大手スーパーのイオンで5月末から販売が始まった「ナイルティラピアの刺身」。
刺身といえば、マグロやサーモンといった赤身が不動の人気を誇っていますが、このナイルティラピア、味は鯛に似ているということですが、どういう魚なのでしょうか?
今後日本でも定番化するかもしれないナイルティラピアについての詳細についてご紹介していこうと思います。
大手スーパーのイオンで5月末から販売が始まった「ナイルティラピアの刺身」。
刺身といえば、マグロやサーモンといった赤身が不動の人気を誇っていますが、このナイルティラピア、味は鯛に似ているということですが、どういう魚なのでしょうか?
今後日本でも定番化するかもしれないナイルティラピアについての詳細についてご紹介していこうと思います。
スズキ目カワスズメ科に属し、いずみ鯛とも呼ばれているナイルティラピア。
もともとはアフリカや中近東が原産の外来淡水魚ですが、食用として世界各地の河川に流入され、生命力もが強く繁殖しやすいためかなり広範囲に分布しています。
日本では第2次世界大戦後に流入されて以降1980年代~90年代初めにかけて鹿児島県などで多く養殖がおこなわれていました。
味は真鯛に似ていて、1年ほどの養殖で出荷できるため鯛の半値ほどで安く提供できるということから「真鯛に代わる魚」と期待されていますが、肝心の味はどうなのでしょうか?
販売されているイオンに実際に行ってみると…。
かなり売れ残っている様子で、半額199円(税込み214円)という破格の安さ!
いずみ鯛とは書いてありますが『(ナイルティラピア)養殖解凍お刺身』という表記はあまり美味しそうには見えませんよね。(笑)
見た目はどことなく鯛に似ています…。
味は、鯛と比べると水っぽく旨味が薄い印象。
真鯛と比べるとやはりワンランク、もしくはツーランク落ちる味ですが、値段を考えればそれでも妥当かもしれないですね。
「焼いたら美味しかった」という声がありましたが、そのまま刺身としても食すよりも一工夫することでより美味しく頂けるようです。
【ティラピアの漬け丼】
水っぽさが気になる場合は、キッチンぺーパーで余分な水分をふき取り、醤油とごまダレを1:1で混ぜたタレに5分ほど漬けておくだけで格段に美味しくなるのだとか。
鯛とごまダレの相性の良さをティラピアにも応用したこの一品。
漬けにすることで身が引き締まるため、かなりおすすめです。
いかがでしたか?
もちろん味としては真鯛に劣るものの、値段はかなり魅力的で今後食卓に並ぶことが期待されるイオンの新商品・ナイルティラピア。
海外ではよく食べられている魚ですが、日本で根付くにはまだ時間がかかりそうです。
まずは、お刺身よりも塩焼きやソテー用の切り身で販売を始めた方が日本人にとっては合うかもしれないですね。
今後の動向にも注目が集まりそうです。
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