新学期に付き物なのが「クラス替え」。
場所によっては、生徒数の関係でクラス替えはない所もあります。
クラス替えは、誰しもが
「馴染めるかな?」
「仲の良い友達はできるかな?」
と、ドキドキした経験はあるでしょう。
でも多くの方が「クラス替え」は当たり前の事だとしか考えてなかったと思います。
何を基準に、クラスを分けているんでしょう?
今回は、その「クラス替え」がどのように決められてるのか、その衝撃の理由をご紹介します!
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クラス替え以前に行われた「定期テスト」や「実力テスト」の点数を元に、平均点が同じくらいになるように振り分けられます。
その理由は、テストの点数が良い生徒だけ集めると、生徒全体に「差」が生まれます。
これは生徒だけでなく、先生にも不公平なことになってしまうからなんです。
クラスをまとめる「リーダー的存在」となる生徒と、そのリーダーを支える「サブリーダー」になりうる生徒を、1つのクラスに固まらないように配置します。
これもどこかのクラスが破錠しない為に、必要なことなのです。
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次に振り分けられるのが、「ヤンチャな生徒」です。
この時注意が必要なのは、ただ人数を振り分けるだけでは不十分だということです。
リーダー的存在になりうる生徒との関係を考えながら慎重に配置されます。
もう一つ注意する点は、「仲の良いヤンチャな生徒」を極力一緒のクラスにしないように考慮します。
パッと聞いただけでは、接点はないと思いますが、学校の行事を考えると納得です。
「体育祭」や「音楽会」などで、不平等にならないようにそれらが得意な生徒もまた振り分けられます。
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気付いている方も多いかと思いますが、各クラスの生徒の能力は「均等」に振り分ける必要があります。
クラスには人数が決まっているので、「問題児A」を移動させるなら、移動したクラスの「同じくらいの生徒」を別のクラスへ振り分けます。
「先生が生徒を選んでいいの!?」という声が聞こえてきそうですが、
「生徒がこの先生がいい!」と思うように、
先生側も、生徒に対し「好み」であったり、「相性」はあります。
「好み」で言えば、顧問をしている部活の生徒がいるクラスを持ちたいと思います。
「相性」で言えば、体格に優れた生徒がいるクラスや、極めてヤンチャな生徒がいるクラスは小柄で力の弱い女性の教師は相性的には良くないと判断されます。
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生徒同士の間、もしくは何らかのトラブルが起こってしまった場合、親へ連絡する場合があります。
しかし片親の場合、仕事の関係等で連絡が付きにくくなりケースが多くなります。
その為、先生の負担が偏らない様に振り分けられます。
いかがでしたか?
「クラス替え」は決まり事で、当たり前だと思っている為、深く考えた事はあまりなかったのではないのでしょうか?
紹介したように、各クラスのバランスを考え生徒は振り分けられていたんですね。
思い返せば「言われればそうかも!」と思われる方も多いのでは?
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