ヌタウナギの口は、二重になった鋭い歯と二本の突き出た舌が特徴的。
名前とその見かけから発せられる恐怖のオーラはすさまじい。
恐ろしい口を持つヌタウナギだが、実の所ヌタウナギは「皮膚」を使って食事が出来る為、この口は必要無いとも言われている。
ヌタウナギの皮膚の表面には小さな穴が幾つも存在しており、海を泳いでいる間にこの穴を通して死んだ魚から発せられるジュースを吸収するのだそうだ。
この恐ろしい口はかつては役に立っていたのかもしれないが、今は我々人間に脅威を植え付ける為のものとなってしまっているようだ。
オサガメは見かけはとてもかわいらしいが、口の中は別世界。
ギャップ萌えと言うにはあまりにも有り余るほどのギャップがある。
彼等がその口の中に潜めてるのは幾重にも重なり合った刃物なのだ。
オサガメの口の入り口から胃の入り口までびっしりと並ぶこの刃物のようなトゲ、
クラゲなどのプルプル・ぬめぬめした生物を食べるのに特化されたものだと言われている。
噛まれたら痛そうな歯。
ヴァンパイア・フィッシュは、あのピラニアを捕食する魚である。
ピラニアの鋭い歯に勝つためには、更なる鋭利な歯が必要だったようだ。
最長で15センチ程の鋭い牙を持つヴァンパイア・フィッシュは、この長い牙で一度食らいついた魚を確実に仕留め、逃がさない。
ちなみにこの魚はピラニアに近い種類の魚なのだそうだ。
今の所人間に危害を加えたという報告はない物の万が一の事を考えると迂闊にアマゾンで泳ぐような事はしない方が良いだろう。
ダルマザメは深海にしかいないたった60センチ程の魚だが、
体格と歯の大きさでの比率のみを考えると確認されているサメの中で最も大きな歯を持つと言われている。
この小さなサメの捕食対象は定まっておらず、近くにいる肉ならそれがどんな生物であろうと攻撃してくるようだ。
捕食された生物でこれまで確認されている限りではクジラ、イルカ、サメ類等に加え、潜水艦の表面にもダルマザメの攻撃の痕跡が残されている。
彼らの主な捕食戦法はヒット&ランで、一度の攻撃の度に捕食対象の肉体に対して噛みつき、丸い穴をこじ開ける。
ペンギンはかわいい。
綺麗な薔薇にはトゲがあるように、かわいいペンギンにもトゲがあるようだ。
その両方を愛せなくては真のペンギン好きとは言い切れない。
彼らの口の中は無数の牙(皮膚のヒダ)で溢れている。くちばしの内側、頬の内側、舌の表面にも牙がズラリと並んでいるのだ。
この牙はペンギンが生きていくために欠かせない存在なのだ。
ペンギンが生魚を丸ごと飲み込む姿をよく目にするが、一方向に並んだこの牙は魚が逃げ出さない為の返しとしての役割を持ち、最速で獲物に致命傷を与える為に存在するのだ。
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