出典: i0.wp.com
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冬至(とうじ)は、二十四節気の第22。一年で最も昼が短く
北半球では太陽が1年で最も低い位置にきて、夜が一番長くなる日です。
古代の宗教では、冬至に太陽が死に、生まれ代わることで力を取り戻すと考えるものが多く
古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていました。
「一陽来復」の運を呼びこむ前に、厄払いするための禊(みそぎ)として身を清めました。
冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもありました。
端午の節供の菖蒲湯も同じです。
また、柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」に通じて縁起もよいため、
冬至には柚子となりました。
もちろん、柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、
果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。
さらに、芳香によるリラックス効果もありますから、元気に冬を越すためにも大いに役立ちます。
出典: calori.jp
冬至がゆは小豆を入れたおかゆのことで、小豆の赤が太陽を意味する魔除けの色で、
冬至に食べて厄祓いをします。かぼちゃは栄養豊富で長期保存がきくことから、冬の栄養補給になり、
冬至に食べると風邪や中風(脳血管疾患)にならないといわれています。
出典: oita-tomato.net
冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています。
にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん......など。
スーパーでも冬至の時期はこれらの食材をお勧めされていることが多いですね。
ん」のつくものを運盛り といって縁起をかついでいたのです。
かぼちゃは、なんきん!
運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあり、
土用の丑の日に「う」のつくものを食べて夏を乗りきるのに似ていますね。
また、「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、「ん」には一陽来復の願いが込められているのです。
βカロテンが多く含まれ、皮膚や粘膜を強くすることによって風邪を予防。
また、コレステロールが血管壁に沈着するのを防ぐことで動脈硬化や脳卒中を予防。
ビタミンCが豊富に含まれ、風邪を予防。
「れんこん」と同様の効果。
出典: calori.jp
水溶性食物繊維としてコレステロールの排泄を促進することで脳卒中を予防。
寒い季節はまだまだ続きますので
これらの食材を定期的に食べて乗り切りましょう!
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