当日、なんかやけに落ち込んだ顔した彼女 。
ははぁ~ん仕事で怒られ
でもして落ち込んでんだな
当日、なんかやけに落ち込んだ顔した彼女 。
ははぁ~ん仕事で怒られ
でもして落ち込んでんだな
出典: venus-news.com
まあすぐ笑顔にしてやるよw
とノリノリで店に入る。
まずトイレに行くふりをして内容確認
どうやら友人がひとり遅れるらしい
まあどうでもいい。
確認完了で俺は席に戻る
彼女俯いたまま 、俺気にもせず
一応恋人やめようという
ドッキリ的な流れが入るから
俺も暗い演技をしなければならなかった。
せっかくの食事タイムなのに
無言でぱくつく二人。
側から見ればどう見ても倦怠期の夫婦
出典: venus-news.com
プロポーズ前のカップルなのに
ここで俺の脳内と少しずれ
始めていることに気づく。
明るく話題豊富な彼女
いつもなら面白い話を聞かせてくれたり
俺が暗かったら
「どうしたの?何かあった?」
なんて声をかけてくれるはずなんだが…
まあ仕事で叱られたんだろwと
このときまでは思ってました。
気がつけばデザートも食べ終わり
コーヒーを啜る俺たち
さてそろそろか…
友人と目と目で合図する
彼女・俺「あのっ」被る二人 運命を感じる
俺「あっエヘッ…」ついニヤける俺
彼女「……何?」
俺「へっあっいやっそっちこそ何?」
彼女「俺からでいいよ」
あれ?なんか冷たくないか…?
俺「じゃあ、んんっ……(咳払い)」
俺を上目遣いで見る彼女
ふっかわいいやつめ
俺「もう恋人やめよう」
…
沈黙
出典: venus-news.com
ここから俺の脳内と完全なズレが生じる
あれ?
もっと泣き叫ぶとかないの?
理由聞くとかは?
続く沈黙
もしかしてやりすぎたか?
本気で怒らせたかも
しれないとビビった俺は
彼女が何か言いかけたところで
「うっそぴょーん!!嘘でしたーびっくりしたぁ?」
とちょっとふざけて言ってみた。
「やだーなにそれひどい!驚いたんだからー!」
みたいな反応を期待したが
彼女は変わらず黙ったまま。
おかしい。
というかやばい。
この空気はやばい。
友人もキラキラした目から
哀れむような目に変化している気がする
俺「あのっごっ…ごめんふざけて」
彼女「……」
俺「俺が言いたかったのは
恋人やめっ…やめて、夫婦になろってことで」
どもりまくる俺
彼女「うん」
おっ!
予定とは違ったけどうまく…
彼女「ごめん」
えっ?
俺「あっ…あっ?」
状況が飲み込めなくてカオナシになる俺
彼女「ごめんね、無理」
俺「あっ…あっ」
彼女「ごめん」
ごめんしか言わない彼女
知り合いと友人は完全に哀れんでいる目に
しかしまだプロポーズを断られただけだ
俺「あっうん俺こそごめんね。
なんか騙すような真似してごめん」
俺「そうだよなーいきなりは無理だよなーははっ」
ここ空気をなんとかしたくて
テキトーなことを喋りまくる俺
まだ早かったよなと言いかけようとしたその時
彼女「そうじゃなくて!」
彼女の大声で遮られる
出典: venus-news.com
彼女「結婚が無理じゃなくてあなたが無理。別れたい」
俺「え?」
彼女「今までありがとう。さよなら」
金を置いて出て行く彼女
その場で呆然とする俺
しばらく経った後友人に声をかけられるが
まともな返答ができない
遅れてきた友人が
「もう終わったぁ?」と
満面の笑みで俺に向けてクラッカーを鳴らし出した
頭の上に乗るリボン
沈んだ空気
KYな友人
俺だんまり
友人「えっもしかして振られた?」
友人氏ね
友人(KYじゃない方)に連れられ
家に帰りそのまま眠り込んだらしい
ふと起きて
「あれ?ここ家じゃん。俺何してたんだっけなあ」
と考えを巡らせる
彼女の言葉が一気に脳内に蘇る
振られたことをここでようやく理解した俺
そこから号泣
夜中なのに部屋で暴れまくる
超近所迷惑です
サーセン
そのまま暴れ疲れてまた眠る
朝(というか昼)起きて夢じゃないことを知りまた発狂
前兆はあったかどうかさすがに覚えてない
というかあの頃は何も見えてなかったと思う
自分のことしか見えてなかった
なんで振られたかはわからないです
今ならなんとなくわかる気がするけど
当時は別れの原因を聞きたくて
彼女にメールとか電話とか
しまくったけど無視され
だんだんストーカーみたいになってきて
これ以上付きまとうなら警察呼ぶぞと言われて
何もできなかった記憶が
そこからは彼女とはまったく会ってない
コメント