ご近所づきあいは、平穏にやっていきたいものですが、厄介な人がいる場合、なかなかそうもいきません。
常識はずれな行動を起こす人と出会ってしまうと、自分の生活が脅かされ、ストレスになってしまいますよね。
Hさんは、ある日同じマンションに住んでいるAさんに声をかけられます。
全くお付き合いのないAさんから、いきなり「化粧品たくさんあるんでしょ?余ってるならもらおうか?」と言われます。
あまりに突然のことで驚いたHさんでしたが…。
ご近所づきあいは、平穏にやっていきたいものですが、厄介な人がいる場合、なかなかそうもいきません。
常識はずれな行動を起こす人と出会ってしまうと、自分の生活が脅かされ、ストレスになってしまいますよね。
Hさんは、ある日同じマンションに住んでいるAさんに声をかけられます。
全くお付き合いのないAさんから、いきなり「化粧品たくさんあるんでしょ?余ってるならもらおうか?」と言われます。
あまりに突然のことで驚いたHさんでしたが…。
ある日、いきなりお付き合いも何もないAさんから「化粧品余ってるならもらおうか」と言われたHさん。
何を言い出されたのか訳が分からず、ぽかんとしてしまいます。
するとAさんは「この前もデパートの袋持ってたし、Bさんもあなたが高そうな化粧品の袋持ってたって言ってたし。たくさんあるなら使わせてよ」と続けます。
確かに、Hさんは肌荒れに悩み、いろいろな化粧品を試しているところでした。
なかなか治らない肌トラブルに、少々病的なほどに化粧品を買いあさっていたそうです。
しかし、付き合いもないAさんと、ましてや全く知らないBさんに、なんで?と驚くHさん。
まるで監視されているようで、気分が悪くなります。
「自分が使うために買っているので、人にあげる気はないです」と言って、その場は終わりました。
その夜、Hさんは夫にその話をしましたが、夫は「ふーん」と、気に留めない様子。
しかし、トラブルはそれからも続きます。
ある日、Hさんが仕事に出ようとすると、AさんとBさんが一緒に訪ねてきます。
「化粧品、わけっこしない?小さい容器に入れてくれればいいよ。」と言い出すAさん。
Bさんも「Aさん、コスメマニアだから詳しいよ。たくさんあるなら、ちょっと使わせてよ。」
たまりかねたHさんは、「一体何なんですか?!」と抗議しました。
すると、AさんとBさんは、Hさんがいつもブランドの化粧品の紙袋を持っていることや、ドラッグストアでも化粧品を買っていることを言い出しました。
あげくに、「そんなにいろいろ買って、ちょっと病気入ってる?」と笑う始末。
かなり深刻に肌荒れを悩んでいたHさんは、頭にきて「これから仕事なので失礼します!」と、2人を無視して出かけました。
背後から「ケチ」「感じ悪い」と言う声が聞こえたそうです。
そんなやりとりから2~3日後のこと。
ある朝、Hさんのポストに、化粧水のサンプルが届いていました。
出がけだったので、そのままにして、仕事へ出かけたHさん。
ところが家に帰ってポストを見ると、朝入っていたサンプルが無くなっていました。
またその2日後、ポストにAさんから「化粧水余ってたら使うから、これに入れてうちのポストに入れておいてね」と小さな容器が入っていました。
その日、道でBさんに遭遇したHさん。
するとBさんは「Aさんにサンプルあげたんでしょう?私にもくださいよ」と発言。
やっぱりあいつか、と思ったHさんは「あげてません!むしろ、ポストに届いていたサンプルが盗まれましたけど、これ、犯罪ですよね?」
Hさんは、これ以上Aさんたちに付きまとわれたくないと考え、大家さんに相談することを考え始めました。
その夜、Hさん宅にAさんがやって来ます。
「化粧水、取りに来ましたけど。」
Hさんは、ついにキレて、「いい加減にしてください!化粧品のサンプル、ポストから盗んだのもあなたですよね?Bさんから聞きましたけど?これ、窃盗事件なので、大家さんに話そうと思ってるんですけど!」
そんなやりとりをドア越しにしていると、Hさんの夫が帰宅しました。
「何やってんの?」と夫は言います。
「前に話した、Aさんが押し掛けてきて、困ってるの!」とHさん。
「え?あの、妻が困っているんで帰ってもらえます?」と夫はAさんに言います。
するとAさんは「お宅はお金があるからいいじゃない!ちょっと化粧品ぐらいなによ!」と怒鳴りながら、帰っていきました。
Hさんの夫も、ようやくこの事態を理解し、大家さんに連絡することになりました。
また、不動産屋にも、この件を伝えます。
翌朝、大家さんに連絡しましたが、大家さんは事を荒立てたくないので、化粧品サンプルの事は、自分から確認するので、少し時間をくれと言います。
その30分後、Aさんが化粧品サンプルを持って現れました。
「これ間違って、うちのポストに入ってましたけど!」
Hさんは「私、自分でポストを確認したので、それはないです。」
Aさんは「じゃ、子どもがいたずらしたかも、ううんBがやったかも!」と言い出す始末。
あきれたHさんは「じゃ、Bさん呼んでください。」と言います。
そんなやりとりの間に、夫が呼んだ大家さんが到着しました。
とりあえず、Aさんには帰ってもらい、穏便に済ませたいという大家さんと話し合うHさん夫婦。
ひとまず、その日一日は待つことになりました。
その夕方、Hさんの帰宅を待ち伏せしていたAさんとBさん。
またもや2人で「大家まで巻き込むな」「毎日買い物して見せびらかして、性格が悪い」「お金あるなら、分けなさいよ」など、わめきます。
Hさんは、このやりとりを録音しておきます。
そしてついに「警察呼びます」と言ったHさん。
警察は、まずAさん宅に行き、さらにはAさんだけでなくHさんも連れて、Bさん宅へ。
Hさんはそこで、先ほど録音したAさんBさんに言われた暴言を聞かせます。
AさんBさんは泣き出し、言い訳を始めます。
しかし、窃盗の証拠もないため、警察は「当人同士で」と帰ってしまいました。
Hさんは弁護士に相談することも考えていました。
すると、Hさん宅に、Bさん夫婦と姑がやって来ます。
そして謝りながら「これ以上事を大きくしないでほしい」と懇願されました。
Hさんは、精神的負担がひどく、引っ越しを考えているので、その費用を負担してくださいと持ち掛けます。
Bさんたちは「それで構わないので、裁判沙汰にはしないでください」と言い帰っていきました。
その後、BさんがAさんの夫にこの件を告げ口し、今度はAさんの夫がやって来ます。
そして、事情を聴き、Aさんを謝らせますが、そこで夫婦喧嘩が勃発し、大騒ぎになってしまいました。
ほとほと疲れたHさん夫婦は、AさんBさんに、引っ越し費用を負担してもらい、遂にマンションを出ていくことにしました。
たまたま近くに住んでいた人が、とてつもなく面倒な人だったHさん。
とりあえず、その家族はHさんに対し、まともな対応をしてくれたため、無事に引越しができて良かったですね。
ご近所とは、できるだけ平穏無事にお付き合いしたいものですね。
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