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奄美のノネコを駆除…世界遺産登録のために犠牲になる600から1200匹の命!?

2018/04/19 UPDATE
 
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今、奄美大島のノネコが問題となっています

観光名所として有名な、九州の南に位置する自然豊かな島、奄美大島。

猫が多い島としても有名ですが、この猫が問題になっています。

奄美大島に生息している猫はノネコと呼ばれています。

一般的なノラネコと違い「人の手を借りずに生息している」猫たちです。

データによると、奄美大島の林間部には600~1200匹が生息していると言われています。

ノネコが希少動物を食らっている!?

ノネコは自分で食い扶持を得るために、他の生物の生態系を脅かしています。

これは弱肉強食ですが、その対象になっているのが

「アマミノクロウサギ」や「ケナガネズミ」といった国の特別天然記念物の命を奪っているのです。

このままでは絶滅しかねない!ということで、

環境庁は対処をしなければいけなくなりました。

実は奄美大島には外来種が多い

実は、奄美大島では過去にも外来種の大量繁殖が起きていました。

外来種というのは本来日本で生きていない生物が、

何らかの経路をたどって、日本での繁殖活動を広げて生態系を作り上げていることです。

ブラックバスやアメリカザリガニなどが有名ですね。

これにより生態系が脅かされることが多々あったのです。

フイリマングース

フイリマングースは本来、南アジアやインドシナ半島で生息していました。

熱帯の島々で生きていたんですね。

その後沖縄でのネズミやハブの駆逐のために導入されましたが、徐々に数が増え、

最終的に奄美大島でも放たれました。

それが他の生態系を脅かしています。

2022年をめどに、完全駆除をする予定だそうです。

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(ここで改ページします)

ニホンスッポン

ニホンスッポンは本来奄美大島では生息してはいません。

東アジア一帯やロシアに生息しているのですが、それが奄美大島へと流入してきました。

他のカメと違い、噛みつくとなかなか話さないので強力です。

ニホンスッポンの餌となっている淡水魚類や無脊椎動物などへの影響が心配されています。

アメリカハマグルマ

南米北部が原産の多年草です。

在来のハマグルマやキダチハマグルマとの交配が心配されるほか、

繁殖力が強くなると、他の生物が生育できなくなるなどの危険性もはらんでいます。

他にはホテイアオイという植物も危険視されています。

他にも外来種が多い!

他にも、ニホンイタチやヤギ、ニホンイノシシ、イノブタ、ブタ、

ハイイロゴケグモ、カダヤシ、ティラピア類、マツノザイゼンチョウ、

アフリカマイマイ、スクミリンゴガイ、オオキンケイギク、ボタンウキクサなどが危険視されています。

奄美大島の人々には、外来種と常に戦ってきた歴史があるのです。

僕たち、私たちにできることは?

ノネコが増えた原因は、人間が飼い猫を捨てたからです。

捨てられた飼い猫が繁殖して、これだけの数になったのです。

人の業、というわけですね。

あまりに増えすぎたため、年間300匹ほどの捕獲を計画しているそうです。

捕獲後、1週間をめどに飼い主を探し、見つからない場合は安楽死させてしまうのだとか。

無責任な飼い主の仕業だとして、その責任を島人のほうで撮らなければいけないのは不憫ですね……

詳しい内容についてはこちらでも取り上げてますので、読んでみてください。

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