実家は、ここ数十年で祖父・祖母・子供(私の兄弟)の3人の不幸がありました。
この3人の不幸には奇妙にも共通点が多く、祖父は16日・祖母は6日・子供は26日と必ず6のつく日で冬場に亡くなっているのです。
更に奇妙な事に、全員が火葬の日に記録的な大雪にみまわれ交通規制、
飛行機やJR等が欠航など火葬に参列出来ない親族が続出する事態になるのです。
病死や老衰、医療ミスと原因は異なっていますが、我が家は冬場の6のつく日に因縁があるようです。
出典: cdn.wanchan.jp
実家の2Fの一室に、当時普段は利用していない部屋がありました。
いつもドアを開けっ放しにしているのですが、特段変わった部屋ではなく整理整頓もされていて日中は陽の光が良く入る温かい部屋です。
但し、夜になると言葉には表しようのない気持ち悪さというか、気味の悪い雰囲気を感じる部屋でした。
そんな気味が悪い部屋には、且つ音の出るような物もない部屋なのに実家で飼っている室内犬が、時折その部屋に向かって威嚇し激しく吼え続けるのです。
もしかしたら、犬には何か見えているのかもしれません。
出典: kowabana.jp
これは母と私だけが体験した日は別々なのに、同じような体験をしていた事に不気味さを感じました。
二人とも隣の和室から女の人の声が聞こえたというのです。
部屋には音楽を聴くコンポが置いてあり、電源が入っていたのだと思いました。
しかし・・・電源は入っておらず、そこには他に人の気配もありませんでした。
不気味に思いそれ以降コンポも処分し開かずの部屋になっているそうです。
これは祖母が亡くなった時の話で、それこそ多くの親族が感じた事でした。
祖母の葬儀は、お寺ではなく実家で行われました。
それは最後まで自宅で見送って上げたいという気持ちや、雪も酷かった為お焼香に来た人がゆっくりと休めるように等の考えもあっての事でした。
その為、多くの親族が訪れ、数日間実家は大変賑わっていました。
最後は寝たきりで痴呆も進み親族に会いに行く事も出来なくなっていた事も有ってか、親族が集まった事を喜ぶように祖母の気配を強く感じるようになりました。
私を含めて、複数名の人が祖母の笑い声を聞いたと言っていましたし、
祖母が寝たきりになる前の、腰の悪かった祖母が足を引き摺るようにしながら歩くあの独特の足を聞いた人も多く居ました。
もちろん実家に来た人に足を引き摺るように歩く人は居ませんでしたので皆、
祖母が喜んで近くに居るんだねと葬儀の割りには明るい雰囲気で包まれました。
葬儀後、普段の落ち着きを取り戻した実家で祖母の気配を感じる事はありませんでしたが
今でも奇妙な体験だったなと思います。
コメント