゲロ子」と呼ばれた。

(ここで改ページします)


帰宅できたのは午後10時くらい。

帰りは「ゲロくせー」と笑われて

隔離されたから

セクハラされずに済んで

まだマシだった。

解放後、元彼はまた平謝りしてきたけど

「クズ」と一言言って別れた。

その後は泣いてすがって来た。

土下座もされたし、

山のような復縁要請メールも来たし

花も指輪も突きつけられたけど

全部無視した。

送られてきたものは受け取り拒否した。

最終的に

「これ以上つきまとうようなら警察へ行く」

と言うと
「もう俺のこと好きじゃないの?」

とべそべそ泣くから、

「どこに好きでいられる

要素があるのか教えて欲しい」と言った。

そしたら真顔で

「誠実さ、

そして何よりきみを愛してること(キリッ」

と答えたので呆れた。

その後は実家にまで

押しかけてきて、

庭に侵入してうちの犬に撃退されていた。

元彼は犬が大の苦手。

「やめさせて、やめさせて」

と叫んでいたが

「私もあの崖でやめてって

何度も言ったよね。

でもやめてくれなかったよね。

私もあなたが吐くほど

気分が悪くなるまで止めない」

と言ったらやっと逃げて行った。

その後も半年くらいつきまとわれたけど

「ゲロ子にみっともなく

執着してるってサークルの先輩に

言いつけるよ」

と言って、やっとやんだ。

警察より先輩への

体面が壊れるのが怖いって、

どういう価値観してるんだか。


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