皆さんは小学校の給食の時間はどんな感じでしたか?
自分の記憶に残っている給食の思い出は、
嫌いなものがあって残そうとすると無理矢理食べさせられたり
食べないと周りが掃除しているのに一人取り残されて
泣きながら食べれる子もいました・・・
今思えばこれも給食ハラスメントなんですかね(^^;
今回はそんな話題について紹介します。
さて、2017年の9月に
小学校で50代教諭が給食指導で児童5人を嘔吐させた
と言うニュースが報じられて少し話題になっていましたね。
この教諭は「好き嫌いがないように励ます気持ちだった。
無理に食べさせることはしていないが、児童に申し訳ない」と話しているそうなのですが
無理に食べさせてもいないのに嘔吐なんてしませんよね・・・
記事には実際に教諭自ら生徒の口にスプーンで給食を運ぶなどしていたと書かれていて
市教委はこの教諭を厳重注意処分にしたといいます。
この記事にも書いてあるのですが、
嫌いなものを無理矢理食べさせて後から好きになるわけないですよね。
そしてこういった行き過ぎた指導が
「給食ハラスメント」として話題になっているそうです。
先ほどに紹介したニュースが放送された影響か、
給食ハラスメントに悩む、お子さんや保護者の増加が表面化しているそうです。
具体的には、
「学校給食が原因で、自分の子どもが不登校になってしまった」
「給食が嫌だから、学校に行きたくないと泣いてしまう」
「給食を残してしまうと連帯責任があるようで、
同じ班のクラスメイトの子からのいじめの要因になりかねない」などであり、
なかなか理解、共感されにくい悩みであることから、
その悩みがより深いものなっていることが伺えますね。
そしてその影響は将来にもかかわるとも言われています。
「会食恐怖症」という精神疾患が存在していて、
人前で食事ができないと言う症状です。
実際、保育園の給食によるネガティブな経験がきっかけで、
40年以上もこの症状に悩み続けている人などもいるのです。
しかしこの問題は先生側もどう指導してよいかわからない、
という所にも原因があります。
出典: www.pakutaso.com
実は給食関係の相談者のうち2割は教員で、
「あまり食べられない子にどのような指導をすればいいのか分からない」
「なんとなく、残さず食べないような指導をしているけど本当にこれで合っているのか?」
「実は自分も給食が苦手で、毎日苦労している」
「いままで無理やり口に押し込ませていたが、これでいいのだろうか」
と言う悩みが寄せられているそうです。いいわけないでしょう・・・
この話題に対しては賛否両論でして中には、
「出された物は残さず食べろ」
等と完食指導に対して肯定的な意見もありました。
しかし私自身そうではないと思います。
この問題はまずそういった意見の改めも必要だと思いますし、
教員に対する食育研修の内容も改めるべきだと感じました。
出典: rpr.c.yimg.jp
食べない子供が悪いとも、完食を強いる教員が悪いとも取れない話だと感じました。
大切なのはそういった認識を周りが知ることが大事だと思いますね。
強いて言うのなら子供たちの明るい未来の為にも、
私たち大人がしっかりしないといけないと思いました。
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