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松本人志が安室奈美恵を引退から救った『ある行動』が感動する…

2017/12/11 UPDATE
 
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無念、憎悪、悲哀、呆然……。



どんな言葉を尽くしても、
程遠いのでしょう。



あるいは、
それらを含めた無数の感情が
次々と
巡っていたのかもしれません。

そんな状況においても、
彼女はステージに立ちました。



今から18年前、
1999年3月29日放送の
フジテレビ系音楽番組



「HEY!HEY!HEY!」



生放送スペシャルでのことです。

世間を震撼させた、安室奈美恵実母〇害事件

そこから遡ること12日。



信じがたいニュースが
流れました。



当時人気絶頂だった
安室奈美恵の実母が、
義理の叔父によって
〇害されたというのです。



事件が起こったのは、
1999年3月17日
午前10時40分頃。



沖縄県大宜味村喜如嘉の
道路上で、
実母と再婚相手の夫が
横断歩道を
渡ろうとしたところを、
叔父が運転する車で
轢かれたとのこと。

さらに車から降りた叔父に、
ナタのようなもので
顔を中心に
何度も切りつけられ
心肺停止に。



病院に搬送されたものの、
帰らぬ人と
なってしまったのです。



犯人である叔父は
というとその後、
近くの山中で服毒自〇。



犯行に至った動機が
不明なため、
様々な憶測を呼び、
マスコミの報道合戦を
加熱させました。



メディアの視線は当然、
安室にも向けられます。



国民的スーパースターの
身に起こった前代未聞の悲劇。



本人の口から
語られるコメント、



あるいは表情を
電波や紙面にのせたいと思い、
カメラは彼女の姿を
捉えようと躍起になります。



しかし当然、
安室サイドは徹底した
報道規制を敷き、
完全に報道陣を
シャットアウト。

告別式以外の撮影は許さず、
本人の口から
コメントが聞かれることも
ありませんでした。

(ここで改ページします)

沈黙を破り、TVの舞台に姿を現した安室奈美恵

そうした過程を経て、
事件から12日後の3月29日。



『HEY×3』にて
TV復帰を果たすのです。


後に語るところで本人は
この2週間あまりの期間に
「引退も考えた」とのこと。



その気持ちを
振り切ってのステージ。
相当な覚悟をもって臨んだのは、
想像に難くありません。



安室が
舞台に登場したとき、
割れんばかりの拍手が
巻き起こります。



「がんばれー!」



などの声援や、



応援のメッセージを掲げた
プラカードも目立ちました。



壇上で迎える
ダウンタウンにも、
さすがに緊張の雰囲気が
滲み出ていました。



当然です。



スーパースターとは言え、
彼女はこのときまだ21歳。



去年ようやく成人に
達したばかりの
女の子が受け止めるには、
あまりに大きすぎる出来事が
たった12日前に
起こっているのです。



被害者感情に
寄り添いすぎたら
バラエティになりません。



かと言って、
「その部分」を避けて通るのは
あまりに不自然……。



さすがのダウンタウンも
対応に苦慮したことでしょう。

安室に見せた、ダウンタウンの優しさ


安室に対し開口一番、
松本は
「いやーこれは絡みづらい!」
と言って、
浜田も同調していたと記憶します。



この突き放すような一言。
一瞬だけ緊張感が走ります。



しかしその後、



「おっちゃんたちには何もできひんけどな……」



と彼女の気持ちに寄り添うような
発言もしていました。



後に語り伝えられるところでは
本番前、松本が安室へ



「俺が助けたるからな。絶対に辞めたらあかんで」



などと
激励したとされています。

信憑性は定かではありませんが、
それくらいのフォローを
していないと、
安易にできない
接し方ではないでしょうか。



それに、
安室は『HEY×3』
出場記録1位の54回を誇る、
ダウンタウンとって、
立ち上げから共に
同番組を盛り上げてきた、
いわば、同志のような存在。



3人によるこの時の
短いやり取りの中には、
何か信頼関係のようなものが
感じ取れました。



その日を境に、
力強くキャリアの
再スタートをきり、
現在も第一線で活躍する
安室奈美恵。



彼女のプロ根性、
そして、ダウンタウンの優しさ。



それらを存分に見せ付けられた、
心に残るワンシーンが、
今から17年も前にあったのです。

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