ある田舎の小学校に、東京からひとりの女の子が転校してきました。
都会からの転校生に子供達は興味津々。
たくさんのクラスメイトが女の子の周りに集まり質問責めに。
しかし女の子は内気で恥ずかしがり屋の性格だったため、うまく質問に答えられずにいました。
そんな女の子にある日、事件が起こるのです。
ある田舎の小学校に、東京からひとりの女の子が転校してきました。
都会からの転校生に子供達は興味津々。
たくさんのクラスメイトが女の子の周りに集まり質問責めに。
しかし女の子は内気で恥ずかしがり屋の性格だったため、うまく質問に答えられずにいました。
そんな女の子にある日、事件が起こるのです。
女の子が転入してきたクラスには、勉強はあまりできないが、スポーツが得意で明るくクラスのムードメーカー的な男の子がいました。
時には悪ふざけが過ぎて他の子供を泣かせることもあり、担任の先生も手を焼くことがしばしば。
ある日の授業中、その男の子が突然立ち上がり「先生、花の水を代えてきます」と言い走りだしたかと思ったら、転校生の女の子の席で止まり花瓶の水を女の子の頭から掛けたのです!
わざと水を掛けた男の子は先生にも怒られ、クラス中の生徒からも冷たい目で見られる始末。
水を掛けられた女の子はみんなの注目を浴び小さくうずくまり今にも泣きそうな顔に。
男の子は謝るばかりで、最後までなぜ水をかけたのか理由を言いませんでした。
それから数年が経ち20歳になった同窓会のときのことです。
懐かしい思い出話になりこの時のことが話題に。
水をかけられた女の子が誰も知らなかったこの事件の真相を明かしたのです。
なんとあの時女の子はトイレを我慢し、おしっこを漏らしてしまっていたのです。
それを見つけた男の子はクラスメイトにバレないように隠そうとして、とっさに思いつき花瓶の水をわざとかけたのでした。
数年後に明かされた真実にクラス中の生徒が驚き、男の子に対し大きな拍手が湧き起こったそうです。
世の中には、「ついてもいい嘘」と「言ってはいけない真実」があるという事を考えさせられる実話でした。
自分が悪者になってまで女の子を守る姿に感動ですね。
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