誰だって一度はタイムトラベルに憧れたことがあるはず。
過去に行って歴史を変えたい、未来に行って技術の進歩を体感したい。
でも『ドラえもん』じゃないんだし、現実では無理だよなあ……なんて、ため息をついているそこのあなた!
これからご紹介する絵画を見れば、そんな考えも変わってしまうかもしれない。
なんと19世紀に描かれた絵画にスマートフォンらしきものが映っているというからだ! タイムトラベラーの仕業か!?
「1860年頃に描かれた絵に、iPhoneを持つ女性が映っている」
「150年前の絵にiPhone登場」……そう、多くの海外メディアが ある1枚の絵を取り上げている。
オーストリアの画家フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーによる『期待』と題された絵で、1860年頃に描かれたものだという。
田舎道を歩く女性と、道の途中で彼女を待つ男性の姿が描かれている。男性の手には女性の為に用意したと見られる小さな花が握られており、この部分にタイトルの「期待」が感じられる。
だが注目すべきは、女性の手元。彼女は、手のひら大サイズの物体を両手に包んでいるのだが、なんだかスマホを握っているように見えないだろうか? 下に向けられた目線も、スマホの画面に集中しているように見える。
出典: i.ytimg.com
昔の絵画に “スマホ” が登場したのは、これが初めてではない。
以前にも、1670年頃に描かれた絵画にiPhoneが映っているとAppleのCEOティム・クックさんが指摘した。
オランダの画家ピーテル・デ・ホーホの絵画に登場する男性の手に、 iPhone らしきものが握られているのだ。
絵のタイトルは『玄関ホールで女性に手紙を手渡す男性』なので、彼が握っているのは手紙だと考えるのが妥当。
だが、クックさんは「iPhoneがいつ発明されたか、これで分からなくなりましたね」と冗談めかしに発言したのだった。
出典: www.maniado.jp
このように “時を超えた携帯電話やスマホ” が登場する動画や写真は、他にもたくさんある。
例えば、1938年にニューヨークで撮影された動画『Massena Time Traveler Cell Phone 1938』や、
1928年のチャーリー・チャップリンの作品『サーカス』にも、
携帯電話のようなものを手にした人物が登場しているのだ。
確かに携帯電話を持っているように見える・・・
出典: i1.wp.com
この映像は1928年に撮影されたものである。言うまでもなく、当時携帯電話など普及しているはずもなく、携帯電話の原型は1940年になってから世に出ている。
たしかに現在の携帯電話のようなものを手にした人物が写っているのだ。
映画制作者はこの人物を「タイムトラベラー」ではないかと推測している。
これが映画の1シーンであれば、小道具による演出であることを誰でも理解できるはず。
しかしその人物が登場する場面は、劇場の外で一般人が通行するところをカメラに収めたものだった・・・
これは今でも、色々な意見が出ていて真相は謎のままである。
コメント