出典: www.asagei.com
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一青窈さんの名曲「ハナミズキ」を聞いたことのある方は多いかと思います。
「ハナミズキ」は2004年のアテネ五輪女子マラソンでの金メダルソングとしても話題となりました。
さらに、オリコンの週間シングルランキングでは125週も連続チャートイン!!
累計では136週のチャートインの大ヒットソングとなりました。
カラオケランキングでは90週連続でTOP5入りとなり、
現在も年間ランキングでは上位に入っている定番ソングでもありますね。
この歌ですが一見、恋愛を歌った曲に聞こえますが実は、
全く違う意味を持っています。
花言葉には
「永続性」「返礼」「私の想いを受けてください」
の意味があります。
また、ハナミズキはアメリカの国花でもあります。
「ハナミズキ」は一青窈さんが9.11同時多発テロを受けて作詞した「鎮魂歌」です。
歌詞には平和を願う気持ちが込められています。
一青窈さんは9.11のアメリカ同時多発テロ事件の様子をニューヨークにいる友人から聴き、涙が止まらなかったそうです。
そして、1週間ほど費やして溢れる悲しみや怒りのまま歌詞を作ったそうです。
始めは攻撃的な歌詞なども入っていたそうですが、それを削ってできたのが今の歌詞です。
歌詞に登場する「僕」はこの父親、「君」はその子どもと表現されていて、
「僕」がテロによって子どもと死別してしまい、子どもの将来を願う曲だそうです。
3番まである曲ですが、1番から振り返っていきたいと思います。
「空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと」とあります。
ハナミズキは初夏に咲く花で、花は空に向かって咲きます。
そのハナミズキが青空に向かって咲いている様子を「空を押し上げて」と表現しているように思います。
「どうか来てほしい 水際まで来てほしい」の「水際」は生と死の境目の事です。
三途の川をイメージしているのではないでしょうか。
「夏は暑すぎて 僕から気持ちは重すぎて 一緒に渡るには きっと船が沈んじゃう」の部分は、テロのあったことと表しているように感じます。
9月はまだ暑いですから、夏は同時多発テロの起こった、9.11の9月を指しているのでしょう。
「一緒に渡る」とは三途の川を渡る事を指していて、親子同時に三途の川を渡るのは辛すぎるという気持ちを表しているんだそうです。
「ぞうぞゆきなさい お先に行きなさい」は三途の川岸で、「お父さんはもうあの世に行くけど、あなた(子ども)は生の世界に戻っていいよ。お父さんの事は気にしなくていいからはやく行きなさい」と別れを惜しんでいる子供に言い聞かせているように聞こえます。
「ひらり蝶々を追いかけて 白い帆を揚げて 母の日になれば ミズキの葉 贈ってください」という歌詞には、亡くなった方が残された大切な人に思いを託す情景が浮かんできます。
残された子供に、「お母さんを頼むよ。母の日にはハナミズキを贈ってあげてね」と残した妻を子供に託しているのでしょうか。
「待たなくていいよ 知らなくてもいいよ」には「テロの事は知らなくてもいいんだよ、自分の事は気にせずに自分の道を生きてくれたらいいんだよ」と残された人への気持ちが表されています。
「薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終わりますように」は子供の未来を願っているようですね。
度々出てくる「僕の我慢がいつか身を結び 果てない波がちゃんと止まりますように」には、世の中で連鎖的に起こるテロや戦争なくなり平和を願う気持ちが溢れていますね。
そして印象的な歌詞である「君と好きな人が100年続きますように」は残された人とその周りの大切な人がずっと平和であるようにとの願いが込められています。
人によっては恋愛であったり、堕胎の歌のようにも聞こえるそうです。
今回の解釈も私が個人的に思ったものであるので、違うように聞こえる方もいらっしゃるかもしれません。
また一青窈さんは父親が癌で亡くなり、
その時に家族で深い悲しみを経験したそうです。
その時の気持ちと9.11に対する気持ちが融合した作品になっています。
歌である以上解釈はたくさんあっていいと思いますが、作詞者の込めた気持を知って歌を違うとまた、聞き方が違いますね。
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