現在問題になっているのが、奨学金を借りて入学したはいいが、その後奨学金が返済できずに自己破産してしまうケースが相次いでいる。
この5年間で15,000人もの人が、奨学金を返せずに自己破産している。
奨学金を滞納すると、給料などを差し押さえられたりしてしまい、結果自己破産するしかなくなったケースもあるようだ。
現在問題になっているのが、奨学金を借りて入学したはいいが、その後奨学金が返済できずに自己破産してしまうケースが相次いでいる。
この5年間で15,000人もの人が、奨学金を返せずに自己破産している。
奨学金を滞納すると、給料などを差し押さえられたりしてしまい、結果自己破産するしかなくなったケースもあるようだ。
返済が滞ってしまう一番の原因が、給料の安さだろう。
大学へ入ったところで、全員が良い給料の会社へ就職できることはない。
必然的に奨学金の返済が難しくなるというわけだ。
また、一流大学を卒業したところで、就職が約束されているわけではないようだ。
大学院へ行った人の話を聞くと
「就職先がないから仕方なく院へ進んだ」
という学生も多くいる。
いくら日本の景気がよくなっているとは言っても、全体の景気が良いといえるのはまだまだ先のことだろう。
では実際に大学別で延滞率の多い大学を見てみよう。
ご覧いただくとお分かりの通り、ワースト10には日大、東海、近大、早稲田、専修など一流有名大学の名前が上がっている。
もちろん生徒数が多いのもあるが、慶應、立教、同志社のようにランク外の一流大学もある。
せっかくいい大学へ入っても、その後の就職ができないと現実は厳しいようだ。
では奨学金を借りる人の割合はどれぐらいなのだろうか。
実際に表でご覧ください。
出典: news.mynavi.jp
なんと半分以上の学生が奨学金を借りて入学しているのだ。
もちろん家庭の収入によっても借りる割合は変わってくる。
こちらが収入別の借りる割合だ。
出典: news.mynavi.jp
年収が1,000以下の家庭が大半を占めているのがわかる。
やはり収入の多い家庭は借りずに支払うケースが多いようだ。
これ以外にも、日々の生活費なども考慮すると、大学4年間でかかる費用はとてつもなく大きいのがわかる。
目的をもって大学へ進学するのならいいが、なんとなく大学へ行くのはお金を捨てるようなものだろう。
先進国では、教育にかかる負担を減らすべく、国が手厚い補助をしてくれています。
ドイツでは実質大学が無償になったりしていますし、日本がいかに教育で遅れをとっているのかがわかります。
日本の社会保障は、お年寄りに手厚く、若者に厳しいのが現状です。
これからの日本を担っていく若者が、もっと活躍できるような環境を作るのは日本のいち早い課題ではないでしょうか。
今の日本に希望をもっている若者は非常に少ないです。
若者世代に
「将来年金はもらえると思いますか?」
と尋ねると、ほぼ全員が
「もらえるわけがない」
と答えます。
国を今後支えていくのは今の若者です。
若者が活性化しないと、日本の国も活性化しないでしょう。
外交問題も大変かもしれませんが、内部の問題をまず解決するのが優先されるべきではないでしょうか。
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