姿、形はもちろんのこと、その気質や性格までも似てきたり……。
一方、似て欲しくないところもあったりします。
子どもは、母となる人と父となる人の染色体の半分ずつを
受け継いで生まれてきます。「遺伝」と言われるものですね。
これらは生まれた後、努力してもどうにもならないものです。
ざっと箇条書きしてみるとこんな感じです。
・顔の作り
・アレルギー体質かそうではないか
・背が低い、高い
・骨太か骨細か
運動に関する能力や、音楽や絵画といった芸術関連の才能なども
遺伝の影響を多く受けると言われています。
一方、遺伝子に組み込まれていない部分ももちろんあります。
ということは……環境や親の働きかけにより変えられるということです。
それは同時に、悪い影響も受けかねないということです。
例えば親がこんな態度をしていたら、子どもは親そっくりになってしまいます。
保育園の送迎時、習い事の行き帰り。
幽霊のようにやってきて、いつの間にか黙って子どもを連れ帰るママもいれば、
毎回「先生、ありがとうございました。さようなら」と
子どもと一緒に挨拶するママもいます。
普段お世話になっている先生に暑中見舞いや年賀状を出す人・出さない人。
欠席、遅刻の連絡を必ず入れる人・無断欠席の人、遅刻を平気でする人がいます。
それを習慣にしている親の子と、そうではない親の子の態度は全く違ってきます。
年賀状だって、たとえ子どもが文字が書けなくても、
ハガキの隅に絵を描かせるだけでいいんです。
将来、挨拶をきちんとできる人になるかならないか、
筆不精になるかならないかなど幼児期の体験が大きな影響を受けると思います。
出典: mamarina.jp
出典: yorozu-do.com
お受験しないママ友に対して、子どもの前でこんなことを言っていた親がいます。
「へえ、お受験しないんだあ、公立なんて、良い評判聞かないし」
無意識に口から出ている言葉。「公立なんて」の「なんて」に既に“見下した感”があります。
こんな言葉を常日頃耳にしていると、人間の価値を家柄、学校などで判断する悲しい人になってしまうかもしれませんね。
出典: work.runbkk.net
脳科学者の澤口俊之先生とエッセイストの南伸坊さんによる
対談本『平然と車内で化粧する脳』(扶桑社)によると、
電車の中で化粧をする人は‟自分の顔の修復作業を人に見られても
恥ずかしくない脳”になっているそうです。
子どもが騒ぐからといってすぐに電車内でお菓子を与えるのも、
もしかしたら将来、短い乗車時間でも
パンをほおばる若者になってしまうかもしれません。
さらに、パンくずをボロボロこぼしても拾わずに下車なんてしていたら、
公共のマナーなんて育ちませんよね。
小さいうちは「痛いから」「怖いから」の恐怖心で親が手を出すとおとなしくなります。
でも「本当に悪いことをした」とは思っていないのです。
やがて子どもが親の身長を越えたころ、今度は親が子どもに殴られるようになるかもしれません。
出典: www.j15.org
出典: wooris.jp
‟子は親の鏡”、‟親の後姿を見て子は育つ”は名言です。
子どもは親の思い通りになんか育ちません。親がしているように育ちますよ。
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