数年前、婚約者と役所に婚姻届を出しに行った時の話です。
私の母親は当時、少し前に病死し、父親は昔からいなかったので婚約者が「一人よりも二人の方がいいだろう。うちの両親もお前が好きだし」と言われて結婚を決めました。
言葉通り相手のご両親は優しくて一緒に料理を作ったりのんびりテレビを見たりしたことがあります。
そして婚姻届を出し、義理の実家に行こうと振り返ると「これでもう大丈夫だね」と婚約者が言いました。
数年前、婚約者と役所に婚姻届を出しに行った時の話です。
私の母親は当時、少し前に病死し、父親は昔からいなかったので婚約者が「一人よりも二人の方がいいだろう。うちの両親もお前が好きだし」と言われて結婚を決めました。
言葉通り相手のご両親は優しくて一緒に料理を作ったりのんびりテレビを見たりしたことがあります。
そして婚姻届を出し、義理の実家に行こうと振り返ると「これでもう大丈夫だね」と婚約者が言いました。
当時は同居していて、新居が決まりそうでした。
決まったら出ていこうという話をしています。
まだ作業があるふりをして席を立たず、何かを察したのか職員さんも関係のない話をしてきます。
その後ろで婚約者たちが話していたのは、私の逃げ場がなくなった話だったのです。
義母は「家事は任せる」義父は「給料は全部もらう」と言っていて、婚約者は「これでパパとママが楽できる」と言っていたのです。
それを聞いた私は「あー」と思い目の前の職員さんに婚姻届を返してもらい、カバンの中に入れ3人のもとへ戻りました。
結局家についたら化けの皮が剥がれたので2週間ほど我慢し、ある日机の上に破いた婚姻届を置いたのです。
すると「なにこれ?」と騒ぐ婚約者と義理両親。私はカバン一つで「それじゃ永遠にサヨナラ」と言って元気よく家を出ました。
荷物などは友達が預かってくれていましたし、家具は新居で買う予定だったので家具もありませんでした。
私が出ていく時に義理の父が「今日の晩飯は?」と叫んでいたのが忘れられません笑。
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