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2015年4月29日【ゴルゴ松本】「命の授業」出版!きっかけは...

ゴルゴ松本が出版したきっかけは。。。
2016/04/12 UPDATE
 
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出版のきっかけ

真面目なことしか書いておりません。もっとふざけたほうがよかったんじゃないか、と思う方もいらっしゃると思うんですけども、僕が48年間生きてきて、あ、日本てすげえな、日本語ってすげえな、日本人ってすごいぞ、ということに自分なりに感じて気づいたことを本にまとめさせていただきました。
まとめるきっかけは、少年院に行って慰問して講演してるっていうところがテレビに出たことで皆さんの知れるところになったんですが、もともとはゴルゴ塾といって、私の芸人の後輩達に叱咤激励する意味をこめて話していた話を少年院でしただけなんですね。
で、僕がどんな感じでやってるかっていうと、テレビでご覧になっていただいたと思うんですけども、あれはただの漢字の抜粋だけなので、その前後にもいっぱいあります。中もいっぱいあるんですが、そういうのを多少まとめておりますので、ぜひ読んでいただけたら幸いです。
出典: logmi.jp

日本語の言霊

最初の言葉です。昔は「ことのは」って言いました。なぜ、普段みなさん使ってる言葉、これ、わかりますよね、言う、ですからね。しかしこの葉っぱの葉、なぜだと思いますか。ここに意味があるんです。
葉っぱというのは、ちょっと前にも桜が咲きましたけど、桜の花がぱっと咲いて散った後、緑の葉っぱがぶわっと出てきますよね。それと季節を同じぐらいにして他の植物の木も緑をいっぱい生やしてくるんですね。
で、夏になってもっともっと緑を濃くして、いっぱい葉っぱを広げて、太陽、エネルギーを浴びて、秋になったら色付いて枯れます。紅葉して枯れていきます。で、冬は全部落ち葉として、栄養になっていきます。
しかしまた春になればまた花が咲いて葉っぱが出てきます。ということは常に毎年同じことを繰り返してるんですね。葉っぱというのは、夏場生い茂ってるときは酸素を出します。生き物に必要な酸素を出します。
葉っぱというのは繰り返し再生するっていう意味があります。で、言葉というのは言ったことは繰り返し再生しますよっていうことなんですね。だからみなさん「言霊」という言葉、聞いたことがあると思うんですけど、桑田さんの歌で「愛の言霊」っていう歌があるじゃないですか。これも言葉の魂で言霊。
これはみなさんご存知だと思いますけど、良いことを言えばよくなる。いいことが起こる。悪いこと言えば悪いことが現実に起こるよという、言葉の引き寄せの力です。
日本語には言霊というのがあります。それはもう普段の言葉、言の葉の中にあると。だから「口癖」ってあるでしょ、口の癖。無理。いやだ。できない。こう言っている人は間違いなく言霊が乗りますから、そういう状況が常に起きます。
口癖の癖、見てください。やまいだれです。一種の病気なんです。だから同じことを言うことで、病気になるということなんですね。口癖というのは。だから言葉はいいように言えば、そういう癖をつけたほうがいいわけです。
出典: logmi.jp

五十音の最初にあるもの

言葉のすごさ、日本語は言葉がやっぱりすごいです。僕は歴史をずーっと、日本人のルーツとか日本の歴史をずーっと調べていくうちに日本語のすごさに気づきまして。
なにがすごいって、みなさん、幼稚園に入るとき、小学校に入るときに文字を勉強します。どういう文字から勉強するかって言ったらひらがなですよね。最初に、あ、い、う、え、お、と五十音表を渡されて、それを書けるように覚えていきます。記憶していきます。暗記していきます。
このあいうえお、を母の音と書いてなんて言いますか。
ぼいんです。そうです、ぼいんです。多かれ少なかれボインばかりですね。昔のお母さんね。母の音なんですね、このあいうえお、っていうのは。これがすべて、あかさたなはまやらわ、っていくわけです。いきしちにひみいりゐ、って。あ段、い段、う段、え段、お段。そして最後が、わゐうゑを、となります。なかなかこのゐとゑは学校では教えてくれないですよ。私も三年目ぐらいでやっと書けるようになりました。普通に、「あいうえお」の「い」とか「え」を使ってましたよね。
さあ、五十音表。最初に日本人はこれを教えます。すべての「うえ」には「あい」があるよ。すごくないですか。母の音、母音で、あいうえおの中で、すべての五十音の言葉の上には愛があるよっていうのをまず教えるんです。それがあいうえお、なんです。
出典: logmi.jp

五十音の中に人生がある

五十音の中にずーっと人生があるんですよ。いろんな言葉の組み合わせで人生がきてます。言葉を発してきております。オギャーオギャーと喋った、泣いた後からずーっと、いろんな人生を歩んでいきます。
ずーっと、あかさたなはまやらわ、いきしちにひみいりゐ、たちつてと、なにぬねの、はひふへほ、まみむめも、らりるれろ、とずーっといって、わゐうゑを。で、最後、ここはなんですか、最後に。
「ん」なんです。愛で始まって最後は、日本語は「を」と「ん」で「恩」。感謝なんです。
愛で始まって、恩を感じて死んでいくんです。生まれたときは愛なんです。これは母親の愛なんです。すべての始まりは、女が台、始まり。男と女もお母さんから生まれます。女の人が土台をしっかりしてくれたら、男は一生懸命働くんです。
男という字は田んぼの力です。外で働けっていう意味です。力仕事一生懸命、汗水流してがんばりなさいっていうのが田んぼの力という字で男の意味なんです。
出典: logmi.jp

すべてのものへの感謝を忘れずに

すべての始まりは女性だよ。愛から始まって最後は恩で終わる。この恩が感謝です。感じたら謝るっていうことです。ありがとうございますって実は謝ってる意味も含まれてるんです。この漢字で、罪を謝るで謝罪という同じ漢字を使います。
感じたら謝る。罪を犯したら謝る。ごめんなさい。なぜ同じ文字なのか、ここに秘密があります。ごんべんに射ると書きます。言葉にバンと弓を射るように言葉に発しなさい、というのが射の音です。中国ではシエシエです。日本ではシャといって、これは「あやまる」という訓読みがあります。
感じたら、謝るんです。感謝なんですけど謝るんです。なぜ謝るかって言ったら、人間が生きるためにはいろんな命をいただいてるんです。植物、野菜もそうです。魚もそうです。お肉もそうです。すべて、命があるものを人間が食して食べることで命をつなげてきたんです。それに対するありがとうございますっていうお礼が含まれてるんです。
「いただきます」ってあるじゃないですか。普段ご飯食べるとき、いただきます。大きな声で言いなさいって教わりました。「いただきます」は本当は、「天地(あめつち)の恵み、命いただきます」っていう意味なんです。あめつちというのは天地、この空間上にすべてある、地球上にあるすべてのものの恵みをいただきます。
だから最初、カットしちゃってるんですね。ただ、「いただきます」という。で、そのいただきますの前には、命、恵みをいただきます。ありがとうございます。っていう意味があるんです。
例えば、「おはようございます」ってあるじゃないですか。おはようございます、あざーっす、ういーっすっていう挨拶。「おはようございます」も実は省略形で、「お早くお起きになりまして、ご健康おめでとうございます」とうのが、本来の日本語なんですね。
だけど、朝出会って、朝起き、早起きする人は多分健康なんですよ。4時、5時に目が覚める人って健康なんです。で、散歩行って、ぱっと出会ったら近所の人に、「あ、お早くお起きになりまして、ご健康おめでとうございます」と言うのは長ったらしくて、多分、時代とともに「これちょっと長いんじゃねえか」と。
毎回毎回、会う人会う人に「お早くお起きになりまして、ご健康おめでとうございます」「あ、お早くお起きになりまして、ご健康おめでとうございます」なんて言ってたら多分前に進めないですよね。会社遅れちゃいますよ。だから、おはようございます、ってなったんだと思うんですけれど。
出典: logmi.jp

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実は...「命」の授業 ・ゴルゴ松本を言葉で導いたのは石橋貴明

「TIM」のゴルゴ松本さん(48)。「日本語の五十音は“愛(あい)”から始まって“恩(をん)”でおわる」「“吐”くという字は口に±(プラスマイナス)と書きます。愚痴などマイナスのことを口にしなくなると、マイナスがなくなって夢が“叶”うんです」。著書「あっ!命の授業」(発売中)も出版し、まさに“文字の伝道師”ともなっていますが、人生の岐路で、自らを言葉の力で導いてくれた恩人が「とんねるず」の石橋貴明さんだと言います。
出典: thepage.jp
芸能界を目指すきっかけをもらい、実際にお会いしてからは、今にいたるまで、人生のターニングポイントとなる言葉をプレゼントしてくれる。それが石橋貴明さんなんです。

 僕の高校時代、ちょうど「とんねるず」さんがテレビでドーンと出てこられた時期だったんです。それまでは師匠に弟子入りしてお笑いの世界に入るのが一般的だったのに、師匠を持たず、学校の人気者がいきなりスターになった。その流れも鮮烈でしたし、特にタカさんは学校は違うものの、自分と同じ野球をやってらっしゃったということもあって、すごく特別な感じで見ていたんです。おこがましいですけど、何か自分と共鳴する部分があるというか。

 高校を卒業して、最初は相方のレッド吉田ともども役者を目指していたので、そこからお笑いを始めたのは僕が27歳、レッドが29歳。高校を卒業して18歳とか19歳で始める人が多い中、かなり遅いスタートだったんです。

 周りは自分たちよりずっと年下の先輩ばかり。なかなか先も見えない中、1~2年くらい経った時にフジテレビの番組の前説をやらせてもらえるようになったんです。元巨人の定岡正二さんの番組だったんですけど、そこで定岡さんから草野球に誘ってもらいまして。ありがたい話、僕もレッドも、元高校球児で甲子園に出ているということもあって。

 草野球があったのが神宮外苑の野球場。朝からそこで準備をしていると、フラフラと背の高い、いかり肩の人が歩いてきたんです。それが、タカさんとの出会いでした。定岡さんに誘われてタカさんも来られたんですけど、その頃はもう仕事がメチャメチャ忙しくなってて、当時32、33歳だったはずなんですけど、もう完全にスターでした。

 テレビで見ていたあこがれの人がいきなり目の前に来たので、そりゃ、もう、大緊張ですよ!!「あんまりジロジロ見ちゃいけない…」と思ったことは覚えてるんですけど、あまりにも緊張していたからか、その日の試合は勝ったのか、負けたのかすら、覚えてないんですよね。

 そして、試合の後、定岡さんに声をかけていただいて、定岡さん、タカさん、僕とレッドで近くの喫茶店でお茶をしたんです。そりゃね、説明するまでもないですけど、さらにガッチガチです(笑)。

 「野球やってたんだ!?」「えっ、甲子園出てるんだ!!いいよね。オレは帝京で1学年上と1学年下は出たんだけど、オレたちの学年は出られなかったんだよね」とか、気を使っていろいろ話しかけてくださるんですけど、こちらは返事しかできない。

 そして、さんざんタカさんが野球の話をしてくれて、そして、こちらはさんざん返事だけ(笑)した後に、まだ海のものとも山のものともつかない僕らに言ってくれたんです。「芸能界、一発逆転あるから。最後まであきらめないで頑張れよ」と。

 お笑いを始めたのが普通の流れから考えると10年ほど遅い。その時点でかなりのビハインドを背負っているわけです。「本当に、この道で合ってるんだろうか」。「いつか日の目を見る日はくるのか」。言いようのない不安や迷いが渦巻く中でもらったのがその言葉だったんです。

 “一発逆転”。もちろん、普通の生活の中でも使う言葉なんですけど、これって特に野球部でよく使う言葉なんですよね。「9回裏、ツーアウトでも一発逆転あるぞ」と。普通に「頑張れよ」と言ってくださっても、当然うれしかったと思うんですけど、僕もレッドもやっぱり野球部なんですよね。自分たちと同じ野球部出身のタカさんがその言葉を選んでエールをくださったことで、より一層、ガツンと響いたんです。燃えました。一気にスイッチが入りました。
出典: thepage.jp
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