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おじろく・おばさ…長男以外は奴隷のように扱う制度が怖すぎる…

2018/05/02 UPDATE
 
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おじろく・おばさとは?

おじろく・おばさという制度を知っていますか?

言葉だけでは想像つかないでしょう。

この風習は実際にあったものでかなり恐ろしい制度です。

16~17世紀に始まったのきっかけとされていて明治維新以降は先細りとなりました。

長男以外は、死ぬまで奴隷のように働かせる制度です。

なぜこのような制度ができてしまったのか?

この精度が導入されたのは理由があります。

耕地の面積が少ない山林では、田畑が少ないです。

なので、田畑を分ける余裕がないので相続させる事が難しいです。

人口が増えると村全体が財政難になってしまいます。

今と違って鉄道や車などがあるわけではないので他の土地と隔離しがちです。

子供が生まれれば面倒を見なければならないのでそのために生み出されたと言われています。

奴隷のように扱われる…まるでロボット

おじろく・おばさになった人は世間との交流を禁じられ、生涯、家のために働かされていました。

そのため、村祭りにも参加できずそのほとんどが一生童貞・処女のままだったと言われています。

一生を家の仕事をして終えるので将来の夢や趣味すらも持てなかったそうです。

家庭内での地位も低く家主の妻子よりも下で、自分の甥っ子や姪っ子からも下男として扱われていました。



取材をしてみると…

残っているおじろく・おばさの人たちに取材をした記録が残っています。

一体どういう気持ちでいたのでしょうか?

1964年に、生き残っていた3人のおじろく・おばさが学者に取材されたことがあった。

まず、彼らには将来の夢も希望もない。
感情がなく表情もない。自分から話しかけるどころか、こちらから話しかけても全くの無視。
それでいて言いつけにはよく従って働く。

取材をしても全く無視されてしまうので、薬物で催眠をかけて面接したら、やっとぽつぽつと回答が出たという。

「他家へ行くのは嫌いであった。親しくもならなかった。話も別にしなかった。面白いこと、楽しい思い出もなかった」
「人に会うのは嫌だ、話しかけられるのも嫌だ、私はばかだから」
「自分の家が一番よい、よそへ行っても何もできない、働いてばかりいてばからしいとは思わないし不平もない」

もはや奴隷同然の自分の境遇を嘆くことさえもなく、むしろそんな家庭だけが居場所、という状態である。

まとめ

現在はおじろく・おばさ制度はなくなりました。

ですが、これに近い人間を生み出してしまうのではないかと存在しているのがブラック企業という存在があります。

おじろく・おばさ制度はもちろんの事、ブラック企業も存在してはいけないです。

これからもこのような制度が生まれない事を祈るばかりです。

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