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大ヒット映画となった新海誠監督作の「君の名は。」
今も世の中に大きな影響を放ち続けています。
が、その人気故に、「君の名は。」にまつわる都市伝説は多く存在します。
中にはみなさんが知っているものもあるかと思いますが、
放送直後より考察が進み、知らないものも中にはあるかもしれません。
そんな、「君の名は。」の都市伝説をまとめてみました。
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「君の名は。」の糸守町は作中では岐阜県になっていますが、三葉の家の神社は大阪府交野市にある「星田妙見宮」がモデルだとの噂もあります。
大阪府交野市は、七夕伝説の発祥の地であり、日本でも数少ない星にまつわる伝説のある神社でもあります。
「星田妙見宮」のある、交野市に残された七夕伝説では、織姫は、枚方市の観音山公園にある巨石「牽牛石」との逢瀬を楽しむとされています。
彦星が祀られているのは、巨石です。なぜ巨石なのでしょうか?
「星田妙見宮」には、もともと巨石にまつわる言い伝えがあります。
交野市と枚方市周辺は、かつて交野ヶ原と呼ばれていました。
昔、交野ヶ原の中心に隕石が落下して、山の大半が吹き飛ばされたという伝説が残されています。
伝説によると、空海が山中の寺で修行していた時、空から星が降ってきて、空海が呪文を唱えたところ、星が3つに分かれました。
そして、妙見山、光林寺、星の森にそれぞれ落下したと言います。
隕石によって出来たクレーターの縁に建てられたのが、「星田妙見宮」だと言われています。
少しストーリーの中の糸守町と似ていると思いませんか?
ストーリーの中で主人公の立花瀧と宮水三葉は入れ替わりをし、それを通じて、彗星によって命を落とす三葉の住む糸守町の住人を救い、歴史を大きく変える事が出来ます。
しかし、そもそもなぜ入れ替わりが起こったのでしょう。
それは映画の終盤に語られます。
糸守町にある湖は過去にティアマト彗星の落下によってできあがりました。
その彗星の落下は1200年周期で起こり、それを何とかする為に、代々巫女になる女性は、遠く離れた人と入れ替わりすることで彗星の落下を回避するようにしていたのです。
なので今回は三葉が瀧と入れ替わり、三葉の祖母も入れ替わりを経験しています。
一瞬ではありましたが、瀧が口かみ酒を飲んでいた場所の天井に、三葉の祖先が彗星の予測をしていたことを示す絵が描かれています。
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入れ替わりが起こったワンシーンで、瀧が入った三葉が授業のバスケットボールでみごとなプレイをして、周りの生徒が驚いている様子があります。
がしかし、実はクラスメートは三葉のプレイに驚いているのではなく、三葉がノーブラだったから驚いていたのでした。
瀧は入れ替わりの当初女性がつける下着のことを気にしていませんでした。なので下着をつけないまま授業に出てしまったようですね。
こんな事自分の知らないところでされたら我慢ならないですね・・・
作中には印象に残る場面が多く出てきました。
特に昔の田舎町で生活する三葉と
現代の都会での生活を楽しむ瀧との生活の差異が極端に表現されていました。
特に話題となった、場所をご紹介します。
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瀧と奥寺先輩が初デートで夕食を食べたお店は新国立美術館の中にある「サロン・ド・テ・ロンド」です。
お洒落ですね!!
この美術館は現代的な建築が話題となっていて、他のアニメや漫画の作中に登場する事もしばしばあるようです。
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主人公の瀧がアルバイトしていたイタリア料理店のモデルとなっているのは、
新宿御苑のイタリアンレストラン「カフェ ラ・ボエム」です。
作中でのお洒落な雰囲気がそのまんまですね!!!
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君の名は。のポスターとなり、
またたくさんの観客の感動を誘ったシーンとなったのは
四ツ谷の須賀神社の階段です。
こちらはすでにたくさんの巡礼者が訪問しているようです。
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映画内に登場するティアマト彗星の周期は1200年と言われえ居ました。
これは3.11東日本大震災が起こる周期と同じです。
新海監督は震災も意識したと発言しているそうなので間違いなさそうですね。
彗星の名前の“ティアマト”とは、人間の女性の上半身と蛇の尾を持った姿をしている、メソポタミア神話の女神の名前です。
神話の中で、ティアマトの体は2つに引き裂かれて、それぞれが川や山などの世界の素材となったと言われています。
まさに名前自体が“彗星が2つに割れる”ことを暗示していました。。
瀧が入れ替わっている三葉が日曜を平日と勘違いするシーンがありましたが、これは3年の時間差があるため、曜日が違うからです。
曜日や年の違いはカレンダーが何回か映り込んでいるので判断できますね。
3年とも長い年月の時差があったにも関わらずお互いに気づかないのが不思議との意見も多く見ました。
これに対する回答は、お互いが夢を見ているような感覚で細かいことまでは覚えられなかったからだそうです。
瀧と三葉はお互いを強く思っていましたが、すぐに忘れてしまいます。
これは本来知らないはずの人、知り合うはずのない人だからです。
でも「そこに誰かいたこと」を覚えていたのは、想いだけが強く残っていたから。その人を忘れたくない気持ちが残っていただと思われます。
記憶は消えても想いは消えなかったんですね!!
ずっと入れ替わりを繰り返した2人が実際に会う事の出来るシーンがあります。
全く別の時間を過ごす二人、さらに瀧の世界では三葉はこの時すでに彗星の被害によって亡くなっています。
なんで会えたんだろと疑問に思った方も多いと思います。
2人が会えた理由は「たそがれ時」だったからだと言われています。
作中の国語の授業で黄昏時、たそ彼時、誰ぞ彼時、彼は誰(カワタレ)時、なんていろんな言われ方も解説されてましたね。
たそがれ時とは、逢魔時とも言われています。
意味は読んで字のごとく、魔に会う時間です。
魔物だったり、この世にいないものに出会うかもしれない不気味な時間のことを言う、実際に存在する言葉です。
だから2人は会う事ができたのでしょう。
作中で、三葉から瀧、瀧から三葉と視点が変わる際に
扉の開閉が多く使われています。
視点の切り替えを表したいのなら、人間視点でいいはずなのに
なぜ、ローアングルなんでしょうか?
あのローアングルの視点は、新海誠監督の初期作品「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」に登場する飼い猫「ダル」の視点だと考えると、全てに納得がいくそうです。
何故か度々登場する犬を考えると、あの事件後、東京に避難してきた三葉が都会で暮らす中で、自身の就職に悩む際の物語が、
そのまま「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」に繋がって行くと考えれば、飼い猫「ダル」の視点が入り込むことも納得がいくそうです。
他にも国語の先生が新海誠監督の「言の葉の庭」の雪野先生だったりと
ほかの物語の繋がりを多く感じます。
他にも、作中に登場するコンビニも新海誠監督の「秒速5センチメートル」の
コンビニと酷似しています。
君の名は。で三葉と瀧くんが会うシーン。単語帳に"Have you seen Tiamat's comet?(ティアマト彗星見たことある?)"と、さらにめくって"I'm looking for my counterpart(私の片割れを探している)" と書かれてて完全に号泣してる https://t.co/K9OiIqXrxq
sakasakaykhm フォローする 2017-08-29 21:26:40
非常に見づらいのですが、瀧が電車の中でめくっていた単語帳。
そこに書いてある英文。
文字が小さくて全て読めないですが、そこにはこのように書かれていると予想されています。
"Have you seen Tiamat's comet? 『ティアマト彗星見たことある?』
"I'm looking for my counterpart 『私の片割れを探している』
細かい作品へのこだわりに感動しますね!!
出典: output-log.com
「君の名は。」にまつわる都市伝説を色々とご紹介させていただきました。
中には公式で発表されていないために憶測レベルのものも紹介させていただきましたが、
新海誠監督の世界観などが表れていて面白いと感じる事が多々ありました。
まずは、ストーリーを楽しみ、2回目は裏設定や都市伝説などを理解した上で
見てみるのもまた違う楽しみがあるかもしれませんね。
「君の名は。」の小説なども出ているので、そちらも合わせて見ていただくのもお勧めです♪
掘り下げがいがある。
他の作品も見てようって思います。
ティアマト(tiamat)は、メソポタミア神話(シュメール、アッシリア、アッカド、バビロニア)における原初の海の女神。彼女は原初の創造における混沌の象徴であり、女性として描写され、女性の象徴であり、きらきら輝くものとして描写される。
平和裏に秩序を一連の世代を通じて生み出す創造の女神。『カオスとの戦い(Chaoskampf)』におけるティアマトは、原初の混沌の恐ろしさの具現化と考えられる。
女神といっても、神話におけるティアマトは後に誕生する神々と違って人の姿を模しておらず、異形の姿を取ったその体躰は現在の世界を創る材料にされるほど巨大で、「大洪水を起こす竜」と形容された。ほかにもいくつかの典拠は彼女をウミヘビ、あるいは竜と同一視し 、以前にもその姿はドラゴンであると考えられていたが、神話や関連文献の中にそれを指し示す記述は存在しないことから現在では否定され、(明確ではないが)神話の中では水の姿と動物(おそらくラクダかヤギ)の姿との間で揺れ動いている。
ティアマトはアプスーを夫として多くの神々を誕生させたが、新しい世代の神々の騒々しさに耐えられず、ついに神々の殺害を企てる。ところが、深淵を司る知恵の神エアの計略によって逆にアプスーが殺されてしまった。アプスーの上に住居を設けたエアがダムキナと結婚し授かった息子マルドゥクが、アヌによって贈られた4つの風で遊び騒ぎ立てたため、ティアマトは配下の神々からの批判もあり、夫を殺された復讐を果たすべくついに戦いを決意する。ティアマトは「血ではなく毒」で満たした11の怪物たちを率い、その指揮官に息子であるキングーを指名し、「天命の書版」なる神威の象徴を託す。
ティアマトが生み出した11の怪物
神々と戦うべくティアマトが生み出した「11の怪物(魔物)」と呼ばれる武装集団は、討伐に際し神々を大いに脅かしたが、ティアマトがマルドゥクによって討たれ敗北すると、ある者は処刑され、ある者は神々の配下となり、ある者は野へ下りたという。
ムシュマッヘ(七岐の大蛇)
ティアマト自身とする説のある、7つ頭の大蛇、あるいは7匹の大蛇。
ウシュムガル(龍)
ムシュマッヘと同一視されるが、別存在であるとも言われている凶暴な竜。
ムシュフシュ(蠍尾竜)
「バビロンの竜」として名高い神々の聖獣。
ウガルルム(巨大な獅子)
ティアマトの権力と軍勢の強さを示す怪物(古代メソポタミアにおいて、ライオンは王権を示す動物だったため)。
ウリディンム / ウルマフルッルー(狂犬)
一般には狂犬だが、獅子人間とも解釈できる獰猛な犬。古代メソポタミアでは比較的メジャーな存在。
ウム・ダブルチュ(嵐の魔物)
ライオンの身体に鷲の頭と翼を持った姿で描かれた、神が使役する風の魔物の一種。
ラハム / ラハブ(海魔)
海の嵐などを神格化したとされる海の魔物で、その名は「凶暴」の意。
ギルタブリル / ギルタブルウル(蠍人間)
太陽神シャマシュと深い関係にある、マシュ山(双子山)の理性的な守護者。
クサリク(有翼の牡牛)
『ギルガメシュ叙事詩』に登場する天の雄牛(グガランナ(英語版))と同一視される聖牛。
バシュム / ウシュム(毒蛇)
マムシか角の生えた蛇の一種(アッカドのバシュム / シュメールのウシュム)と考えられている。
クルール(魚人間)
雄の人魚。今日の占星術における山羊座と結び付く。魚人間も古代メソポタミアでは普遍的な精霊で、エアの側近もアプスーとして名高い魚人間だった。