綺麗な背中は、女性なら誰もが憧れますよね。
しっとり、すべすべの滑らかな肌。
夏になれば、背中の大きく開いた服や、水着を着る機会もあるでしょう。
その時に鏡に映した自分の背中を見て、
「あれっ、こんなところにニキビがあったの!?」と初めて気づいたなんて経験は
ありませんか?
実は背中ニキビができる原因は、こんなところにあります。
肌は本来、自力で皮脂の量を調整する機能を持っています。
肌を守るために必要な量だけ、皮脂を分泌するのです。
この皮脂量の調整機能は、男性ホルモンと女性ホルモンの正常なバランスによっ
て、保たれています。
ニキビの原因となる皮脂詰まりは、このホルモンバランスが崩れたときに発生するんです!
皮脂分泌と毛穴詰まりを促す男性ホルモンが多く分泌されると、皮脂が大量に
分泌されて、毛穴に詰まり、ニキビができやすい状態になります。
毛穴詰まりを解消する効果を持つ女性ホルモンより、男性ホルモンが増えてしまうと、
ニキビができてしまうのです。
では、その男性ホルモンが多く分泌される原因は何なのでしょうか。
出典: www.cnn.co.jp
その原因は、”生活習慣の乱れ”です。
睡眠不足・運動不足、偏った栄養バランスの食事や疲労、
また、精神的なストレスでホルモンバランスはすぐに崩れてしまうのです。
ホルモンのバランスが崩れると、副腎皮質からコルチゾールという、
男性ホルモンの分泌を増加させるホルモンが分泌されます。
このコルチゾールは、「ストレスホルモン」と呼ばれていて、体のストレスによ
って分泌されるものなのです。
「男性ホルモン」+「ストレスホルモン」により、皮脂が大量に分泌されることに……。
最悪の悪循環です。
背中は体の中でも、皮脂分泌が多い部分です。
皮膚が厚くできているため、肌のターンオーバーにも時間がかかります。
その分、毛穴詰まりやニキビができやすい部位でもあるのですね。
さらに、常に衣服と密着しているために通気性が悪く、蒸れて菌が繁殖しやすい
状況にあるのも背中ニキビの厄介な特徴の1つです。
出典: kireca.com
顔にもできるし背中にもできるニキビ。
困ったなぁと頭を抱えたいところですが、同じニキビでも決定的な違いがあるんです!
それは、「ニキビ菌の種類」です。
顔ニキビのアクネ菌は、健康的な人の肌に備わっている皮膚を保護する良質な
菌なのですが、背中ニキビのマラセチア真菌は、なんと”カビの一種”なのです!
マラセチア真菌も、体にもともとある菌ではありますが、皮脂を好む性質を持つ
ため、皮脂の多い毛穴にどんどん繁殖していき、ニキビを悪化させます。
そして、マラセチア真菌はカビ菌なので、1度毛穴に入り込むと、抗生物質を
病院で処方してもらわないと治すことができない、悪質な菌なのです。
また、 かゆみや痛みを伴わないため、「いつの間にかニキビができている!」という事態がおきてしまいます。
「かゆくないし、痛くもない。放っといてもいいかな?」
と、放置している人はいませんか?
できてしまったニキビを放っておくと、次のようなことが起こります。
◯マラセチア真菌が増える
◯ニキビ跡になる
こうなる前に、自分で防げるのであればそうしたいですよね。
ここからは自分でできるケアと、病院で受けた方が良い治療の方法をご紹介します。
◯初期段階であれば治せる
◯背中専用のニキビケア
保険治療は3つあります。
◯塗り薬
◯内服薬・外用薬
◯面皰圧出
保険外治療は7つです。
自費治療を受けるニキビは、保険治療でも改善がみられなかったり、ニキビ跡に
なってしまっている場合になります。
ニキビ治療に特化した機械や薬剤を使用するので、高い効果が期待できます。
症状に合わせた様々な治療法があるので、医師と相談をして治療を選択しましょう。
◯ケミカルピーリング
◯イオン導入
◯レーザー治療
◯光治療
◯ホルモン治療
◯ダーマーローラー
◯プラセンタ注射
◯肌への負担が大きい
◯費用が高い
◯一定期間の通院
出典: diet-gariet.com
背中ニキビは厄介なカビ菌が原因のため、1度できてしまうと治療に時間と
費用がかかってしまいます。
そのため、予防がとても大事なのです!
背中ニキビの予防は、普段の生活習慣を整えること、清潔に保つことで簡単に
予防できるので、意識してみましょう!
具体的な予防法を7つ紹介します。
気づかないうちにできてしまっていることが多い背中ニキビ。
初期のニキビであれば自分でケアすることも可能ですが、気づいたらすぐに病院
でのニキビ治療をすることが、完治への近道です。
さまざまな治療法があるので、デメリットも知ったうえで、自分の症状に合わせた納得できる治療法を選択しましょう!
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