卵に含まれる「カラザ」
一体何なのか、食べても大丈夫...?取り除く...?
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「カラザ」とは、たまごを割ったときに卵白に混じって現れます。
白いひも状のもので、卵白よりも白みが強く、箸でつまみ出せるくらいはっきりと卵白と分離しています。
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殻の中が卵白で満たされ、その中央に卵黄があります。
カラザで卵黄をたまごの中心に繋いでおかないと、この卵黄があっちこっち動き回り、下手すると破損してしまいます。
※図は簡略化してあります。
卵黄はたまごがひよこになる上での重要な栄養源なので、カラザと卵白でしっかりと守られているというわけですね。
シアル酸は免疫力を向上させる効果や美肌効果、さらに育毛効果もあり、母乳にも含まれる成分です。
カラザに含まれる少量のシアル酸を摂取したところで劇的に効果が得られるわけではありませんが、全く摂らないよりはよいです。
カラザは食べても問題はないので、わざわざ手間をかけてシアル酸を含むカラザを取り除く必要はないでしょう。
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ただし、カラザはたまごを溶いてもきれいに混ざらないため、たまご料理を作ったときに食感が残ります。
生で食べるときにはどぅるんっとして嫌な方も多いのでは?
食感が気になる、きちんと丁寧にたまご料理を作りたい、というのであれば、取り除いてもOKです。
美肌にいいと言われる「シアル酸」。
しかし卵1つにはごく少量のカラザしかありません。
カラザを100g摂取するためには、何個もたまごを食べなくてはならないので、カラザにシアル酸が含まれているからといって、カラザを熱心に食べるよりも、日々の生活習慣を改める方がよっぽど健康にも美肌にもよいですよ。
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