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野党覚悟の国会ボイコット!!その結果をご覧ください・・・

2018/05/08 UPDATE
 
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ボイコット戦術

労働者と使用者の間では、デモや春闘、ボイコット、ストライキといった団体交渉が行われることがあります。

使用者は労働者の労働力を金銭で買っているわけですが、完全に替えのきかない人材というのもそうそういませんから、どうしても労働者側の立場が弱くなる。

そこで労働者が団結することによって集団の力で使用者に対抗するというのが、団体交渉であるわけです。

ここで重要となる点の一つは、労働者側が団結することで、「いなくなられては困る存在」となることです。

さて、これらと同じように、国会で与党と対決する姿勢を見せた野党も「ボイコット」戦術を選択したわけですが……?

麻生大臣への辞任要求

財務省における福田前事務次官のセクハラ疑惑に関し、野党は財務大臣である麻生太郎氏への辞任要求を突きつけました。

これに対して、安倍総理は麻生大臣を辞任させるという考えはない、と断言。

もう野党に配慮する必要はない、という旨まで表明しました。

こうして野党不在のまま集中審議が行われ……

法案はどんどん可決されていくようにも見込まれます。

(ここで改ページします)

「ズル休み」と言われて

これでは対抗できないまま国会をただ休んだだけ。

メディアにはこのように書かれる始末です。

官僚を呼んでヒアリングを行いますが、麻生大臣の辞任とは直接関係がなく、野党は厳しい局面に立たされていると言えるでしょう。

国会ボイコットの有効性

法案が有効なものとして決議されるには、定足数を満たす必要があります。

この定足数とは、憲法に定められており、委員会で半数、本議会で3分の1以上です。

与党だけでそれを満たすなら、法案決議は問題なく有効に行えるわけです。

つまり、定足数を割らない野党がいかに国会をボイコットしてもまったくの無意味と言わざるを得ず、ボイコット戦術は失敗だったと言えましょう。

国会とは議論をする場なのですから、少なくとも「反対だから出席しない、議論にも参加しない」というのは許されないのではないでしょうか。

もう一度議員の議員たる意味を考え直していただきたいものです。

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