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【夏を目前に】お化けよりも人間の方が怖い!! 震えが止まらない実話を厳選公開!!【PART1】

目に見えないものは怖い。でも、目に見えるものは100倍怖い。
2016/07/08 UPDATE
 
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お化けや幽霊が怖いと感じる人は多いと思います。
それは、”誰もいないはずなのに感じる視線”や”出どころの分からない音が聞こえる”
”明らかに生きてはいない存在のものを見た”など、得体の知れない恐怖を感じる
からではないでしょうか。

夏を目前に、”本物の幽霊に会える場所”に肝試しに行こうという方や、
”本当に怖いお化け屋敷”に行こうと考えている方。

何もお化けや幽霊だけが、怖い存在ではありません。
自分と同じように生きている人間だって、何をするか分からない、いわば
”得体の知れない”存在ですよね?

そこで今回は、”人間が一番怖い”ということをテーマに厳選した怖い話を集めてみました。
震えるほどの恐怖をぜひご堪能ください。

友情のおまじない

藍花はいじめが原因で学校を転校する。
「早くたくさん友達を作って、家に呼んでね」と母に送り出される藍花。
しかし新しい学校のクラスメイト達は妙に態度がよそよそしく、なかなか話しかけてくれない。

その上、藍花の持ち物が盗まれたり、無言電話がかかってくるようになる。
藍花は「これはいじめでは」と思うが母を心配させたくなくて言い出せずにいた。
そんなある日、藍花は机や椅子に不気味な模様が書かれているのを見つける。
それは呪いのおまじないのようだった。ショックを受けた藍花はついに手首を切って自殺してしまう。

藍花の葬儀で「藍花さん、なぜ死んでしまったの」と号泣するクラスメイト達。
母は「あなた達が藍花をいじめて自殺に追い込んだんでしょう!あの子の日記に書いてあったわ!」とクラスメイト達に詰め寄る。
しかし事実はまったく違っていた。
クラスメイト達は可愛い藍花と仲良くなりたいと思っていたがそのきっかけがつかめず、
結果的に彼女を遠巻きにするような形になってしまっていた。
物を盗んだり無言電話をかけたのも藍花への憧れの気持ちからだった。
あの不気味な模様は、呪いのおまじないではなく友情のおまじないだった・・・。

一人、藍花の遺影に向かって語りかける母。
「お母さんね・・・昔、親友に友情のおまじないだと偽って不幸になるおまじないを教えた事があるの。
だって彼女の彼がほしかったから・・・。その彼があなたのお父さん。その報いなのかしらね・・・」



葬儀からの帰り。藍花のクラスメイト達が話しながら歩いている。
「ねえ、今回の事だけど藍花さんが誤解したのも無理は無いと思う。
あの友情のおまじない、後で調べたら本当は不幸になるおまじないだったの」
「そんな・・・!あのおまじないを最初に言い出したのは誰?」
「確か・・・先生ですよね」
女教師は冷たい微笑みを浮かべながら言った。
「そう。昔、親友から教わった友情のおまじないよ」

黒塗りの車

5年くらい前の話です。

友達のアパートに、借りていたDVDを返しに行きました(住宅街)。
そのアパートには、来客用の駐車スペースがなかったので、
歩いて5分ほど離れたコンビニで、
友人へのお礼がてらのお菓子やプリンなどを買って、

店員さんに、
「10分くらいで戻るので、車を停めていて良いですか?」と了承を得て、
友人のアパートへ向かいました。
歩いている最中に、黒塗りの車が近寄ってきて、
(私は左側の歩道、運転席は右側)
「○×という建物を知らないか?」と気かれました。
車内の音楽が大きい上に、
運転席の男性の声がカタコトの日本語で聞き取りにくかったので、
「すみません、聞こえませんでした。何処をお探しですか?」
と、助手席側のドアに近寄ったときに、
いきなり後部座席から、2人の男性が降りてきて、
私の後ろを囲むようにスタンバイして、1人が助手席のドアを開けようとしました。

そのとき、道沿いのマンション(ベランダが車道向け)の2階から、
「どうしました?大丈夫ですか?」と、大声で言ってくれた方がいらっしゃいました。
その声で、数軒のベランダから人が出てきてくれて、
「何が起こったの?」的な雰囲気になりました。
すると、男性達は急いで車に戻り、急発進で立ち去りました。

最初に話しかけられたときには、車内には運転手しかいないように見えました。
そう考えると、後部座席から出てきた男性達は、シートの下に屈んでいたのでしょう。
変な事(および人物)に関わることの多い人生の中で、
一番ギリギリだったと思われる事項です。

ひとりでかくれんぼ

おれが学生時代の話。

学校が終わった後、家に帰る前に近所の公園で一服するのが日課になっていた。
その公園にはいつも1人で遊んでる子供がいたんだ。
いつの間にかおれはその子と仲良くなってて、よくベンチでお喋りしてた。
その子は体にあざが多かったんだけど、木登りしてる姿を見掛ける事も
少なくなかったから、元気な子だなぁ位にしか思ってなかった。

ある日いつもの様にお喋りしていると、桃太郎の話を聞かせてくれた。
学校で習ったそうだ。習わなきゃ桃太郎を知らない世代に驚いた。
翌日。その子がいない。帰る時に茂みの陰に隠れているのを見つけた。

何してるの?

 かくれんぼ!

友達できたんだぁ、と少し嬉しくなった。
でもおかしかった。鬼らしい子が見当たらない。

鬼は誰なの?

 お母さん!暗くなると見付けてくれるんだ!

切なくなって、その日はそのまま帰った。
次の日もその次の日もその子は隠れていた。しびれを切らして声を掛ける。

お兄ちゃんが鬼やってあげようか?
お兄ちゃんは桃太郎!

?と思っていると、母親らしき人がやって来た。そしてその子の頭を掴んだ。
ブチブチと音がする。

お母さんが鬼なの!お兄ちゃんは桃太郎だよね?
お母さんが鬼なの!お兄ちゃんは桃太郎だよね?
血走った目でおれを睨みつける母親の顔は今でも忘れない。

ひとりかくれんぼも怖いけど、ひとりでかくれんぼをする子も怖いです。

じった

イサオさんは村の人気者。
泳ぎも走りも木登りも村一番。

じいさんと母親とイサオさんの3人暮らし。父親は炭鉱でなくなった。
働き盛りで亡くなった父親の代わりにじいさんと母親が働き、当然イサオさんも手伝っていた。

村でたちの悪い風邪が流行り、イサオさんも風邪をひいた。
運が悪かったのか、高熱が続き頭が痛む。耳も聞こえにくい。
今の時代なら恐らく中耳炎と診断されるだろうが医者自体が村にいない。
元気だったはずのイサオさん、こじらせて寝込んでしまった。
困ったのはじいさんと母親。いつまでも寝かせておくわけにもいかない。
2週間程あとにはじいさんと母親と一緒に働くイサオさんの姿が。
頭には黄色く染まった包帯が。耳から膿がでるそうだ。
908:本当にあった怖い名無し:2009/06/30(火) 16:49:59 ID:UMNjjfhUP
イサオさん大丈夫?近所の人から聞かれるようになる。
ぼんやりと空を見ている事が多いようだ。
包帯は、度々母親がかえてはいるようだか赤と黄色が混ざって汚れている。



道の真ん中を笑いながら歩くイサオさん。以前のように溌剌とした姿はない。
「じった、じった、じった」足をバタバタさせながら叫ぶイサオさん。目は虚ろ。
地団駄を踏んでる姿と叫び声から、村の皆はじったと呼ぶようになる。

泳ぎを教わる子供もおらず、じったは一人で村を歩く。
子供が五人村のはずれで遊んでいる。近づくじったを囃し立てる。

「じったじったじった」
「じったじったじった」
「じったじったじった」
「じったじったじった」
「ぎゃーーーー。」




じったが手に持った箸を子供の耳に突き刺した。
一人、二人、三人
走って家まで逃げかえる。

じったに近づく者は無くなった。
910:本当にあった怖い名無し:2009/06/30(火) 16:57:35 ID:UMNjjfhUP
おちも何もないけど祖母ちゃんから聞いた話
文章書くの苦手だから箇条書みたいになって読みにくいと思います。ごめん。

これがトラウマなのかうちの祖母ちゃんとがイヤホンとか補聴器とかを付けるのを嫌がる。
箸がなんか脳みそぎりぎりまできてた気がしたらしい。
子供達に怪我無かったから、本当にぎりぎりで箸をとめたみたい。

ヒャクセイ

自分的に死ぬかと思った話。
去年の夏休み、秋田のド田舎村に帰省したときの話です。
辺りは水田や畑ばかり。

大学で生物の研究をしてる私はカエルや蛭を探そうと猛暑の昼、水田へ向かった。
自転車で向かう途中、道のド真ん中にオッサンが倒れて手足をバタつかせていた。
日光浴かと思い近付くと笑っている、ひたすらゲラゲラ笑っている…、
涎を垂らし笑いながら手足をバタつかせている。

嫌なもん(知的障害者かと思った)見たと思い、帰宅しました。
その後、何故か村中騒ぎになった。
爺ちゃんが「その人はヒャクセイ(ヒャクショウ)に当てられて手遅れ」と言ってた。
炎天下の下、気が狂ったらしい。
死ぬ程怖かった。



965:本当にあった怖い名無し:2009/07/01(水) 22:49:13 ID:dpBbdyxh0
>>962 
くねくねの正体なのかもな。



985:961:2009/07/02(木) 12:04:38 ID:gLOkSZU/O
クネクネぐぐって調べました。
多分正体は熱射病などにより蜃気楼が怪物に見えてしまうものかと。
たださっき爺ちゃんに電話して聞いたら「ヒャクセイ(ヒャクショウ)とは昔飢饉で死んだ人の霊で、恨んでる人の畑に飢饉で死んだ人の亡骸を埋める嫌がらせ(流行ったらしい)」をした後、村人が畑、水田で霊を目撃し発狂してしまうそうです。
爺ちゃんが知ってる中で少なくとも7人発狂した人がいるらしいです。
精神病院送りになったり自殺した人もいるとのことです。

自首の理由

俺の親戚に元刑務官って人がいる。

俺の親戚に元刑務官って人がいる。
その人が言うには、刑務官の仕事って受刑者を監視する事じゃなくて、
受刑者に人の温かみを教えるのが本当の仕事らしい。
そんな叔父は時間があれば、受刑者の話を聞いていた。
話す内容のほとんどは、受刑者の犯した罪についてがダントツで自首した受刑者なんかは、
どうして自首するに至ったかを話すらしい。

その中でここの板に合う話があったので、投下します。

その受刑者をAとして話を進めます。
Aは元々は普通のサラリーマン。その彼が刑務所にいる理由は殺人。
殺害されたのはこの人の奥さんで、殺害後、
遺体の処理に困ったAは自宅の冷蔵庫にバラバラにした奥さんを保存していた。
会社から帰ってくると、冷蔵庫から身体を一部をだし、
肉は細かく切り骨はミキサーで粉々にして、部屋のトイレから流していった。
147:本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 01:06:49.50 ID:P79qXuLp0
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 14:08:01.27 ID:Q+BXy07+0
そんな日々が何日か続いて、身体のほとんどがトイレから流れていった。
最期に残ったのが頭部で、やはりこれを細かく刻むのに踏ん切りがつかなかったらしい。
頭部だけが冷蔵庫に残された状態が、何日か続いたある日、Aは夢を見た。
その夢の中で、殺した奥さんが部屋のテーブルに俯いて座っている。
かなり深く俯いてるらしく、表情は伺えない。

でも、テーブルに置かれた手がカタカタと左右に震えていた。
次第にその震えかたが素早くなっていき、爪が、そして指がテーブルの周りに飛散しはじめた。
みるみる内に肘から先がなくなり、ちぎれた腕からは真っ赤な血が迸り、
骨がカタカタのテーブルを叩いていた。

そこで目が覚めたAは全身を汗でべっとりと濡らし、あまりのショックに身動きが取れなかった。
ようやく落ち着き、リビングへと向かう。
すると冷蔵庫が少し開いておりそこから首だけの奥さんが睨みつけていた。
驚いたAは冷蔵庫と閉じ、扉をガムテープで閉じた。
148:本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 01:07:08.34 ID:P79qXuLp0
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 14:09:03.68 ID:Q+BXy07+0
この時にはまだAは自首を考えなかったらしい。

その日、冷蔵庫の中にある頭部の処理に手つかずのAは、
仕方が無く新しい冷蔵庫を購入することにした。
一人用の小さい冷蔵庫なので、店からの配達は頼まず持ち帰ったので、
ガムテープ付きの冷蔵庫の存在が公になることはなかった。

その日の夢も同じ場所で奥さんが座っていた。
違ったのは昨日の終わった時点から夢が始まっていること。
テーブルについている奥さんの腕からは真っ赤な血が滴っている。
今度は足が床を蹴っていた。その動きが激しくなり、床をける音も
ドン・ドン・ドン・ドン・ドンドンドンドン ドドドドドドドド!!

と激しくなっていく。
次第に床に血がにじみはじめ、足の肉が飛散しはじめる。
テーブルの上では、腕が振り回され血をまき散らしている。
Aの頬にも血が飛んでくるが、身動き一つ取れずにその光景をみている。
頭のなかでは「はやく目覚めてくれ」と叫んでいたが、夢が終わることがなかった。
149:本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 01:07:34.21 ID:P79qXuLp0
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 14:09:59.79 ID:Q+BXy07+0
部屋中に飛び散った血がいやらしく光っていた。
突然、四肢を動きを止めたと思うと俯いていた顔が少しずつ上がりはじめた。
垂れていた前髪が頬にへばりついていく。
髪の隙間からは、上目遣いでAを睨む目が見える。
顔が完全に上がったとき

「ああああぁぁぁぁぁぁぁっ、私の、からだを、返せぇぇぇぇぇぇぇ」

絶叫が響いた。

この声にAはようやく目を覚ますことができた。
やはり全身に汗をかいていた。
この時、Aは冷蔵庫にある頭部の処理をしようと腹をくくったらしい。
ベッドから飛び出し冷蔵庫の前に行くと、その気持ちが完全に消えた。
あれほど頑丈に止めていたガムテープが全て千切れ、
奥さんの頭部が冷蔵庫から転げ落ちていた。

その目は見開かれ、Aを睨みつけていた。
ここでAは逃げられないと観念したらしく、自首したそうだ。
叔父曰く「殺された方の無念はいつまでも生きてるもんだ」らしい。

友達の母親

かなり長い&語り口調なので、苦手な人は飛ばしてください。

中学一年生の頃、私(女)はいわゆる、ぼっちという奴だった。
完全に一人というわけではなくて、友達と普通に話したりはするけれど、
特定のグループには所属していない、準ぼっちの立ち位置。
話しかけられれば話すけど、自分から友達に歩み寄ることはなかった。

ぼっちの人なら分かるかもしれないけど、要は、他人に興味がなかったんだよね。
クラスメイトの名前も中々覚えられなくて、友達の噂についていけない。
誰が誰を好きだとか、ふーんそっかって感じで、中学に入っていきなり
皆がそんな話に夢中になるもんだから、話に入る余地がなくなった。
多分私だけ、まだ子供だったんだね。
流行りの携帯も私は持ってなくて、私は完全に”乗り遅れた”子だった。

私のクラスには一人、避けられてる女の子がいた。
別に性格が甚だしくアレとかそういうんじゃなかったんだけど、ちょっとお母さんが変な人でね。
良くない噂が広まって、体面社会の中学で彼女に近づく人はいなかった。
でも、さっき言ったとおり私はぼっちで噂に疎かったから、そんなこと全く知らなくて、
彼女に話しかけられた時も、普通に受け答えしていたんだ。

そしたら、だんだん彼女、私しか話し相手が居なくなったみたいで、
休み時間毎に私の机に来るようになった。
その頃には流石に私の耳にも彼女の噂は届いていたけれど、
私は普通に彼女の友達をしていた。
彼女にとっての友達が私だけだったように、私の友達も、彼女だけだったから。
彼女もきっと、それを感じて安心していたのだと思う。
208:本当にあった怖い名無し:2012/12/27(木) 22:34:29.73 ID:oAt9Z5nmI
彼女とはいろんなたわいない話をしたけれど、家族の話だけはしなかった。
多分、私も彼女も意図的に避けていたのだと思う。
私が彼女と仲良くなってからも、相変わらず彼女の母親の噂は耳に入ってきた。

夜中に家の近くを通ると奇声が聞こえる。
野良猫を捕まえて家の中に連れ込むのを見た。
新興宗教にどっぷりと浸かっている。
彼女に父親がいないのは母親が自殺に追いやったから。etc…

どれが本当でどれが尾ひれだったか、判断のしようはない。
もしかしたら根も葉もない噂ばかりかもしれない。
でも私は、そんな噂より、もっと恐ろしいものを彼女の家に見てしまった。
前置きが長くなったけど、私がそんな彼女と縁を切るきっかけとなった話をします。
夏休みが明けて間もないある日、彼女が風邪で学校を休んだ。
彼女が休むのは初めてで、久しぶりの話す人がいない学校での一日に、
私が変な懐かしさと少しの淋しさを覚えていると、ふと私の頭にある考えが浮かんだ。

彼女の家に、プリントを届けに行ってあげようと思ったんだ。
帰る方向が私とは逆の彼女には、本来、別のクラスメイトがプリント係に割り当てられる。不運にもその係に任命された男子は、快く私にその役を譲ってくれた。
「お前ら、仲良すぎ。できてんじゃねぇの」
男子はヘラヘラ笑ってたけど、内心、かなり安堵してたんじゃないだろうか。

先生から教えてもらった彼女の家に向かう途中、私はかなりドキドキしていた。
プリントを届けに行こうと思ったのは、ほんの軽い好奇心からだった。
彼女の家を見てみたい。まさか噂ほど酷い家ではないだろう、と。

しかしいざ行く段階になって、自分のした行為が、
彼女への裏切りに当たるのではないかと思えてきた。けして口には出さないけど、
彼女は家族のことを知られるのを嫌がっているに違いない。特に、私には。
後悔したけど、重要なプリントも有ったから捨てていくわけにもいかない。
届けに行くしかなかった。トボトボと歩き、彼女の家についた。

少し小さめの一軒家。少し古びてはいるけれど、街並みに溶け込む普通の家で、
私は少し自信を取り戻し、一呼吸置いてインターホンを押した。
二階の窓がガラッと開く。彼女だ。
彼女はびっくりした顔をして、その首を引っ込めた。続いて、階段を降りてくる音。
母親が出なかったことに私はホッとして、彼女が出てくるのを待った。
210:本当にあった怖い名無し:2012/12/27(木) 22:36:45.82 ID:oAt9Z5nmI
スーッ……ストン。
ふすまが開いて、閉まる音。

なんだろう?と思ったけど、直後にドアが開いて、彼女が出てきた。
風邪が治っていないのか、顔色が悪い。
「A(私)ちゃん、どうしたの?」
「これ、プリント預かったから」
彼女の声はハッキリとしていて、別に変な様子は無い。私は安心して、プリントを渡した。
早く元気になってねとかだの二言三言言葉を交わして、彼女は二階へと上がって行った。
何事もなくプリントを届けられたことにホッとして、私は帰ることにした。

彼女の家を去る時に、私はあることに気づく。
玄関の向かってすぐ左に当たる部屋のカーテンが開いている。
さっきの、ふすまの音の部屋?
そう思って、何気なく見た。
これがいけなかった。

畳の部屋の中心。小柄な女の人が、両手で何かを上に掲げ、フラフラと立っている。
丁度、電球を交換してるみたいに。
手に持ってるのは猫だった。
いや、もしかしたら犬?わからない、死んでるように見える。
何あれ?
急に怖くなって、私は一目散に駆け出した。
その時背中のほうで、カーテンが閉まる音を聞いた気がする。
211:本当にあった怖い名無し:2012/12/27(木) 22:37:36.20 ID:oAt9Z5nmI
翌日、彼女は学校にやってきた。
私は昨日見たものが気になって気になって、でも彼女に聞けるわけないし、悶々としていた。
彼女は普段通りで、私はもしかしたら本当に電球を交換してる
母親を見ただけかもと思い始めた。

そう思ってたら、休み時間、彼女がこんなことを言った。
「今日ね、お母さんまで風邪引いちゃって、うつしちゃったみたいなの。Aちゃんは大丈夫だった?」
間接的な話題だけど、彼女が母親のことを口にするのは初めてで驚いた。かなりの違和感。

そして、給食前の四時間目、彼女は倒れて保健室に連れてかれた。
かなり無理をして学校に来てたみたい。
そんな様子はなかったけど、彼女は38度近くまで熱が上がっていて、
実際はフラフラの状態だったらしい。
彼女は先生の心配を振り切って、一人歩いて帰って行った。
学校の近くだから大丈夫だと思うけど、私は心配で、
彼女のことを考えている内に、一つの嫌な考えが浮かんだ。
もしかして、無理をして学校に来たのは、学校を休むと私が家に来るから?
そう考えるとそうも思えてくる。彼女は今日母親の話をしていた。
あれはもしかして、私の気を何かから反らすため?
止せばいいのに嫌な考えは止まらなくて、考えれば考えるほどしっくりくるように思える。

昨日聞いたカーテンの音、あれはもしかして、
二階の窓から私を見ていた彼女が閉めたカーテンの音だったんじゃ…。
そんな疑問を抱きながらも、これまで通り私たちの仲は続いた。
あの女の人がなんだろうと、彼女は彼女だし、良い友達だと思っていた。
知られたくないなら追求はしない。それで良いのだし、その方が良いと思ったから。
212:本当にあった怖い名無し:2012/12/27(木) 22:38:30.26 ID:oAt9Z5nmI
ところが、12月に入ったある日、彼女がまた学校を休んだ。
先生によれば、また風邪だと言うこと。
クラスではもう私と彼女は仲良しカップルみたいに扱われていて
(この頃には彼女もほんの少し他の人とも話すようになっていて、以前ほどは避けられていなかった)、
当然のように先生にプリントを押し付けられた。

私は、嫌だな、嫌だな。
と思いながらも行かないわけにはいかず、前と同じようにトボトボ彼女の家へと言った。
ポストに入れちゃおうか。
彼女もその方が、喜ぶと思うし。
そんなことを考えてる内に、彼女の家に着いた。
玄関のドアの前。誰かがうずくまっている。
彼女だった。
「ちょっと、どうしたの?」
私はびっくりして声をかけた。
彼女があげた顔は青白く、私を見て薄く笑った。
「プリント、Aちゃんが届けに来ると思ったから…」
「いや、だからって」
「とにかく、ありがとう」
明らかにおかしい。何かを隠している。

彼女はプリントを私の手から奪い、玄関のドアを開けた。
と思ったら、急にプリントに口を抑えて、吐いた。
「大丈夫、大丈夫だから」
再びうずくまる彼女。手に持つプリントは戻したモノで汚れ、服にもいくらかかかっていた。
「大丈夫なわけないでしょ、いいからここにいなよ」
こうなると、もうつべこべ言ってられない。
私は玄関から顔をのぞかせて、彼女の母親を呼んだ。
213:本当にあった怖い名無し:2012/12/27(木) 22:39:41.84 ID:oAt9Z5nmI
「すいませーん、誰かいますかー?」
「お願い、Aちゃん。いいからやめて」
Aちゃんは涙目で言ったけど、私は突如湧き上がる謎の友情に燃えていた。
こんな状態の彼女をほっておけるわけがない。
母親がどんな人だって良いよ、友達なことには変わりないじゃない。って。

誰も出てこない。私は彼女の母親にイライラした。
こんな状態の彼女を残して、母親は何をしてるのか?
「ちょっと、家上がるよっ」
「だめっ」
彼女の制止も聞かず私は家に上がった。
「すいませーん!」
反応なし。
これはもう仕方ないと思い、とりあえず彼女の吐いたものを処理するため、
玄関から続く廊下のトイレらしきドアに向かった。拭くものを取りにいくためだ。
と、何かが聞こえる。廊下の左手、あのふすまの部屋からだ。
やっぱり、いるの?
怖いもの知らずモードの私は躊躇なくそのふすまを開けた。

結果として、その母親とみられるその女性は、いた。
前と同じポーズで。
やっぱり死んだ猫を掲げて。
でも、そんな異様なポーズがどうでもよくなるほど、さらに異様なものがその部屋にはあった。
私に気づきすらしない様子の母親。
その手に掲げる猫に誘導されて、私の目は天井へと向かった。
214:本当にあった怖い名無し:2012/12/27(木) 22:40:12.56 ID:oAt9Z5nmI
天井には、ひとつの大きな顔があった。
目。鼻。口。それだけ。
眉も、髪も無かった。まるで肉のお面が貼り付けてあるかのように、ピッタリと。
頭がクラクラした。急な自体に脳が追いつけず、
私は叫びも逃げもせず、それをじっくりと見てしまった。

作りもの?なに?
眉も髪もない顔は、男か女かすらわからない。
感情の無い目は、真っ直ぐと下を見つめていた。

それから目が離せないでいると、彼女の母親が私にトコトコと歩みよって来て、
「はい」
と普通の声で、猫の死骸を、私に差し出した。
それで私は限界だった。
声も出さず私は駆け出して、ドアを開けて玄関から外に出た。
外にいた彼女は私の顔を見て、全てを悟ったようだった。
「Aちゃん、ちがうの!アレは作り物でね、私のお母さん、おかしいの、お母さんがおかしいだけなの!」
彼女の声を背に、私は逃げた。

風邪で弱っている彼女を置いて。でもそんなことにもう構っていられなかった。
あれは作りものじゃない。
ふすまの部屋から逃げる直前、私はあの天井の顔が瞬きをするのを、見てしまったから。
216:本当にあった怖い名無し:2012/12/27(木) 23:25:57.41 ID:oAt9Z5nmI
そして次の日から、彼女は学校に来なくなった。
彼女に対する罪悪感もあったけど、当時はただただ恐ろしくて、私は忘れるように努めた。
それ以来、私は彼女を見ていない。

オチも無いですが、終わりです。
あの事件以来彼女との交友はぷっつりと途絶え、ほとんど何も分からぬままです。
あのふすまの部屋はなんなのか?
母親は猫の死骸を使って何をしていたのか?

ただ一つ風の噂で、彼女の父親は本当に死んでいたと言うことを聞きました。
今はどうか分かりませんが、当時は親切な叔父さんが近所に住んでいて、
彼女ら一家を気にかけてくれていたそうです。
彼女は今どうしているのか、今ではただ、それだけが気になります。

凍死した仲間を食べる

ロシア極東で4か月不明の2人、「仲間の遺体を食べた」 地元紙報道


【12月18日 AFP】ロシア極東サハ共和国の森林地帯で8月から行方不明になっていた男性2人に食人行為の疑いが浮上していた問題で、捜査当局は実際にそのような行為があったと見ているようだと地元紙が17日、報じた。
行方不明となっていた男性4人のうち、2人だけが11月に生還していた。
4人は8月、世界でも最も過酷な環境といわれる最果ての地、サハ共和国に釣りに出かけたまま行方が分からなくなっていたが、4か月が経過した11月になって30代の男性2人が発見された。
しかし残る2人の姿はなく、キャンプ跡から人間の遺体の一部とみられる肉片などが見つかったため、警察は殺人事件として捜査を開始した。この一件をめぐり、世間では2人が仲間を殺害して食べたのではとの噂が広まっていた。
2人への事情聴取が進む中、露タブロイド紙コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)は17日、1人が事情聴取で食人行為があったことを認めたと報じた。
ただし同紙や地元のニュースサイト「NVPress.ru」などが捜査当局の話として伝えたところによると、2人は仲間を殺害したのではなく、凍死した仲間1人の遺体を生き延びるために
数週間にわたって食べていたという。(c)AFP

パンク

携帯からで申し訳ないんだけど、紛れもない実話。

昔、当時の彼女と、同棲してた時の話。
同棲に至った成り行きは、彼女が、父親と大喧嘩して家出。
彼女の父親は大工の親方してる昔気質。
あまり面識はなかったが俺も内心びびりまくりの存在だった。
仕方ないから彼女と俺の有り金かき集めて、風呂無しぼろアパートで同棲。
しかし最悪のアパートで、ゴキブリは出るし、畳は湿気ですぐ腐るし、
上の階に住むバンドマン風の若者は、毎晩、大声で歌の練習するし、
隣に住む老人は薄気味悪いし、、、
まぁそんな最悪な環境にも、だんだん適応しながら同棲生活を送り、
俺は建築現場でバイト、彼女はカラオケボックスの夜勤で生計を立てていた。
住み始めて半年くらいして、変なことがおこり始めた。
ある朝、バイトに行くために、自転車に跨ったんだが、
違和感を覚えて、タイヤを確認すると、パンクしていた。
その日は歩いて仕事に行き、休日に、自転車屋に行って、修理してもらった。
その店でのパンクの修理はタイヤに穴が多い程、
金額が上乗せされるんだが、確か、5~6箇所は穴があいてたと思う。
自転車屋に、誰かのイタズラだろうね。って言われた。
クギか何かで刺したらしい。
それから、風呂無しアパートなんで、毎晩、彼女と近くの銭湯に通っていたんだが、
自転車の二人乗りで銭湯まで行って、風呂入って、また二人乗りで帰ってくる。
ある日の銭湯からの帰り、二人で銭湯の前に止めてある自転車まで来て、
サドルに座ると、また違和感が。案の定、パンクしてた。
後日、自転車屋さんに修理してもらうと、また凄い数の穴があいていた。
また別の日、彼女が自転車に乗って一人で夕飯の買い物に行った時も買い物中にパンク。
重い自転車を押して帰宅。
他にも、二ケツで駅まで行って、自転車を駐輪場に止め、
電車で遊びに行った時も、遊び終えて、駐輪場に戻るとパンク。いずれも、多数の穴。
そんな事が定期的に続き、パンク修理のしすぎで、タイヤがボコボコになってしまい、
買いかえ。最後の方はもう3台目くらいの自転車になってたかな。
自転車屋曰わく、タイヤごと外して新品のタイヤに変える作業に費用払うのと、
安い自転車買うのとでは、金額的にあまり変わらないって事だったんで、
タイヤがボコボコになって乗れなくなったら買いかえていた。
265: 本当にあった怖い名無し:2009/09/08(火) 07:28:01 ID:PG+tx3z6O
それにしても無差別のいたずらにしては被害に遭う回数が多すぎるし、
ストーキングでもしない限り、こんなに何度も何度も俺たちの自転車を狙えない。
俺も彼女もイラつきのピークだった。
二階のバンドマン、隣の部屋の薄気味悪い老人、誰もかれも疑って疑心暗鬼。
極めつけが、レンタカー借りて、二人で遠くまで旅行に行った帰り道での事。
高速道路のサービスエリアにあったレストランで夕食を食べた。
食べ終えて、車に乗り込み、、、ん?と、また違和感を覚えた。
何かこの車、傾いてない?お気に入り詳細を見る
車から降りて、恐る恐るタイヤを確認すると、右前後、二つのタイヤがパンク。
この時ばかりは、彼女も俺も、怒りよりも恐怖を覚えた。
犯人は、俺達の旅行の予定まで知っていて、タイヤをパンクさせる為に高速にまで乗る。
いったい、どんだけ恨まれてるんだよ俺達、と。
盗聴器を疑い、部屋中のコンセントを分解した事もあったが、それらしき物は何もなかった。
267: 本当にあった怖い名無し:2009/09/08(火) 07:31:39 ID:PG+tx3z6O
そんなある日、建築現場のバイト中に、俺は怪我をした。
不注意で、クギを思いっ切り踏んでしまって、病院へ。
クギが錆びていた可能性もあるって事で、結構な事態になってしまった。
家に帰り、彼女に一連の事を話した。
彼女は俺の傷を心配した後に、何かに気付いて急に暗い顔に。
しばらくして、暗い顔のまま言った。
君がもしタイヤだったらパンクしてたね、、、
俺もそれを聞いて初めて、この怪我と一連のパンクを結びつけた。それまで考えてもいなかった。
しかし万が一、俺の怪我も一連のパンクと関係あるとしたら、犯人はもはや人間ではないのでは?
そうなったらもう呪いや悪霊の類だ。
彼女は今にも泣きそうな顔をしてる。
「考えすぎだろ」と俺は言った。
言ったものの、内心、怖くて仕方なかった。
嫌な事ばかり考えてしまう。例えばこのぼろアパートが呪われてるのでは?とか。
けど、一番怖いのは、彼女に被害が及ぶ事。俺は今回、怪我をしたが、幸い彼女の身にはまだ何もない。
数週間考えて、話し合い、彼女は家出した実家へと戻る事になった。
一人で、このぼろアパートに住むのは怖かったが、俺の実家は遥か地方だし帰れない。
新しいアパートを借りる余裕もない。足の怪我で、ろくに仕事もできない。仕方なかった。
しかし、意外なことに、彼女が実家に帰ってから、なぜか自転車のパンクは全くなくなった。
同棲生活は終わっても彼女との交際は続いていたし、彼女も首を傾げていた。
それからは何事もなく月日が経っていったが、ある日、葬式があった。
彼女の父親の葬式。
その葬式の時に、彼女と彼女の母親と俺の三人で話す機会があり、その席で妙な話を聞いた。
死んだ父親は、俺の事を相当憎んでいたらしい。
大事な娘を奪った男という認識だったようだ。
彼の仕事は大工。大工という仕事は、木材にクギを打ち付ける機会が多い。
彼は俺への恨みを込めて、木材にクギを打ち込んでいたらしい。
わら人形にクギを打つように。
「そうすると、気分がスッキリするって、あの人、言ってたわ」
そう言って彼女の母親は笑った。

ブラックジョークのつもりだったのか?
彼の行動と自転車のパンクや俺の怪我に因果関係があるとは思えないが、
それを聞いてからは、彼の遺影を直視出来なかった。

トイレの先客

俺が実際に体験した話。

高校の修学旅行。

深夜2時を回ってみんなが寝静まった頃にトイレがしたくなった。

俺らの部屋は幸いにも共同トイレの真正面でいきやすかったんだが、廊下もトイレも真っ暗で恐がりの俺にはきつかった。

だから連れションをしよう、と思い誰かを起こすことにした。

けどみんな疲れててすごくうざがられた。

しょうがないので玄関を開け廊下の電気をつけ、トイレの電気をつけて、一番手前の小便器でした。

すると真後ろのドアが開き、振り向く間もなく出入口から消えた。

「あぁやっぱりうんことかは、この時間にするんだ」

と思って和んだ。

次の日。

帰りのバスで友達にそのことを話した。

するとなにか引っかかると言い出した。

それは電気。

真っ暗の中俺が電気をつけたのにションベンの最中、大便の所から人が出てくるはずない。

いや出てこれるわけがない。

でて来た奴が人だとすると、真っ暗の中トイレにいたことになる。

俺は友達から「作り話かよ」とか言われたが、真剣に気味悪くなったよ。

丑年の次男

二年ぐらい前にばあちゃんの弟が癌で亡くなった。
明るくて酒好きなおもしろいおじさんだったから、
亡くなったときはすごく悲しかった。
床屋やってて小さい時はよく髪切ってもらったし。

みんなそのおじさんのことを「ひでおじさん」って
呼んでて、ばーちゃんも他の親戚も「ひでお」って
呼んでたから、普通にひでおって名前って思ってた。

そしたら葬式で全然違う名前の看板出てんのw
「憲行」みたいな、漢字で漢字二文字読み四文字の名前。
何で?と思ってばーちゃんに聞いたら「ひでおは本当は
憲行(仮)っていう名前なんだよ」「丑年の次男だから」って。

全然意味が分かんなくて後でかーちゃんに聞いたら、
うちの田舎では丑年生まれの次男は家を潰すから、
一回近くの川の橋の下に捨てて、拾った人に名前を
付け直してもらうんだって。
ひでおじさんのひでおは拾った人の付けた名前なんだってさ。

ちなみにひでおじさんを拾った人はリアル捨て子だと思って、
ひいじいちゃんとひいばあちゃんが「丑年の次男なんで返して
ください」って取りに行ったら「うちは子供が欲しかったから
返したくない。男の子が駄目なら女の子をくれ」って言われて、
ばーちゃんの妹が養子に行ったw

つーか丑年の次男が家を潰すってなに?
誰か知ってる人いる?

自殺未遂

んじゃ俺のほんのり怖いというか不思議な話
数年前の夏、夜中にふらりとコンビニに行った。よくあることだ
当時の家とコンビニの途中は公園を通ると近道なんで、そこを通った

夜中にいちゃつくカップルもホームレスすらいない静かで地味な公園なんだが、
見つけてしまった
遊具の脇の木にぶら下がる首吊り
パニクって交番までダッシュ。お巡りさんを連れて再び公園へ
しかし公園には俺が確かに見たはずの首吊り死体は無くなっていた
いたのは俺が見たのと同じ場所で、木にロープ引っ掛けて、柵を足がかりにして、
ロープの輪っか掴んで、まさに今から吊ります!というポーズの女
あれ?さっき確かに首つってたよな?間違いなくぷらーんとしてたよな?
困惑する俺を置いてきぼりにお巡りさんは慌てて女を保護して交番へ連れて行った
結局女は未遂で、俺は女の首吊り準備中を見間違えたんだろうということに
でも俺は絶対に首吊り状態の女を見た
確かに首をロープでぶら下げて、両手両足ぷらーんとしてゆらゆらしてたお気に入り詳細を見る
俺はどこかで時空を超えて女を救ってしまったんだろうか
その後、その時の首吊り未遂女に命の恩人!運命の相手!
とストーカーされた話はほんのりどころじゃないので割愛
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