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【思わず冷や汗】猛暑も吹き飛ぶゾッとする話を集めてみました【R−1】

怪談でクールダウンしませんか?
2016/07/25 UPDATE
 
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人間が起こした出来事も、生きてない存在が起こした出来事も、
すべての恐怖がここに凝縮されています。

【事件】人を刺しコロしたにも関わらず冷静な人間

パチ屋で知り合った女の子と結構仲良くなって、その子が当時付き合ってた彼氏と、とある理由でわかれてさ、その後新しい彼氏が出来てから、飲み屋を始めたわけよ。いわゆる、ラウンジって奴。

その新しい彼氏ってのは、まあ本職のお偉いさんだったわけ。

俺個人はその子と普通に仲良かっただけだから、連れとかとちょくちょくそのラウンジに顔出して、従業員の他の女の子とかも、それなりに仲良くなった。

ボトルも数本入れてるから、あまり金使わなくて良いんだよね。

んで、ある週末の夜、嫁さん夜勤だし暇だったんで、一人でのみに出た。車で出て、代行に預けてさ。


最初は別の店でのんで、その店には10時30分くらいだったかな。まあ、だいたい1時30分くらいまで普段は飲むんだわ。

ほろ酔いで店に入ったとき、店内にはわりと客がいて、カウンターは俺の他に3人。ボックスは4つ全部埋まってる。

俺はカウンターの近くで飲んでた二人組と仲良くなって、かなりご機嫌で飲んでた。いい気分で騒いで、わりとふわーっとなるくらい酔ってたかな。

そうこうしてると、後ろのボックスから結構騒がしくドタバタと出ていった。

店入った瞬間チラ見したら、夏なのに長そで着てるし、まあ、あきらかにそっち系の人達だっつーのはわかってたんで、絶対に関わる事はないように大人しくカウンターで飲んでよう、となるべく後ろは意識しないように飲んでた。

まあ、結局カウンターでアホみたいに騒いでしまったわけだが、、、。

その人達が出ていってから、30~40分くらいたった頃かな、店に一人客が来たんだけど、入って来ない。入り口で俺の友達の子と話してんのよ。

んで、すぐさま俺に

女の子「ごめん、〇〇ちゃん、今日はもう閉めるから申し訳ないけど帰って」

俺「いやいや、そんな急に言われても、代行もまだ呼んでないし、まだ12時過ぎだし。」

女の子「ごめん、この埋め合わせは絶対するけ、今日はほんとごめん。」

俺「せめて代行来るまで待たしてよ。」

女の子「いや、何か今日はこの辺の店でガサあるみたい。面倒くさいから今日はごめんね。」

俺「はー、まあ、よーわからんが、わかったわ。」

てな感じで、店を閉められた。

しょうがないので代行を呼んで、近くの飲み屋ビルの前で缶コーヒーのみながら待ってた。

来ない。普段は10分くらいで来るのに、30分たっても来ない。社長に電話。

社長「あー、〇〇さん、すいません何か検問やっとってね。すごく渋滞してます。」

俺「あーそーなんすか、飲み屋追い出されて寂しいんでなるべく早くお願いします。」

社長「はいはいー」

結局店を出てから1時間後だった。時間は1時30分頃。飲んでないのに帰る時間は普段と変わらんのかい!とか思いながら乗車。

なんの検問だったのか聞いたら、どうも俺の飲んでた店の近くの公園で「殺傷事件」があったらしい。

んで、代行で帰ってる途中も、検問にあった。殺傷事件だからか、かなり長い時間、しかも大がかりな検問をやってる。

お巡りさん「車の中の持ち物見せてもらっても良いですか~?」

俺「何の検問です?飲酒運転のとかと規模が違いますね。」

お巡りさん「いやー、ちょっとねー、ははは。」

隅から隅まで車を調べられて、開放。その日はそのまま就寝した。

次の日、さすがに昨日の件が気になったんで女の子に話を詳しく聞こうと思い電話した。が、詳しい事情ははぐらかされて、聞けずじまい。

読んでる人はもうお分かりだと思うが、その俺が飲んでた後ろの人達が、近くの公園で出刃包丁で人を刺してコロ助って事だったんだ。

んで、まず、何が怖かったかって言うと、次の日の朝、昼、夕方のローカルニュース、新聞、ラジオでまっっっっったく報道しないの。いっさい触れない。

あんな夜中まで大がかりな検問やってたのに、「殺傷」事件なのに、いっさいニュースやらない。次の日もその次の日も。

んで、次に怖かったのが、警察に問い合わせてみたのよ。そしたら、そんな検問はしていないしそんな事起きてませんよ、だと。

普通はさ、こういう事聞いたら個人的な事だから答えられないとか、そういう断り方するのに明らかに変な答え方なのよ。

結局そのお店はその事から2週間後になくなったんだけど、後日、そこの従業員だった子から連絡がきたんで電話で話した。

「新しい店にいるから来て」だの「今の彼氏が浮気してそう」だの。俺はあの日の事が気になったから、聞いてみた。いやー、ゾッとしたねあれは。

入り口でのおっさんと女の子の会話。白のトレーナーがなぜかピンクのマーブル状になって帰ってきたおっさん

「おう、これ(包丁)ハイターつけとけや。」

女の子「ちょ、何したん!!?」

マーブルおっさん「あんまし寝むてぇ事ばっかり言いよったもんで、土手っ腹いったったわ、多分もうあれだ」

女の子「勘弁してよー、、、。近くでなんか、絶対警察くるじゃん、店どーするん」

おっさん「今日はもう閉めろ、そへより、おい、あそこで飲んどる奴これ聞いとるな。あいつも片付けるけー、お前ちょい店開けろ」

何とか女の子が納めてくれたので俺が片付けられる事はなかったが、人一人刺し殺してもニュースにもならないような目に見えない圧力や、今その手で人を刺し殺したにも関わらず、凶器をハイターに浸けとけと冷静に指示できる人とかが、こんなに身近にいることを実感した。

酒の席は気持ちが大きくなるから、みんなも気を付けろよ。

あの家には何かいる

会社の先輩の話。

転職して半年くらいたった頃、別の課の5つ上の先輩と仲良くなった。課は違うが喫煙室でよく一緒になってる内に意気投合して仲良くなった。

ある時、その先輩の奥さんの話になった。その奥さんというのが結構問題ありな人らしく、ことあるごとに罵声やらなんやと、先輩に対してきつくあたるらしい。

ひどい時には手まででるらしいからおだやかじゃない。

「それって最近たまに聞くDV妻ってやつじゃないですか?」

「いやそういうもんじゃあないよ。ただ少し神経質な性格なだけだよ。」


そう言って笑う先輩の眼もとには青痣ができているし、腕にも爪で引っかいたような生々しい傷があった。

正直モラハラ&DV妻なんかとよく一緒に暮らしていけるなと思ったが、もちろん口には出さなかった。

ある日その先輩から、自宅へ招待された。

「嫁に君のこと話したらさ、見てみたいって言うんだ。だから今度の土曜でも家にきなよ。おいしい夕食とうまい酒でもてなすよ。嫁もぜひとも呼んでくれってさ。」

俺自身も、先輩の奥さんを見てみたいって気持ちがあったから、こころよく先輩の誘いを受けた。

数日後、土曜の夕方。先輩の家は駅から歩いて10分くらいの住宅街にあった。二階建ての白い家で、数年前に引っ越してきたんだそうだ。

外壁の門を通り、玄関の扉を開けると、待っていたかのようににこやかな表情の先輩が出迎えてくれた。

「ようこそ。ささ、どうぞあがってくれ。」

玄関をあがりリビングに入ると、おいしそうな匂いがした。ビーフシチューかな。

「遠路ご苦労だったね。夕食はもう少し待ってくれ。もうすぐ出来上がるから。」

そう言って先輩は自ら台所にたって料理を始めた。俺は不思議に思った。

「あれ、奥さんはいらっしゃらないんですか?」

「すまん。実は家内は今日具合が悪くってな。今、家にいるにはいるんだが二階で休んでるんだ。でもまぁ大丈夫。今日は俺が腕によりをかけて飯を作るから楽しみにしてくれ。」

俺は驚いた。顔を見てみたくて家に呼ぶくらいだから、奥さん直々にさぞかし豪勢にもてなしてくれるんだろうと勝手に期待していた。それが姿も見せずに二階で休んでいるとは…。

「あ、でもあいさつくらいはしておいた方がいいすかね?せっかくですし。」

「いやいや、それはやめておいた方がいい。具合悪いし、きっと機嫌が相当悪いはずだ。」

先輩はあわてて止めた。

「なーに、君はソファでゆっくりしててくれ。これでも料理は得意なんだ。」

聞くと先輩の奥さんは、料理等の家事を全くしないそうだ。おまけに仕事もしてないそうで、本当にいったいどういう人なのかますます気になった。

夕食が出来上がると、俺と先輩は二人で夕食を囲んだ。先輩の料理は確かに言うだけあってうまかった。用意してあった焼酎も飲みやすくて、俺の舌に合った。

酒が入ってお互い饒舌になると、趣味や仕事のグチやらで盛り上がった。日も落ち、数時間は二人で語り合っていた。

ドン

そんなとき、その音は天井から聞こえた。最初は二階で先輩の奥さんが、なにか床に落としたんだろう、くらいに思っていた。

だから全く気にとめなかった。俺と先輩はそのまま会話を続けた。しかし1分後くらいに

ドン!ドン!ドン!

明らかにさっきより大きい音が天井から鳴り響いた。それは一種の敵意が込められたような音だった。

まるでマンションなんかで階下の人の出す騒音を非難するためにたてる音。いわゆる床ドンというやつだ。俺は先輩を見た。

「ごめんなぁ。ちょっとだけ声の音量を下げよっか…。」

先輩は申し訳なさそうに言った。俺は先輩の言葉にしたがって、小さな声でしゃべることにした。

数分間はそんな風に、お互いコソコソとつぶやくようにしゃべっていたと思う。しかし不意に俺が、先輩の言った冗談にやや大きめの声で笑った時(本当に若干だったと思う)

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!
ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!

まるで天井から雪崩でも押し寄せたかのような音だった。その音は10秒くらい鳴り響いていたかと思うが、その時はもっとずっと長く鳴り響いていたように感じた。

いったいどうやったらあんな音が出せるのか。超高速で地団駄でも踏んでいるのだろうか。とにかく尋常じゃない音だ。完全に常軌を逸している。

俺は先輩の奥さんが具合が悪いと聞いて体調が悪いと思っていた。しかし、その時はきっと奥さんは精神的な病を抱えている人なんだと思った。

しばらくあ然とした後、俺は再び先輩を見た。先輩は苦笑いを浮かべていた。

「ごめんなぁ。盛り上がってるのが気に食わなかったのかもしれない。ちょっと二階で話してくるよ。すまんが少し待っててくれないか?」

先輩は俺を残して二階へあがって行った。

しばらくたった時、俺は尿意を感じトイレを借りた。トイレを出ると、二階から先輩が話す声が微かに聞こえた。

「だから…謝って…し…」

「……」

「すこし…がま…てくだ…い」

「……」

「わかっ…から、そんな…怒…な…で」

「……」

先輩の声は認識できるが、奥さんの声はほぼ聞き取れなかった。ただ先輩の声と声の間に、ボソボソとつぶやくような音はなんとか聞き取れた。

ただその音は女の人の声というには低く、とてもこもった音だった。

しばらくして、先輩が降りてきた。降りてきた先輩を見て俺はぞっとした。
先輩の顔は青ざめてげっそりしていた。さっきまでのほろ酔い顔とはまるで違う。目の下のくまも目立ち、そのくせ眼光だけは妙に鋭かった。

「なぁ、今日はもう遅いし、家に泊まっていかないか?嫁もそうした方がいいんじゃないかって言ってるんだ。」

先輩は唐突に言った。俺は意外に思った。あれだけ敵意むき出しの歓迎を受けた後だから、てっきり今日は帰れと言われるんだと思っていたからだ。

「結構酔っているだろ?千鳥足で帰るのも危ないし、な?」

先輩はしきりに勧める。

「いえ、遠慮しておきます。明日、朝早くから資格試験があるんです。ですから今日はもう帰ります。」

俺は断った。

「そうなの?でも本当に遠慮なんかしなくていいだよ?」

「いえ、そういうわけではないんですが、やっぱり今日は自分の家で休んで明日に備えたいです。」

俺はきっぱり断った。

明日資格試験があるのは本当だった。そのために今日は帰っておきたいとも最初から思っていた。でもその時はそれ以上にこの家で一晩過ごすことに強い拒否反応があった。

しつこい先輩の誘いをなんとか断り、俺はなんとか先輩の家をあとにすることになった。

帰り際、先輩はあからさまに不機嫌さを表した。

「じゃあ。」

俺を出迎えた時とは比べ物にならないくらい、冷たく、無感情な別れかただった。

玄関をでた直後、玄関のドアが閉まりかけた時俺は一瞬後ろを振り返り先輩を見た。閉まりかけのドアの向こうで、先輩が見送りもそこそこに家の奥に向かって歩いて行くのが見えた。

先輩の顔は恐ろしいくらい無表情だった。まるで蝋人形みたいで、俺はぞっとした。

玄関のドアが閉まり、家の外壁まできたとき後ろから視線を感じた。俺はまた振り返り、家の二階を見た。

二階の窓でカーテンがかすかに揺れたように見えた。二階の電気は付いておらず、カーテンの向こうは真っ暗だった。

その暗闇の奥の誰かと目が合ったような気がして背筋が薄ら寒くなった。俺は足早に先輩の家を後にし、駅の方向へ向かった。

週があけた月曜。あんなことがあったとはいえ、誘いを断ったのはやはり失礼だったかなと思いなおし、俺は先輩に会って謝ろうと思った。

しかし会社で先輩の姿を探すが見当たらなかった。聞くと休みらしい。その後、数日間、先輩は休み続けた。

俺は先輩と会うことができず、携帯にも連絡したがダメだった。そして、そのまま先輩は会社をやめた。

先輩がやめた後、ある時、先輩がいた課の上司と喫煙室で一緒になった。

「そういえば〇〇先輩、どうしちゃったんすかね。あんな急にやめるなんて。」

俺はその上司に聞いた。

「そうだなぁ、あいつはもともと精神的に不安定な面があったからな。」

「やっぱ、奥さんが関係してるんですかね?結構きつめの奥さんだったそうじゃないですか。」

「あれ?あいつ結婚してたの?嘘だろ。そんな話全く聞いたことないぞ。」

その上司は真面目な顔つきで言った。俺は先輩としゃべったことや、家に招かれたことをその上司に話したが、最後まで上司は納得してくれなかった。

「あ、でも『いい人を見つけた』みたいなことを言っていたことは一度だけあったかも。

たしか急に中古の一軒家を買ったころだったかな。まぁでも普通結婚したら上司に報告するだろ。たとえ結婚式あげないにしてもさ。」

その後、数年前に先輩がいた課の若い子が、突然行方不明になったことがあったと知った。先輩と仲が良かったらしい。

今でもあの家の二階にいたモノがなんだったのか。あの時泊まっていたらどうなっていたか。考えるだけで背筋が寒くなる。

【人の闇】その時部屋に謎の着信音が鳴り響いた…

大学生の時、友達Aに遠距離の彼女が出来たらしくて、まぁ毎日のろけ話のウザいことウザいこと。

そんである日、Aの家で遊んでいた時のこと。午前2時頃、Aが眠気に負けて寝落ちしたんだ。すると俺と同じくAののろけ話に辟易してた別の友達Bが、

「Aの携帯からAの彼女にイタ電しようぜwww」

って言い出した。

今考えるとかなりDQNな行動だし、反省もしてるんだが、お酒が入ってたのもあって、とにかくその時は俺もノリノリだったんだ。

Aの携帯をこっそり開いて、とりあえずはメールでも見てやろうと受信ボックスを開く。もうね、Aの彼女の名前がずらーっとね。

ちょくちょく摘まんで読んでみたところ、甘々なメールばかり。送信ボックスも見た。これまた甘々なメールの数々に俺とB爆笑。

同時に嫉妬の炎が俺達の心の中に燃え上がり、これはもう本当にイタ電するしかないとなった。

なぜか着信履歴にはAの彼女の名前がなかったので、アドレス帳から探し、発信。出るかなー、なんてワクワクしてたところ、部屋に謎の着信音が鳴り響いた。

「…お前の携帯?」

Bは言う。

「いや、俺のじゃないよ、Bじゃない?」

その時Aの部屋にいたのは、俺とAとBの三人だ。

俺の携帯じゃない。
Bの携帯でもない。
Aの携帯は今俺が持ってる。
この部屋にもう一台携帯があるはずはないんだ。

Aの彼女にかけたとたんに鳴り出した、謎の携帯。これが指し示す事実は、まぁ一つしかないよな。音の出所を探す。

Aがいつも持ってるカバンの中から音がしていた。開けてみると、水色の携帯が一台。

恐る恐る開く。
画面には着信の表示。
Aの名前が出ていた。

「…こいつ何してんだよ」

Bがマジで引いてる。
俺もぞっとして、酔いが醒めたわ。

幸い、Aは起きなかった。Aの携帯二台からそれぞれ発信、着信履歴を消し、何事もなかったかのように翌朝も振る舞った。全然眠れなかったけどな。

それ以来、なんとなくAとは疎遠になっていったけど、あれからも何度かのろけ話を聞いた。

大したことない話なんだけど、俺的には本当に怖かったです。

団地に響き渡る子供の泣き声。しばらくするとパトカーがきた

昔、家族で5階建ての団地に住んでました。住んでいた部屋は3階。その頃に体験した出来事を。

俺が中学2年の夏休み、その団地は古い市営住宅でリビングにエアコンがないので夏はいつも窓を全開にしていたんだが、外から子供の泣き声らしき声が聞こえたのね。時間は夜10時前。

ベランダに出ると上のほうから聞こえるから、同じ棟の上階からだと分かった。最初は「粗相をした子供をベランダにしめ出したんだな」って思った。そういうのは時々あったから。

夜10時ってのが少し夜更けすぎかなとは思ったけど。

子供の声は「お母さん!」「入れてよお~」とか言ってるようにも聞こえたけどすぐにやんだ。3分もなかったと思う。


で、それから15分くらいたって、うちの棟の下にパトカーが来た。夜にサイレン鳴らして来るもんだから住民はびっくりだよ。母は「事件だったらどうしよう…」とかいいながら野次馬に行った。

俺は次の日、部活の朝練だったから野次馬に行かず就寝。なのでここからは母から聞いた話。

110番したのは5階に住んでいる家族だった。あの声の発信源はそこのお隣り(角部屋)だったらしい。

奥さんが隣から子供の声がするのを聞いてベランダ越しに覗いたら、隣ベランダで裸の子供が泣いていたので通報したと。

で、その隣部屋ってのは空き部屋なのね。その子供、無人の真っ暗な部屋に向かって、おかぁさん!とか言いながら泣いていたそうだ。

警察が空き部屋を調べたけど、ドアもベランダも施錠されてて人の侵入した形跡はなかったらしい。

奥さんが通報した後に再度隣を覗いたら、子供はもういなかったそうで、結局発見されなかった。

うちの棟のうちより上階で幼い子供のいる家庭はなかったし、通報した家族にも高校生の兄弟だけだったので、消えた幼児は実はその家族の…ってのはないと思う。

当時は団地全体でちょっとした騒ぎになったよ。団地自治会でも問題としてあがったそうだし(母から聞いた)、話を聞きつけた若い連中が肝試しのつもりで夜中に団地にやってきて騒いだりとかあった。

まぁ騒ぎになって当然なんだけどね。

俺もふくめて何人もの住民がリアルタイムで泣きじゃくる声を聞いていたんだから。

【ゾッとする短編】学校でかくれんぼしたときに実際にあった話

私が高校2年生の冬に体験した話です。

当時私は部活などやっていなくて、放課後にはいつも仲良しメンツ5人で集まって遊んでました。

その日は、冬+雨ということもあり部活のある生徒以外はすぐに下校していたのですが、ノリで5人でかくれんぼをしようってことになって、学校内(広すぎるためエリア制限はいくつか作りました)でかくれんぼをすることにしました。

じゃんけんで負けたI君が鬼になり、みんなバラバラに学校内に隠れたんです。私はチキンだから暗く人が少ない学校内で一人でいたくなかったため、友達のAちゃんを探して一緒に隠れようと思いました。


ケータイで電話し、どこにいるか聞いたところ「2-Cに隠れてる」と教えてくれたので、すぐに2-Cに行くと電気の消えた真っ暗な教室の奥にAちゃんが隠れてました。

外も暗くてお互いの顔もよく見えない状態で、ひそひそ話しながら隠れていました。

私「かくれんぼ楽しいね」

A「うん」

私「でもちょっと怖いね」

A「うん」

私「…幽霊とか出てきそう」

A「(なんかつぶやいたけどきき取れない)」

暗くて良く見えなかったものの、その後Aちゃんは無言で私の方を向いていました。すると、いきなりガラッとドアが開きI君が教室に入ってきました。

I「おっ二人みっけ!誰?」

A「やだー!暗い教室で二人きりとかやらしぃー笑」

???一瞬意味がわかりませんでした。今隣で一緒に隠れているはずのAちゃんがI君の後にいたんです。私はぞっとし、心臓はすごい早さで鳴っていました。

A「電気つけるよー」

一瞬で教室内が明るくなり、すぐに横に目をやると誰もいませんでした。ホッとしたと同時に真後ろから

「いるよ」

と声が聞こえ私はあまりの怖さに急いで教室から逃げ出しました。

この話を4人にしたところ、私がAちゃんに電話をした時、Aちゃんはすでに見つかっていて、私の電話はノイズのようなザーっとした音と、途切れ途切れの私の声、その私の声とかぶさるように

「い-れ-て」

というクリアな声が聞こえたらしいです。

文才がないので怖さが伝わらないかもですが、私的に1番怖い体験でした。

【地震】阪神大震災のときに実際にあった不思議な体験

ある日の夜、娘が

「お母さ~ん、また時計がすすんでるよぉ」

と、言うのです。またって?と思い、妻にたずねてみると、最近娘の部屋の掛け時計や目覚まし時計の調子が悪い、みんな毎日1分ずつすすむ(狂う)というのです。

3日前は一日に1分、2日前には2分、そして今日は3分すすんでいたと。掛け時計は私の実家にあった古い時計でした。(一応アラーム機能は付いて、きれいな鐘の音でしたがアラームは使っていませんでした)

電池を換えても同じだったので、娘が”また”と言ったのでしょう。毎日時計が狂うのは、まあ古いからだと思いましたがみんな1日1分ずつ増えていくのは不思議に思いました。


それから6日後、とうとう1日に9分も進むようになりました。

もう使えないということで新しい時計を購入し、古い時計は廃棄しようと思い、とりあえずゴミの日まで私たちの寝室に置いておくことにしました。

次の日の早朝、私は綺麗な鐘の音で目を覚ましました。何か聞き覚えがある…懐かしい音…

そのとき突然ベットがすごく跳ね上がりました!地震です。寝ていてても跳ね上がるようなすごい地震です。娘が和室で寝ている!妻とあわてて床を這うように部屋を出ました。

すると廊下は何事もなく、しーんとしています。地震がおさまったのかと、ふと今出てきた部屋を見るとベッドが大きな音をたて跳ねています。

一瞬なにが起きたのかわからなくなりましたが娘が心配になり、和室へ急ぐとまだ娘はぐっすりと寝ていました。

何が起きたのか、もしかしたら車でも突っ込んできたのか、と思い部屋に戻りましたが、部屋はメチャメチャに荒れていて、窓際まで行くことが出来ません。

娘も私たちの足音や声で起きてきました。私は車が突っ込んできたのなら家の中は危ない(ガソリンでも漏れていたら)と思い、皆に着替えをさせ、皆で外へ出てみました。

玄関を出て家の前の通りから、私たちの部屋を見ました。すると、何も起きていません。車がぶつかった様な跡もありません。

なんだったんだ、今までのは。夢でも見てたのか…でも部屋は…そう思った瞬間です。地をつき上げるような猛烈な揺れが来たのは。

私たちは立っていることも出来ず、地面に手をついて私たちのマンションを見ました。そのとき、一階部分が押しつぶされたのです。もちろん私たちの部屋も両隣もその隣も…

一瞬でした。音もなかったような気がします。阪神大震災でした。

あの日、私たちのマンション一階部分で助かったのは私たちだけでした。

後日同じマンションの住人(3階に住んでた)だった友人に、なぜあの時間外にいたのか聞かれました。たまたま散歩に出かけたと言っておきました。本当のことを言っても信じてもらえないでしょうから…

ただ、あの時計はまだ手元にあります。つぶれた部屋の隙間から庭に転がり落ちていました。もう電池を入れても動きませんが、またあの鐘の音が聞こえないか心配です。

学校に問い合わせるとそんな生徒は在籍していなかった。都合が悪くなったという女の子も未だに見つかっていない。

友人から聞いた話。

サークル仲間に無理やり参加させられた合コンは、予想通り人数合わせの様で、仲間の二人は合コンというより初めからカップルで参加していて、相手の男が連れて来たのもさえない人数合わせの様で、全くK子さんの趣味に合わなかった。

カラオケでも行こう、という二人の誘いを断ったK子さんは居酒屋を出て、駅へ向かおうとしていると

『二次会は行かないの?』

と声を掛けられた。同席していたSだった。


同じ大学の先輩だと名乗ったSはかなりの美人で、男たちの注目を集めていたのを思い出した。Sの誘いでもう少し飲んでいこうという事になり、駅前の居酒屋に入った。

『K子さん、T県出身なんだって?』

合コンの失敗をネタに盛り上がっているとSが言った。

『さっき自己紹介で言ってたでしょ。夏休みはT県に帰るの?』

二日後からは夏休みだった。

どうしようか未だ決めていない、旅費が結構掛かるから、とK子さんが答えると、SはT県のハイキングコースのゴミ拾いのボランティアがあるので参加しないか?と言った。

Sが所属しているアウトドア愛好会グループはバーベキューキャンプを予定しており、T県のそのハイキングコースにあるキャンプ場のオーナーと契約して、ハイキングコースのゴミ拾いのボランティアを行う代わりに、キャンプ場を無料で使用させてもらえる。

しかもバーベキューの食材も提供してもらえるとの事だった。

『どう?ボランティアだからバイト代は出ないけど、行きは私の車で一緒に行けば旅費も掛からないしね。ただ、私達はその後の予定があるから、帰りはK子さん、自分で何とかしてもらわなければならないけど』

実家には2年くらい戻っていない。かなり旅費が掛かるので今年も行かない予定だった。確かに片道分の旅費で済むし、野外でバーべキューというのも楽しそうだ。

「じゃあ、行こうかな」

K子さんが答えると、Sは言った。

『そう。じゃ、明後日の朝7時に学校の前で待ち合せしましょう』

K子さんは携帯番号を教えてもらい、Sと別れた。

翌日。部屋のそうじと洗濯を済ませて、明日の準備をしていると携帯に電話が掛かって来た。実家からだった。

久しぶりの帰省に喜ぶ母親に、明日は近くのキャンプ場で友達と泊まってから、翌日に家に向かう事を告げるとキャンプ場なんてあったかしら?と言う。

ハイキングコースのゴミ拾いのボランティアの事を説明してその近くだと言うと、ハイキングコースなんてないだろうと言う。

『お前、忘れたの?あそこはセメント工場のハゲ山だったでしょう』

そう言われたK子さんは、子供の頃に電車から見えた、木のない削り取られた灰色の山々をハッキリと思いだした。

Sに電話して問い合わせるのもためらわれたK子さんはサークル仲間に電話して、Sの事を聞いてみた。

『ああ、あの合コンのきれいなお姉さん?』

サークル仲間によると、みんなSとはあの時が初対面で、幹事役が聞いたところだと、都合が悪くなった女の子の代理で来たと言っていたという。

じゃ、その都合が悪くなった女の子は?と聞くと友達の友達とかいう人で、良くは知らないし、携帯とかの番号も聞いていない。

翌日の待ち合せにはK子さんは行かなかった。Sから電話があったらどうしようか?と怖かったが、電話は掛かって来なかった。

友達と一緒にSの携帯に電話してみると、何度掛けても呼び出し音が鳴り続けるだけで、二日後には通話不能となった。

調べてみると、Sの言っていたハイキングコースなどなく、キャンプ場も存在していない事がわかった。

学校に問い合わせると、Sという生徒は在籍していなかった。都合が悪くなったという女の子も未だに見つかっていない。

【幽霊】カラオケボックスでバイトしてたんだけど、そこでほんとに怖いことあったwwwwwwwwww

昔、5階建てのカラオケボックスでバイトしてた時の話。

3階の部屋が客で埋まったら4階に、4階が埋まったら5階にって感じで部屋を回すのがお決まりだった。

一つでも部屋を使うと、最後に閉めって言ってそのフロアを全部そうじしなきゃいけないもんだから、3階が埋まってても5分ぐらいで部屋が空きそうなら

「今満室なんですよー5分程…」

って感じで客を待たせて4階を使わないようにする努力してた。さすがに待ちが二組以上だったら4階開放してたけどね。


その日は平日だってのにめずらしく4階まで埋まってて、出てくるような客もいなかったから仕方なく5階を開放したんだよね。つっても5階に入ったのは父母子供二人の4人家族一組だけ。

で、部屋案内して1時間ぐらいたった時かな、その家族部屋から苦情が来た。何やら5階を走り回る子供がいるらしい。

インターホンに出た店長はすぐに注意しにいきますのでって感じで謝ってた。

で、店長が部屋の人数とか年齢をチェックしたんだけど、5階の家族部屋以外に小学生以下の子供がいるような部屋はなかった。俺らにも

「今日って子供入ってたっけ?」

って聞いてきたけど

「今日は子供入ってないっすね」

って感じで返した。とりあえず3、4、5階を見回りしたけど、子供は見つからなかった。

「やっぽ子供はいないですねー」

って報告してたらインターホンがなった。もちろん家族部屋から。

いわく、子供が益々騒がしく走り回ってるとのこと。こりゃまいったなー、と思いとりあえずお飲み物でも出そうって事になった。

「申し訳ありません。これ、サービスになります」

って飲み物渡して一階に下りると、店長が

「ちょっとフロント見てて。俺上言ってくる」

って小走りで上行った。まさか5階か、なんて思ってたら家族部屋からトゥルルルって…出てみると店長で

「N(俺)ちょっと脚立と懐中電灯もって部屋きて」

って頼まれた。うほwって思いながら脚立もって5階の家族部屋に行った。

部屋につくと何やら店長と父親が話してた。上見ると普段は鍵がないと開けられない天井裏に行くため?のフタが開いてた。

フタ?がプラ~ンとなってて、溜まったホコリがフワフワと降ってきてる感じだった。汚ねって思った。

「N、脚立押さえてて」

って言うと、店長が脚立に上がってそこの穴に上半身突っ込んで何やら点検してる感じ。

「鍵が壊れちゃってるみたいですね~申し訳ありません」

って店長が申し訳無さそうに言った。

しかし子供がうるさいわ、天井のフタが開くわでこの家族も災難だな。今日は料金頂くわけにはいかないな、とか考えてた。

「どこの部屋の子かしら、親御さんは心配してないかしら?」

って、子供二人に抱きつかれた母親が俺に聞いてきた。天井の事で文句言われると思ってたから反応が遅れた。

「3階の方かもしれないですね(嘘)あはは;」

って感じで返してたら

「どうやって上がったのかしらね。そんなに簡単に上がれるものなんですか?」

って言われた。

「エレベーター以外にも階段がありますから。なので階段を使って上に来ちゃったんじゃないですかね」

と返した。一呼吸おいて父親が俺に向かって言った。

「歌ってたら急にバン!って上のフタが勢いよく開いて、ビックリして(家族四人共)上を見たら知らない子供が頭出して部屋を覗いてたんですよ」

ゾワっとしたわ!ブルっとしたわ!おいマジかよ店長!言えよ馬鹿!こえーよ俺早く下戻りてーよ!って思った。

母親「私達ビックリしちゃって、しばらく何も言えずにじーっと見詰め合ったんです」

父親「ボク、危ないよ?って言おうと思ったらスっと顔引っ込めて逃げちゃったんです」

店長「誠に申し訳ありません。すぐ別の部屋を用意させて頂きます」

と言うと、俺に別(3階か4階)の部屋に案内するよう指示した。

飲み物などは全てそこに置いて新しい部屋に案内し「今回は御代の方は結構ですので」と新しく飲み物をサービスした。思わぬ展開に家族は喜んでた。思わぬ展開に俺はブルってた。

5階の部屋に指示通りやった事を報告しに戻ると、店長がニヤニヤしながら

「こえええww」

って言ってきた。俺もだ馬鹿wって思ってたら

「いやさ、鍵壊れてるつったけど、実は鍵壊れてないんだよねwうははw」

どうやら何とかごまかそうと鍵が壊れてるって事にしたらしい。上半身穴に突っ込んでるときは正直「やべええ、こんなとこ覗きたくねぇ」って思ったとか。

とりあえずフタ閉めて、鍵閉めなおして、部屋片付けて、フロントに戻った。何がこえーってさ、俺思い出したんだよ、店のルール。

「一部屋でも使ったら、そのフロアはそうじしなくちゃいけないって事」

一人で、店を閉める夜中の3時付近に。

店長が何か言いたそうにじーっとこっち見てたのを覚えてるよ。俺は0時で帰ったw

翌日出勤すると店の中はその話題で持ちきりだった。何やらあの後遅番の人が5階閉めに行ったら天井のフタがまた開いてたらしい。

技術専門スタッフに来るよう本社に連絡入れたあと、しばらく5階に客は入れなかった。

【恐い…】最近連絡が取れなくなった子にメールを送ったら返信があった。様子がおかしい…

もう10年以上も前の話なんだけど実話です。

10代の頃バンドやってたんだけどいつも欠かさず二人組で見に来てくれる女の子たちがいた。出待ちとかもしてくれてて、

「今度全国回るんだよね?全部いけるようにバイト頑張るよ!」

とか言ってくれてたのに、ツアー初日のライブも二日目のライブも一人の子しかいなかった。だから、ライブの後に一人でライブに来てくれていた(Aちゃんとします)に

「Bちゃんはどうしたの?」

って聞いたら最近連絡が取れないって言うんで、


「俺も心配してるから、連絡ちょうだいって送ってみて」

って言ったらそのままの文章をメールで送ってくれた。数分後メールが返ってきて本文には

「大丈夫。ちょっと忙しいだけだから心配しないで(文字化け)」

と書かれてあった。そのメールを見たとたんAちゃんがガタガタ震えて泣き出して、

「おかしいよ!J-PHONEからdocomoに絵文字送ったら文字化けするのをBちゃんが知らないはずない!誰?この人!」

と言って錯乱状態になったので、警察に通報し事情を話した。

数日後Bちゃんの遺体が海でコンクリートをくくりつけられた状態で発見された。間もなく犯人も逮捕されたが、警察の話ではAちゃんにメールを送ってたのは殺人犯だった。

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