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500円硬貨には仕掛けがあった!?偽造防止の技術がすばらしい!!

2018/07/18 UPDATE
 
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500円硬貨には秘密があった!

普段当たり前に、何気なく使っている500円硬貨。

2000年に発行を開始した新硬貨はこれまでの白銅製からニッケル黄銅製となり、これにより電気伝導率などが変わるため、機械での偽造硬貨の検出が容易になりました。

しかし、新硬貨には偽造防止のために他にも様々な仕掛けがされているのをご存知ですか?

今回はそんな500円硬貨の秘密に迫りたいと思います!

偽造防止に力を入れた新硬貨!

最近ではすっかり目にすることのなくなった旧500円硬貨。

新硬貨との見た目の変化で分かりやすいのがまず外周。

旧硬貨には「◆NIPPON◆500◆」の文字が繰り返し刻印されていましたが、新硬貨では世界の硬貨でも極めて珍しい斜めのギザギザ(ギザ数は181)が入れられています。

また、新硬貨の表の「日本国」「五百円」の背景部分が凸になっており、偽造防止としてそこに髪の毛より細い微細線が施されています。

そして、裏面に様々な角度から光を当ててみると、500の数字の0の中に「500円」という文字が浮かび上がります。

さらに驚くことに、その「5」の数字をよく見てみると、肉眼でやっと捉える事の出来る程の小さな文字で「N」と彫られているではありませんか!

「NIPPON」のアルファベットは、同じく表面にも各所に刻印されています。

(ここで改ページします)

このように、500円硬貨は他の額面硬貨とくらべ、加工に高度な技術を用いているのです。

500ウォン硬貨事件をきっかけに一新!

日本では、1990年代後半から韓国の500ウォン硬貨を変造した硬貨を悪用する事件が多発しました。

材質や大きさが同じだったため、500ウォン硬貨を僅かに削ったり、ドリルなどで穴を空け質量を減らすことで、自動販売機で500円硬貨として通用させることができたのです。

そしてその後、偽造防止の技術が進み現在の新硬貨になりました。

日本の造幣局の加工技術はどれも素晴らしいものばかりでしたね。

皆さんもぜひ、お手元の500円硬貨をチェックしてみてください!

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