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獺祭、斬新すぎる広告を打ち出し話題に!?

近年の日本酒ブーム火付け役となった人気銘柄「獺祭(だっさい)」の蔵元、旭酒造が12月10日、獺祭はじまって以来、初めての広告を出しました。 この広告が斬新すぎると話題になっています…
2017/12/12 UPDATE
 
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「獺祭」 斬新すぎる広告を打ち出し話題に!?

 近年の日本酒ブーム火付け役となった人気銘柄「獺祭(だっさい)」の蔵元、旭酒造が12月10日、獺祭はじまって以来、初めての広告を出しました。
読売新聞にこのような意見広告を掲載しました。

「お願いです。高く買わないでください」。

 適正価格での購入を呼びかけるものだが、なぜこのような広告を出したのかとネット上で話題になっています。

旭酒造とは?

旭酒造株式会社(あさひしゅぞう)は、山口県岩国市にある酒造メーカーである。全国にいくつか存在する同名の酒造会社とは無関係。

2017年現在では、日本酒「獺祭」(だっさい)のみを製造している。
醸造アルコールなどの副原料を用いず精米歩合が50%以下の日本酒(つまり純米大吟醸酒)のみを造るというのが特徴。
いわゆる普通酒を作らないという、酒造メーカーとしてはリスクの高い経営方針を採っている。
これは元々酒処ではなかった山口県内でも小規模な酒蔵であった家業を34歳で継いだ三代目の桜井博志が、それまで醸造していた普通酒「旭富士」の醸造をやめ、「酔うため 売るための酒ではなく 味わう酒を求めて」とのポリシーの下で純米大吟醸を醸造したところ、これが東京で山口県出身者の口コミをきっかけに広まり、年間売り上げ100億円を超えるまでに伸びたという。

このような広告を打ち出した訳は!?

話題の新聞広告は、1面に「お願いです。高く買わないでください。」の文字と、「獺祭」の写真、純米大吟醸3種の希望小売価格を掲載したものです。
残りの紙面3分の2には、全国に630店余りある正規販売店を全てがびっしりと並んでいます・・・

 驚いたのは、希望小売価格でが「純米大吟醸50」は720ミリで1539円、1.8リットルで3078円「磨き三割九分」は720ミリ2418円、1.8リットル4835円と書かれていたことです。
一般のスーパーや酒屋ではこの2~3倍の値段で売られていることも少なくなく、消費者に渡るまで多くの転売屋や卸業者が入っていることを物語っています。

 広告を出した経緯について、「不当な価格で」「品質の悪い」商品を購入してほしくないからだと、桜井社長は説明します。

 

「獺祭が高く売られるようになったのは4、5年くらい前からで、『カンブリア宮殿』といったテレビ番組で露出し始めたのがきっかけの1つでした。スーパーに行ったときに高額販売の現場を目の当たりにしますし、お客様から『獺祭って高いですよね』って聞かされることもあります」

 「これらは正規小売店から転売屋や卸業者が買い、割増してスーパーなどに売った商品になります。高いだけなく、出荷から消費者の手に渡るまで日がたつほど品質も落ちてしまいます。それでも一般の人は正規価格は分からないもので、適正な相場だと勘違いして品質が落ちた獺祭を高く購入されてしまいます。お客様にとってはなんの幸せにもなりません。その状況を知らせるために意見広告を出すことにしました」

と、広告を打ち出すに至った経緯を語りました。

本来ならば広告も出したくなかったそうです・・・
広告費に出すお金があるのならば、それもお酒造りに掛けたいと思う気持ちを振り払い、消費者が良い品質の「獺祭」を適正価格で手に入れ飲んで欲しいからこそ今回の広告を出したそうです。

これを受けネットでは称賛の嵐!?

これを受けてネットでは、「よく言った」という声が良く見られましたが、一方では「これもマーケティングの一環なのでは・・」というコメントもありました。
話題になった事もあり、ネット上の酒屋さんの値段も落ち着いてきてるという事なので、旭酒造の望んでいた効果はあったようでよかったです♪

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