2000年代前半、夏うたといえば「ORANGE RANGE」だった。
メンバーの地元は沖縄県。
2001年、音楽好きの幼なじみが集まってできたバンドとして結成された。
沖縄のライブハウスやストリートでライブを行う中で人気を拡大し、
2002年2月にミニアルバム『オレンジボール』でインディーズデビュー。
2003年6月4日にはシングル「キリキリマイ」でメジャーデビューを果たした。
続く2ndシングル「上海ハニー」でブレイクを果たすと、「ロコローション」「花」と
次々とヒットを送り出し、2004年12月発売の2ndアルバム『musiQ』は
ダブルミリオン(累積売上264.9万枚)を記録し、2005年の年間ランキングで1位を獲得。
一躍トップアーティストの仲間入りを果たした。
出典: twitter.com
2009年8月発売の『world world world』を機に、自主レーベルへと移籍。
それから“表舞台”に出ることが少なくなっていた。
しかし、7月に『FNSうたの夏まつり』に出演した際にも、Twitterなどでは
「やっぱり良い」「久しぶりに聴きたくなった」など、好意的な言葉が並んでいたという。
名曲は何年経っても色あせず、ファンや初めて聴く人の心を掴むのだろう。
結成15周年を迎えた今年はイベントも盛りだくさんだ。
アニバーサリーイヤーならではのコラボベストアルバム『縁盤』(7月20日発売)の発売や
9月からの47都道府県ツアーが予定されている中で、
2017年2月25日には8年2ヶ月ぶりに東京・日本武道館公演を行うことも決定。
懐かしいと感じる人も、長く応援して来た人も、また新たなファンも詰めかけるだろう。
出典: guwaguwa.com
竹内結子、中村獅童主演の映画「いま、会いにゆきます」の主題歌。
歌詞の中の「この世界ですべて受け入れていこう」の部分が、ORANGE RANGEの
今までを表しているようにも聞こえる。
週刊少年ジャンプで大人気のマンガ「BLEACH(ブリーチ)」の、アニメ第1期
オープニング曲。
まさに「刺激たっぷり」の夏うた。
出典: www.nifty.com
山田孝之主演の映画「電車男」の主題歌。
メンバーが脚本を読んだ上で書き下ろした曲であり、歌詞の
「心で君を抱きしめる」の部分などが、思いを口にできない電車男の
気持ちを表しているのではないだろうか。
出典: topicks.jp
堀北真希主演の学園ドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」の
オープニングテーマ。
「大人になってから歌おう」という約束がグループ内にあったらしく、
メンバーのHIROKIは、「大人の世界を知ってほしい」と語っている。
このように数えきれないほどの名曲を世に送り出して来たORANGE RANGE。
再び人気が上昇すれば、2003年にリリースした「ビバ★ロック」の歌詞にもある
「オレンジレンジを知ってるかい?」との問いにも、「知ってる!」と
多くの者が答えるのではないだろうか。
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