SMAPの解散決定を受け、ファンの間では再び「世界に一つだけの花」の購買運動が起きている。解散が伝えられた14日、ネット通販大手のアマゾンにおけるCDパッケージの音楽ランキングで、同曲が再び2位に浮上した。9月にデビュー25周年を迎えるのを控え、ツイッターなどでは、売上300万枚を達成させることでせめて花を添えようとの動きが広がっている。
13日に一部のメディアが「SMAP解散」と伝え、翌日未明にスポーツ紙各紙がまず電子版でその事実を報じ、所属するジャニーズ事務所も公式サイトで今年いっぱいの解散を発表。その日の朝、各紙が新聞が大体的に報道した。
1月の解散騒動からメンバーの謝罪等を受け、一時は収束に向かっていたと思われたが、事務所とメンバーが協議を重ねていくなかで、メンバーの一部から「今の5人の状況ではグループ活動をすることは難しい」との要望を受けてグループでの活動は難しいと判断し、今回の結論に至ったという。
13日の報道の時点では「そんなことはない」との声がネット上に溢れていたが、事務所からの解散発表という現実を突き付けられ、ファンの間で落胆の色が広がった。ツイッターなどには「残念」「なんで」「悔しい」という声が挙がり、なかには、せめてデビュー25周年を「最高の花束を贈って祝おう」と、「世界に一つだけの花」の購買を呼び掛ける声もあった。
「世界に一つだけの花」は、解散騒動の最中も、グループ存続を願うファンによる働きかけで購買運動が起きた。騒動が持ち上がった今年1月には、オリコン週間シングルランキングで圏外から75位にランクアップし、10年ぶりトップ100入りを果たした。その運動は以降も続けられ、5月2日付オリコン週間シングルランキングでは30位に。累積売上は268万6000枚となった。
ファンの間には、この累積売上の300万枚を達成させたいという思いもあるようで、「SMAP25周年に300万枚の花束を」というハッシュタグも拡散されている。一方、25周年記念コンサート開催を期待していたファンのなかには、同曲がコンサート等で聴けなくなることに悔しさを滲ませ、せめてCDで聴くというスタンスもみせている。
SMAPの楽曲においては、今月初めにも、2006年に発売されたSMAPの40枚目シングルで、表題曲がTBSリオオリンピック2016テーマソングに起用されている「ありがとう」がオリコン10位にランクイン。一部のファンの間で5日から11日の1週間を「『ありがとう』購買運動強化週間」と位置付けていたようだ。
SMAPの解散騒動をきっかけに、ファンの間で盛り上がっている「『世界に一つだけの花』購買運動」。1月の騒動勃発時にグループの存続などを求めるファンが「トリプルミリオン(300万枚)を目指そう」と乗り出したことから広まったが、この動きは活動続行が決まった現在でも行われている。そんな中、メンバーの稲垣吾郎がこうした購買運動について自身のラジオで言及した。
同曲は2003年3月にリリースされ、SMAPにとって初のダブルミリオンを記録した作品。グループ単体だけでなくジャニーズ事務所内でも最大のヒットとなり、解散騒動ではファンがSMAPの存在意義を主張するかのようにCDの購入を呼びかけた。その動きから、2月1日付のオリコン週間シングルランキングに3位でランクインし、12年ぶりのトップ3入りを果たしたことも話題になった。
“図書館戦争で好きになった、カミツレの花
〝苦難の中の力〟
今のSMAPファンに似合うんじゃないかな??
悲しい、悔しいのに、SMAPのためにCD買ったりしてる。カッコイイよ
#SMAP解散
#SMAP25周年に300万枚の花束を”
“ほんの僅かでも、この声がSMAPに届くといいな
#SMAP25周年に300万枚の花束を”
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