さくさく

私がまだまだ新米看護師だった頃。
夜中の巡回中にトイレから変な音がするから覗きに行った。
サクサク
サクサク
何かにかぶりついてるような音がする。
当時の病棟は内分泌内科だったから糖尿で食事制限をしている人がたくさんいて、
こっそりおやつ食べちゃうような患者さんも少なくなかった。
だからその時もてっきり患者さんが隠れて果物でも食べてるのかと思って見てみたら、
小便用の便器の前で、患者さんが自分の腹に果物ナイフをサクサク突き刺してた。
死にたかったらしい。

予兆

何年も前に他板にあった話だけど、作家の向田邦子は飛行機事故で亡くなったじゃない。
実は彼女が台湾に行くちょっと前に三国連太郎が都内で彼女に偶然遭遇したんだって。
向田邦子が今度台湾に遊びに行くというので、三国連太郎はなら気をつけてといって別れた。

三国連太郎が数歩歩いて何気なく振り返ったら、向田邦子の後姿が見えるけど、なんか変だと思った。
よーく目をこらしてみてみると、どんどん遠のいていく向田邦子の後姿に足がなかったそうだ。

被災地にて

仕事で宮城県内を廻った人が現地の人から最近聞いた話を書いたブログから抜粋


・ある人が夜中に町道を走っていると道路に4~5人のグループが立っていて
 こちらに向かって手を振っている。
 車を止めて話を聞いてみると「自分たちは死んでしまったんだろうか?
 それが分からない、家まで乗せて行って貰えないだろうか?」との事。
 ゾッとして辺りを見回すと道路の脇には津波で廃車になった車の置き場があった。


・津波の現場に写真を撮りに行った男性が写真を撮った直後に背中に重いものを
 感じた。
 それから数日後、不意に肉が食べたくなった。
 普段はそんな事が無いので変だなと思っていたがそれからは自分の意思ではない
 何者かに指示されているような感覚になってしまった。
 当時は花火大会が自粛されてたのだが隣町で花火大会が行われる事を知った瞬間
 無性に花火が見たくなって仕方なくその花火大会を見に行った。
 花火を見上げているとすっと肩の荷が下りたような感覚に襲われそれからは
 誰かに指示されてるような衝動が消えてしまった。

・震災で18才の娘と自分の母親を亡くした女性の話。
 生き残った息子が仏壇のある部屋でゲームをしていると何か変な物音が聞こえる。
 息子に聞いてみるとずっと前からその物音は聞こえていたそうなんだが
 息子に聞くと天井裏をバタバタと駆け回ったり、足をすりながら歩く足音が
 よく聞こえるという。


・タクシー運転手に聞いた話
 夜中にタクシーを停めていると一人の女性が近寄ってきてこういったらしい。
 「私は生きているのか死んでいるのか分からない、乗せて貰ってもいいか」
 運転手がその女性を乗せて走り始め、しばらくして後を振り向くと誰もいなかった。

つじつまが合う

うちの庭。
よく旦那が「誰かたってる!」とかほざいてる庭です。
あとご近所で、変な人が庭にいたわよって変質者出没情報がたまに出る庭です。
うちの犬はよく威嚇してますね、空間に。
私は全く見た事ないんですけど。

まあ、その時冬だったんでチューリップでも植えるかと思って植えたんですよ。
ちゃんと花壇作って、球根も植えて、後は春になるのを待つだけ。
で、春になって出てきた訳ですよ、芽が。
おー芽可愛いなー元気に育てよーって毎朝眺めていたんですけど。
花が咲いてぞくっとしましたね。

1列に植えたチューリップの花がね、何かを避けるかのように斜めって咲いてたんです。
何か?がいる場所に植た球根は芽も出していませんでした。
見えない何かがいるの?って思ったら怖くなって。
そのまんまにしてたらまた冬がきて、で春近くに芽が出る訳ですよ。
今年はね、ちゃんと咲いたんですよ!
あれは心霊現象なんかじゃない、ってそう思ってたんです。
でもある時旦那が「誰かが玄関前に立ってた。。。」と顔を青くして言うんです。
近所の人に一度警察に連絡されちゃって、「不審者がいるとの情報を受けて」と若い警察官の方にきてもらってしまいました。

近づいて、きている?

逆恨み

爺ちゃんは当時すごい田舎の山村に住んでて
村にはあまり評判のよくない医者が一軒しかなかった
それで爺ちゃんの知り合いの年配の男性が盲腸になって
しかたなくその医者に手術してもらったんだけど
膿の処置が悪かったとかで腹膜炎を起こしてしまったんだ
これは市の病院に運んで腸を出して洗うしかないということになったが
真冬で豪雪地帯なのでバスは動かないし鉄道は最初からない

けれど運のいいことに、たまたま村に陸軍の部隊が駐屯していて
事情を話したら馬そりにのせて市まで運んでもらえることになった
それで鎮痛剤を打って毛布でくるんでそりにのせたんだけど
ものすごい苦しみようで、のたうち回るようにして毛布をひっぺがしてしまう
それですごく村の医者を恨んで悪口を言い続けていたという
医者がちゃんと処置してればこうはならなかったのにっていう
逆恨みに近いものだったらしい

あまり暴れるんで道中看護兵が一人その人について様子を見てくれてたんだけど
とうとう行軍中の夕方に亡くなってしまった
これはその看護兵がきちんと死を確認して間違いはなかったらしい
それでもう病院に運ぶ必要もないからということで
途中の民家に遺体を置かせてもらい村から人を出してその人の家に戻すことになった
そこで民家の人に事情を話して毛布にくるんだまま
戸板にのせて馬小屋に寝かせて置いた

そして朝になってその家の人がお線香をあげようとしたら
毛布ばかりで遺体がなくなってた
どこで見つかったかというと村の手術した医者の家の前
カチカチに凍りついた状態で両目を見開いたまま
医者の玄関前の雪の中につっ立った状態で死んでた
戸をあけてすぐにそれを見てしまった医者は仰天して腰をぬかしたらしい
それが元になったのかはわからないけど、その医者も一年たたないうちに心臓病で亡くなった

上に書いたように看護兵がその人の死を確認しているし
そもそも豪雪の中を夜から朝にかけて歩いてもとうていたどりつける距離ではなかったって
爺ちゃんは強調してた
それから後日談と言えるかわからないけど
その村はずっと無医村の状態が続いていて
村の診療所にいくら新しい医者を迎えても、みな一年くらいでやめてしまうんだそうだ

かくれんぼ


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yuzupiyowo

馬刺しを愛すお洒落なひよこです。

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