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迷いネコの「ムクニャン」、不思議な縁で文学館のアイドルに!

「椋鳩十記念館・記念図書館」のアイドル猫「ムクニャン」についてまとめました!
2017/12/27 UPDATE
 
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ムクニャンと椋先生や記念館との「不思議な縁」とは

長野県喬木村出身の

児童文学作家・椋鳩十(むくはとじゅう)(1905~87)を

たたえるため設立した「椋鳩十記念館・記念図書館」に約2年前、

一匹の茶トラのネコが迷い込んできた。

2016年1月22日朝、大原文男館長(65)が

同館の駐車場に止まっていた車の下で「ニャー、ニャー」と鳴き声を上げるネコを見つけた。

おびえずに人の後をついてくる姿に「飼い猫だろうな」と思ったという。

村内の有線放送などで飼い主を捜したが、現れず。

夜は大原館長が自宅に連れ帰り、

昼間は、大原館長が段ボール箱で手作りの「家」を作り、館内で世話をした。

すると、穏やかな性格が功を奏し、地元の子どもたちの人気者に。

「世話をしていると、情が移った」と、そのまま大原館長が飼うことになった。

ムクニャンと記念館、三つの「偶然」とは

(ここで改ページします)

一つ目

同館にすでに存在していた「ムクニャン」という名前のネコのキャラクターと

同様の「茶トラ」模様だったこと。

「子どもたちがネコを見てすぐに『ムクニャンだ』ってうれしそうに話していて。すぐに名前は決まりました」と大原館長はいう。

二つ目

椋が生前、嫁ぐ長女のあかねさんに贈った

「モモちゃんとあかね」

という児童文学書との縁。

モモは、あかねさんが幼少の頃に愛したネコ。

そこに描かれたネコは白かったが、あかねさんが実際にかわいがっていたネコは、

実は茶トラ模様だったことが、あかねさんから大原館長へ伝えられた。

昔の写真に写るモモは、ムクニャンそっくり。

大原館長は

「椋先生が白いネコを飼っていたのは知っていたが、茶トラ模様のネコを飼っていたことは知らなかった」

と驚く。

そして「決定的な」三つ目は。。。

ムクニャンが同館に姿を現した1月22日が、

椋の誕生日だったことだ。

「『椋先生の生まれ変わりだ』なんて言う人もいます。そう信じたくなるほど、偶然が重なりすぎていますよね」

ムクニャンは16年4月に「ネコ館長」に就任

現在2期目。

主に館内の見回りや、イベント出演、来館者とのふれあいが「仕事」とか。

夏休みには、例年の2倍以上の来館者を記録するなど「ムクニャン効果」は絶大だという。

大原館長は「ムクニャンがきっかけで、椋先生に興味を持っていただいた方も多い。

これからも村全体で大切にしていきたいと思います」と話している。

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