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もしかしてアナフィラキシーショック?!机で寝ている友人の様子がおかしいと思い、近くにいた友人に聞いてみると・・・

2018/03/05 UPDATE
 
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親友の部屋に行くと・・・

すごしやすい春の季節がやってきますね。

でも春は花粉アレルギーのシーズンでもあるため、むしろ過ごしづらい方も多いかもしれません。

アレルギーを持っている人の中には、特定のもので重い症状を発症してしまう方もいます。

アナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難や、意識不明など、重い症状が出てしまうことがあります。

こういったアレルギーは、本人の注意はもちろん、周囲の理解が必要になります。

Bさんの親友C君はひどいアレルギー体質だったそうです。

ある日、大学のサークル部屋に行くとC君が寝ていました。

しかしそれは寝ているのではなく…。

こいつ、いつから寝てんの?

Bさんの親友C君は、重度のアレルギーでした。

アナフィラキシーショックが起きた場合に備え、いつも薬を持ち歩いていたそうです。

アナフィラキシーショックが起きると、血圧が急激に下がるため、目が見えなくなるそうです。

Bさんは何かあった時、C君に薬を投与できるよう練習用キットで練習していました。

C君も周囲の友人やサークルのメンバーに、アレルギーの事や薬の事は伝えていました。

ある日、Bさんがサークルの部屋に行くと、C君が机に突っ伏して寝ていました。

「こんなだらしなく寝るやつだっけ?」と不思議に思ったBさん。

その部屋にC君と一緒にいたA子さんに「こいついつから寝てる?」と聞いてみました。

A子さんは「なんかおやつ食べたら寝だしたよー」と言いました。

「おやつ?」嫌な予感がしたBさん。

何を食べたのかA子さんに聞くと「私の手作りクッキー。持って来たんだけど、食べる?」と答えました。

それに落花生が入ってないか、たずねるBさん。

入っていない、とA子さんは言います。

他に何を使ったかもう一度確認するBさん。

するとA子さんは「普通のクッキーと同じだよ?なんかその言い方失礼じゃない?」と言い返しました。

(ここで改ページします)

クッキーの素って…

しかしBさんはさらに追及します。

「原料がちゃんとわかってて、こいつのアレルゲンになるものが入ってないか確認して食わせたんだよな?」

するとA子さんは「クッキーの素で作ったから、間違えて入れたりもしないし、変なものなんか使ってない!」と言い返しました。

「Cになんて説明したんだよ?」とBさんが聞きます。

「ひとつひとつ手作りした、アレルゲンをとりのぞいたクッキーだって言った」と答えたA子さん。

この答えにブチ切れたBさん。

「はあぁぁ?!お前クッキーの素使ってんだろが?!」

Bさんは話しながらC君の体をゆすってみましたが、やはり意識がありません。

BさんはA子さんに救急車呼べと言って、ロッカーに薬を取りに走りました。

しかし戻って来るとA子さんの姿はありませんでした。

Bさんの処置もあり、無事意識を取り戻したC君。

BさんはC君に、A子さんがクッキーの原料を何と言って説明したかたずねました。

「普通のクッキーと同じだって言ったから、薄力粉と砂糖と牛乳とバターだけ?って確認したら、そうだって言ったから食べた」

A子さんは「クッキーの素」を使ったことを言わなかったようです。

命にも関わるアレルギーは、周囲の理解と協力も必要です。

安易な気持ちで説明を怠るようなことはしては、後で後悔することになるかもしれませんね。

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