これはかつて千葉から都心に掛けて繋がる、私鉄・北総線新鎌ヶ谷駅のホームで実際に起きたことです。
2003年9月4日のこと。
時刻は午前0時20分。
アルバイトを終え、当時22歳の大学生の伊賀崎俊さんは、駅のホームでフラフラと歩いている男性を見かけました。
明らかに彼は酔っていたのです。
そのまま、線路上へと転落しました。
ホームにいた数十名の乗客は、誰一人として動こうとはしませんでした。
そこで俊さんは意を決し、ホームへと降り立ったのです。
俊さんが転落した男性を助け起こした時、もう一人の乗客が降りてきました。
そのまま二人で力を合わせ、男性をホームへと押し上げることができたのです。
俊さんのこの行動には、驚くべき理由がありました。
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